田中芳樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
13巻が出たのが2003年6月である。16年ぶりの新刊。
読み始めたのは10代の頃なのに気がつけばアラフォーとなってしまった読者だが、進学就職引越しなどを経て既刊を手放してしまい、さすがに大雑把な筋以外は覚えていない。講談社はこれを機に既刊を書店に並べて欲しい。かなりの読者が13巻までの細かな内容を忘却していると察する。
そんな状態ではあるが14巻は一気に読んだ。大筋は覚えているので細かいところは細い記憶の糸を辿ることになるが、大きな物語の流れは変わらず、「人類の敵」竜堂四兄弟が様々な敵と闘い、ぶっ壊しまくる。
忘れたくても忘れられない征夷大将軍「なっちゃん」こと小早川奈津子も健在である。作者、絶対あのキャラ書くの楽しんでるだろ。そうとしか思えない筆致である。この物語の中で一番無敵なのが小早川奈津子その人である。
なぜかそのなっちゃんと京都で幕府を開いた四兄弟が、迫りくる機動隊やらアメリカ軍やらと闘い、そして牛種とまたも相見える。
彼らの闘いの姿勢は、どれほど年月が経っても変わらない。「自分たちの平穏な生活を害する者は倒す」。そして「自分たちが嫌なものはぶっ潰す」。相変わらず正義を振りかざさず、それぞれの形で闘う四兄弟は、こんなこと言ってはなんだがやはり微笑ましい。
1巻は1987年刊行なので、昭和、平成、令和という時代を超えて30年以上続く(というか刊行ペースが空きすぎな)創竜伝だが、やはり時代設定を揃えるより現代社会を重視したのかスマホ、SNS、ネット、ドローン、GPSなど頻出である。このシリーズは社会風刺小説的一面もあるので、時代の齟齬には目を瞑ってね、ということでよいのだろう。
16年空いても変わらぬスタンス、衰えぬ筆致に満足です。
そして物語は急速に完結に向けて動いていく。作者、完結する気あったんだな...(あとがきでも四兄弟が揶揄している)。ともあれ15巻は2020年発売予定だそうだ。予定通り刊行されますように(祈)。 -
購入済み
時代の流れか
ゲゲゲの鬼太郎デタラメ英語ver.がまるっと削除されてて残念。
Let’s sing everybody ge ge ge no ge! -
マヴァール年代記(合本版)
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ王都奪還に向け、人を集め、着々と準備を進めるアルスラーン軍。
しかし、仲間同士の衝突が起きてしまい…。
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前巻がそこで終わるのか、と思っていたら予想外の展開に。
殿下と一緒にえっ、えっ、となったよ。
束の間といえ、ちょっと寂しい。
殿下は巻を重ねる毎にきりっとしてきた。
まだアタフタしている時はあるけれど、肝心なところではきりっとしてきた。
ルシタニア討伐、いよいよ。
ギスカールは何だかんだキレ者。
そこがまた面白い。
次の巻は11月…やった、年内だ!あ、半年後だ…待ち遠し過ぎて。
物語もまだまだ先は長い~。
時間はかかっても原作と同じく最後まで描くのかなぁ。
コミックを待つ間に原作に手をだすべきか悩んでいる。 -
ネタバレ 購入済み
目標があるうちはまだ頑張れた…
どうやってパルスを取り戻すのかは忘れましたが
パパ王はアルスラーンのことをどう思っているのか?
いっそ原作買いなおそうか(既読だけに悔しい)、
このままコミックスで刮目して続きを待つのが正解か?
おしえてえらいひと。 -
Posted by ブクログ
ポルタ・ニグレ終幕とペルー海峡攻防戦。
エゴン・ラウドルップの夢の終わりの3巻。
ペルー海峡攻防戦での連合軍の内輪もめ。結局のところ、無私に徹する、自己犠牲の極みなんてことはできないもので。大義名分は、欲望を隠すための風呂敷でしかないのだなぁ、としみじみ。この戦いでAAA、ギルフォード、クルガンたちの偽悪ぶりが、作者の風味が存分に出ていると思います。
それでも、口に出すことのできる彼らはまだマシなほうで。一番かわいそうなのは、彼らの対比とされた部隊司令官だったりするよなぁ。きっと、その中にもAAAたちと同じように感じている人間も多くいただろうに。立場や実績、そして個人の性格によって任務に忠実であることを選ぶしかなかったんだろうなぁ、と無駄に感情移入してしまう。
勇気で戦車が動かないことぐらい、誰だって知ってるさ。でも、言うしかないだろう。こんな状況じゃあさあ。
っていうのを飲み込んでいる、飲み込まざるを得ない悲哀。
そして、悲しみを飲み込み抱え続けたギュンター・ノルト。悲願が達成され、楽園へと旅立つはずだった彼の目の前に現れた景色は、無自覚な奴隷の脅迫による栄光。
後味の悪さが残るペルー海峡線。
というか、七都市物語だけでないけど、田中芳樹は勝者の栄光という絢爛豪華なタペストリーを、必ず裏から見るよなぁ。七都市物語は、より顕著な気がするなぁ。