鶴田謙二のレビュー一覧

  • モモ艦長の秘密基地 1巻

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    こういう人におすすめの本です。

    1.とにかく鶴田謙二氏のファン
    2.やっぱり猫が好きな人
    3.ハダカの女の子が登場すると嬉しい人

     ストーリーは気にしないというか、あてにしない(?)ようにしましょう。あと、表紙カバーをとって眺めてみましょう。隠し味が…

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    2022年04月13日
  • おもいでエマノン

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    読んだのは1983年刊の単行本。

    【感想】
    ・長年気になっていた作品をようやく手にした。
    ・鶴田謙二さんのファンなので彼の絵がカバーの文庫本をと思ったのだが最初の形で読みたくもあったので単行本を。カバー絵は新井苑子さん。一九八三年、まだ活版印刷の時代。本って感じがする。
    ・今となってはちょっぴり古くさい感じはする。
    ・「キノの旅」の原型って感じもある。
    ・三十年前に読んでたら耽溺してたかも。

    【一行目】一九百六十七年といえばジェミニ計画が一段落した翌年で、まだアポロも月に着陸していなかった。

    【内容】
    ・地球に生命が誕生してから現在までの記憶を持っているエマノンと、彼女に惹かれた男たちのせつないお話。
    ・不死者譚もののバリエーションのひとつと言える。
    ・大型フェリーでエマノンと出会った青年。
    ・事故でケガをしエマノンから輸血を受けた少年。
    ・記憶を失ったエマノンと結婚した男。
    ・人類を超えた能力を持つ少年。
    ・vsコンピュータ異星人。
    ・超能力者コンビ。
    ・放送局のアナウンサーと石油備蓄基地建設予定地にはえてきている植物たち。

    ▼エマノンについての簡単なメモ

    【アイオン】エマノンと同じくすべての記憶をもっている植物。「永遠の時」という意。エマノンの知り合い。
    【猪部一雄】肥乃国日報文化部芸能欄担当の記者。裏のない性格で飄々としている。
    【エド】サンデイの夫、トミーの父。
    【エマノン】だいたい粗編みのセーターとジーンズを身に付けナップザックを背負っている若い女。《私は地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶しているのよ》「おもいでエマノン」p.18。そして記憶の重みにうんざりしている。昭和二十五年生まれ。最初の話の時点で十七歳。娘が生まれたら記憶は娘に受け継がれ元のエマノンには残らない。
    【エマノンの名前】no nameの逆さ読みらしい。
    【邑上】九肥放送のVTR編集室勤務。大柄で繊細さとズボラが同居している男。「ワイドおはよう列島」というキー局発信の番組で鉈地英子と組むことになった。
    【学生】名前はわからない。最初のエピソードでエマノンと出会った青年。SFが好き。ずっと後にエマノンと再会するが。
    【片岡雅子】九肥放送のアナウンザーだったがある日突然マイクの前でしゃべれなくなって今は資料室勤務。
    【神月潮一郎】初めてエマノンと会ったときどういう者であるかをを看破した傲慢で酷薄な高校生。わかってしまう能力とケガをしてもすぐ治る肉体を持っている。
    【ガリオン】コンピュータ。意志が感じられる。
    【記憶の引き継ぎ】娘が生まれたらその娘に記憶は移行してしまい母には残らない。ということは「生命の記憶」そのものがエマノンという存在なのだろう。
    【傷つける】《本質的に彼女には、決定的に他人を傷つけることができないのだ。》「とまどいマクトゥーヴ」p.119
    【サンディ・ペイジ】新しい人生を送ろうとしている女。トミーという息子がいる。
    【晶一】セラピーにかかっている瞳の大きな少年。出生前の記憶を持っている。両親が死んだ交通事故のときエマノンから輸血を受けた。《でも、晶一くんはほしになったんだわ。願いがなかったじゃない。》「さかしまエングラム」p.60。
    【ダウジング】エマノン特殊能力のひとつ。道具なしでダウジングできる。砂漠で水を見つけるのも簡単!
    【田口】セラピスト。晶一を治療している。
    【旅】《エマノンは記憶の原初からずっと、旅を続けているのだった。理由など見当たるはずもなかった。そらはエマノンにとって本能なのだ。》「とまどいマクトゥーヴ」p.120
    【丹下丈二】創業以来九肥放送勤務していたが取材中の事故で退職したらしい老人。今は酒びたりの日々。
    【ツチノコ】美郷健が高校教諭をしていたころのアダ名。ツチノコに似ているからとか。今はJ・K・インダストリィ傘下の企業をやっている。
    【トミー・ペイジ】サンディの息子。
    【鉈地英子】ローカル局、九肥放送報道局のアナウンサー。天草に行く途中のバスでエマノンと出会う。エマノンと同じE・Nというイニシャル。
    【ヒデノブ】予知能力者。ヨシフミと組んでいる。未来に起こることが全て書かれている一冊の本を持っている感じで読めばなんでもわかるが、決定された運命を自分がなぞるだけだと悟りヒデノブはなるべく読まないようにしている。エマノンとは真逆の方向の能力者。
    【古橋】東阪石油の備蓄基地建設のための駐在員。いろいろ苦労している。
    【フレデリック・F・フリードマン】サンデイの父、トミーの祖父。〝狂気の3F(ルナティック・スリーエフ)〟と呼ばれた有名な研究者。宇宙生物学を研究していた。ガリオン・ラボを開いた。
    【マクトゥーヴ】「運命づけられたもの」とか「予定されたもの」といった意味。神月潮一郎が自分のことをそう評した。
    【ヨシフミ】精神感応力者。元暴走族だがケガをしてオートバイの運転ができなくなり今はヒデノブと組んでいる。
    【良三】五十間近の男。フリーのシナリオライター。1973年に記憶を失ったエマノン(荏麻/えま)に会い結婚した。その娘が荏衣子(えいこ)。
    【歴史】《歴史って、人類や生命全体の〝おもいで〟に違いないのよ》「おもいでエマノン」p.30
    【老人】良三が荏麻と名付けたエマノンの父親。

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    2021年01月17日
  • 冒険エレキテ島(2)

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    前作を読んだのは、2011年。

    小さな複葉機でエレキテ島を目指し、飛び出したみくり。
    夜に洋上を漂ううちに、エレキテ島と遭遇。
    モン・サン=ミシェルのような山いっぱいに立てつくす家々。人影は少なく、気難しそうな老人達の顔がパラパラ見える。排他的な態度を示す彼らは明らかに歓迎していない。

    話はあまり進展しない。迷宮のような石づくりの街をみくりがうろつくシーンは台詞も少ない。こういう絵をたっぷり書きたかったんだろうと、じっくり鶴田さんの絵を堪能する。
    鶴田さんらしい脱力系似非科学は、影を潜めている。

    男の子に云われて、登った島の高い場所の「お店」。そこでみくりが逢ったのは?

    皆さんが触れている通り帯に、鶴田謙二初、「2巻」出た!とある。6年ぶりの続刊。3巻目は2023年頃かな。この後は、奇想天外な展開を期待したい。

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    2019年06月13日
  • おもいでエマノン

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    どこにも着地点がないような、不思議な感覚。 話の中心にいるエマノンがにもかかわらず話の外にいるよう。

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    2018年12月17日
  • さすらいエマノン

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    前作からの感覚で見ると、お話しになっていて少し残念。 二部構成?になっていて、 前段のカッパものは心地よかった。 ガキンチョとの細かな交流から絵は続いているにもかかわらずガバっと時間がずれる。宙ぶらりんにされるこちら側がたまらん。 後半はルーツさがしっぽく、因果の匂いが立ち込め、物語の終わりが染み出していてなんだか残念な気持ちに。 原作読んでいくとまた違うのかもしれんな。

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    2018年12月17日
  • 冒険エレキテ島(2)

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    ネタバレ

    帯の文句が奮っている。「鶴田謙二初、「2巻」出た!」と。
    もちろんエマノンがあるけどあれは別タイトルだしね。
    3年かけた仕事が3時間で終わったので、次は冒険だと気持ちを奮い立たせて。
    遭遇した人物は……。おいおい! また何年も待つのか!
    奥付をみると、2012年から2017年の連載をまとめているのだとか。
    次は2023年か・・・…遠い目。

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    2018年03月19日
  • 冒険エレキテ島(2)

    購入済み

    なんとも・・・

    ようやく続巻が出たと思えば、なかなか進展しないストーリーにちょっとがっかり。敢えてやっていると思われるが、延々とセリフなしの絵が続くのはちょっといかがなものか。

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    2017年12月07日
  • 冒険エレキテ島(2)

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    内容の前に帯の『鶴田謙二初、「2巻」出た!』がおかしい。確かに、期待はあんましてなかったけどさ。

    エレキテ島に到着したみくらを待っていたのは、明らかな拒絶。別に大歓迎されるとは思ってなかったけど、そうじゃないよね。複葉機の修理も時間かかることだし、ここはひとつエレキテ島探検と行きますか。と女丈夫っぷり発揮しちゃいます。
    なによりまずは地図。ということで地道にもくもくとこつこつと。世界樹の迷宮でもやってるのかしら。

    食料も底をついてたどり着いたのは島のお店。情報提供者はエレキテ島の子供。こういう時の味方は子供ですよ。名前わからないけど。
    で、この先どうなる?

    そして、続きはいつでるのか?

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    2017年11月28日
  • デンキ -科學処やなぎや-

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    ネット通販のおすすめで表示され、エマノンを描いた人のかー、読んでみたいかもーぐらいのノリでポチっ。
    絵も内容も好きなんだけど…高いよ。
    立派な装丁の薄い本が届いて、通販は値段と表示をしっかり見なきゃダメよねと、何度目かの同じ反省をした。

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    2017年11月04日
  • おもいでエマノン

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    子々孫々で記憶を引き継ぐ不思議な女性の話。話としてはまったりしてて、気がつけば終わってた、という感じ。絵が好き。

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    2017年07月23日
  • ゆきずりエマノン

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    面白かった。
    最初の頃に比べるとインパクトが薄い感じがするのは仕方ないか。
    自分の中では、思い出とかりそめが強烈に残っている。

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    2017年04月10日
  • まろうどエマノン

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    面白かった。
    エマノンの双子の兄弟、生い立ちから存在の意味、エマノンを探そうとあがく姿、かりそめは、かなり引き込まれた。

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    2017年03月23日
  • SF名物

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    つるけん氏初期作集。
    画風がのびのびとしていく。
    話は……まあ、人並み。
    星野氏の影響がもろに見てとれる。
    女性好きなんだなぁ。

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    2016年07月14日
  • ポム・プリゾニエール La Pomme Prisonniere

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    女の子(裸)、猫、廃墟をテーマにした連作集。鶴田謙二の趣味そのものという感じで、この潔さはよい。みんな好きだしね、この3つ。
    10年以上中断している「forget-me-not」の番外編的な話が出てくるのは、長いこと続きを待ち続けてる身としては嬉しい。

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    2015年05月10日
  • さすらいエマノン

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    原生物のときから全てを記憶している少女エマノンのシリーズ2作目。
    1作目よりも、環境問題や社会批判的な内容が少し含まれた感じ。

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    2014年06月01日
  • おもいでエマノン

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    有名な作品、一度読んでみようと手に取る。
    主役はエマノンなのだろうけれど、
    脇の人たちの描写が作品の肝なのかもしれない。

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    2014年05月26日
  • 續 さすらいエマノン

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    ネタバレ

    おもいでエマノンへと繋がる、エマノンシリーズの最新作。ずっと気になっていた子供を宿すまでの過程が読めて良かった。相変わらず美しい描写にうっとり。

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    2014年05月21日
  • さすらいエマノン

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    エマノンシリーズ。

    他種族との関わりが多い、この巻。
    環境破壊、兵器製造、人間の愚かさに胸が痛む。
    でもエマノンが人間である限り、わたしたちは人間でいられる。
    愚かな種族だけど、だけどどうか許して愛して。

    「まじろぎクリィチャー」の紅い花が哀しくて綺麗。
    「あやかしホルネリア」の赤潮リビングデッドが恐怖。

    この二編が好き。

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    2014年04月17日
  • ゆきずりエマノン

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    おもかげレガシー
    ぬばたまガーディアン
    いにしえウィアム
    あさやけエクソダス

    エマノンシリーズの結節点になりそうなのは「ぬばたまガーディアン」だが(2007年作なのでニューエイジ思想にはやや遅いが)、
    それよりも小品「おもかげレガシー」の愛らしさを愛する。

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    2014年03月24日
  • まろうどエマノン

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    ネタバレ

    「かりそめエマノン」
    エマノンの双生児の拓麻が生きる理由を見つける。

    「まろうどエマノン」
    「ぼく」が夏のひと月を祖母の家で過ごす。
    「ましら」や白比丘尼。

    たかだか数十年の間に人はこれほどのことを考える。
    刹那に過ぎた思いの重み。

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    2014年02月20日