朝比奈秋のレビュー一覧

  • 植物少女

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    見てはいけないものを見たような、なんとも形容しがたいお話でした。
    共感できるような境遇じゃないものの、生々しい感情が散りばめられてるなと感じた。

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    2025年11月21日
  • 受け手のいない祈り

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    ネタバレ

    しんど過ぎて途中何度も挫けそうになった
    でも極限状態の人間の狂気的な描写はかなりリアルなんだと思う
    私の父も外科医で、幼い頃はそれこそ当直もあり、論文書きながら、手術もこなし、幾度となく夜呼び出されて、家族旅行の思い出なんてほぼないし、学校行事に来たことなんて一度もない…結局急逝する2年前、79歳まで医師として仕事を続けたけれど、父が読んだらどんな感想言うだろうなぁ〜とふと思った

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    2025年10月27日
  • 植物少女

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    題材が題材だけに“共感”を得ることはなかった。
    人の想いの奥底にある“何か”を感じとれれば良かったんだろうけど、私にはわからなかった。

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    2025年10月22日
  • サンショウウオの四十九日

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    3.5/5.0

    全く読んだことのない、想像したこともない世界だった。
    一つの身体を二人で共有する、という状態を、どんなに懸命に想像してみても今の自分には全く分からなかった。

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    2025年10月21日
  • サンショウウオの四十九日

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    読書復帰、一作目となりました。

    結合双生児の父と叔父、その子供もまた結合双生児と言う杏と瞬。作品の中で主観も入れ替わり、割と私は戸惑いました。
    半身だけだなく精神までも半分、よくある本当のわたしって…ではない。
    想像しても私は出来ませんでした。
    親族としてもずっと自分の中に別の主人格がいる、それをお互いが認めながら終わりについて考えるところはなんと言うかある意味スリリングに感じました。
    読書復帰戦にはかなりハードル高い、難関なタイトルだったような気がしますが興味深く読ませていただきました。

    2025年7月20日

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    2025年10月05日
  • サンショウウオの四十九日

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    物語というよりは、どちらかというと言葉遊び。
    もう一人の私ってどういうことだろうと思っていたけど、なるほど確かに普通に生きていたら思いもしないことでした。

    身体を共有する感覚っていうあたらしい視野を教えてもらった気がします。

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    2025年10月04日
  • サンショウウオの四十九日

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    初めての読後感。とても不思議な感覚。結合双生児の感覚って考えたこともなかった。でもこの世界には本当に存在していて私には思いもしないような大変な生き方をしているんだろうな。この世界には私の考えなんて及ばないようなことが存在する。この地球に生まれてきた偶然に感謝して明日も生きていこう。なんて、思ってしまった。

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    2025年10月03日
  • サンショウウオの四十九日

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    これまで感じたことがないような読後感。
    この作品がどうというより、なぜ著者はこの作品を書いたのか、書けたのかのほうが気になる。

    自分が当事者でないことで、想像することすらできない領域(というか、安易に想像してわかった気になってはいけない領域)があるような気がするのだけど、私にとって結合双生児とはまさにそこに位置する。

    これついては、数年前に市川沙央著のハンチバックを読んだときに強く感じた。障がいを持つ著者が、苦痛や葛藤を当事者にしか分からない言葉で生々しく綴り、「障がいを持たない側の人たちにこの痛みを分からせてたまるか」といったような強い感情を作品の至るところからひしひしと感じた。

    この

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    2025年09月30日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家アンソロジー。専門が違うことでこんな風に違う広がりがあるのかという驚きと、医療やそれを取り巻く人々の色々な悩みを小説を通じて想像すると自身に何かあった時に受け止め方が変わるかもしれないと、解説にも感銘を受けた。

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    2025年09月26日
  • 植物少女

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    話の内容は、共感するには難しいものであったが、生きるとは何か。自分にとって相手がどんな存在であるのかということを非常に考えさせられた。
    病室で半生を生きることになった母と、そこに向き合う娘の姿。静かだが、誰よりも全力で人生を歩んでいるようにも思えた。

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    2025年09月24日
  • 受け手のいない祈り

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    この主人公は、作者ご自身であると決めつけている。
    テレビで観た朝比奈さんの印象そのものだった。

    医療現場の労働環境がここまで来ているとは。同情なんて申し訳なさすぎるほど。
    「一日」という単位の繰り返し。睡眠がその単位を区切っている。
    その区切りなく、人の生死に関わらざるを得ない人間。その人たちがいるから安心して「一日」を生きている俺。治してもらわないと困るけど、当たり前と思ってはいけないな。勝手なもんだ。

    「何十時間も横にならんかったら、縦に連なった内臓がな、重みで潰れていくんや」

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    2025年09月07日
  • 受け手のいない祈り

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    コロナ禍で地方のいくつかの病院が崩壊した現実があった。今でも、地方では医師不在、救急病院不足の現状がある。
    舞台は大阪近郊の総合病院。近隣の病院が次々と夜間救急から撤退、この病院でも医師が次々といなくなり、青年医師の公河は徹夜に次ぐ徹夜で70時間を超える連続勤務で肉体、精神ともに蝕まれていく。
    限界を過ぎても断れない救急。患者の命は救われるが、医師の命は捧げなければならないのか。医療との免罪符を手に無数の患者の生命と向き合い続けた罪悪感が精神を追い詰めていく。
    私たち全員が向き合うべき現実がここに存在している。衝撃の問題作。

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    2025年09月01日
  • 植物少女

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    手のひらの温もりとその静かな呼吸は、肯定も否定もせず、あるがままに受け止めてくれるもの。
    植物状態の母しか知らない美桜だからこそ、物心ついた頃から、2人だけのやり方でコミュニケーションを取り、唯一無二の関係性を築いて来た。
    それは、社会的には普通ではない親子関係だと言われるだろうし、可哀想に思われるかもしれない。
    でも普通って何だろう。可哀想と決めるのは大抵、表面的な部分しか見えてない周囲であって、当事者にとっては日常であり普通なのだ。

    母の髪を金髪にしたり、ピアスを開けたり、愚痴や不満の掃きだめにしたり、リアクションがないからこそ過激になっていく、美桜の甘えの描写に胸が苦しくなった。
    だが

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    2025年08月29日
  • 植物少女

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    読んだ後、植物状態と脳死と昏睡状態の違いについてネットで調べてみたり、自分があるいは身内が植物状態になる状況を考えてみたりしている。

    例えば自分が交通事故にあって植物状態になったとして、それは自分だと言えるだろうか。今の私と地続きの存在だと言えるだろうか。自分はちゃんと生きていると言えるだろうか。植物状態は生きている状態だと医学的にも法的にも認定されている。でも自分の実感として、この「私」という意識と自由な思考、自由な身体こそ「生」の状態だと思っているので意識がなく寝たきりという状態は苦痛だと思った。そんな人生虚しすぎないか。いっそのこと殺してくれとすら思う。

    では親が、兄弟が、友人が、恋

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    2025年08月23日
  • 受け手のいない祈り

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    ネタバレ

    2025/05/17予約40
    本当の話なのか、と思うほど過酷な労働、連続72時間勤務…救急医療をする側のほうが病んでいる。本来の仕事である医師を真っ当な精神、健康状態で行える環境を整えてほしい。もしかすると救急搬送患者を選別することにつながるのかもしれないが、暴走族やヤクザの救急医療を一般の患者と同じように扱うのが正しいのか考える時期に来ているように感じた。
    最後まで救いのない本。

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    2025年08月14日
  • 受け手のいない祈り

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    読んでいたただただ辛かった。

    ここまで追い詰められた状況をこれでもかと表現できる凄さ。
    受け手のいない祈り・・・深刻だ。

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    2025年08月13日
  • 受け手のいない祈り

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    読んでいてずっとしんどかった。救急医療で人の命を救うために自分の心も体もぼろぼろにして。
    文章が私には合わないと感じたし、とても疲れた。

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    2025年07月24日
  • 受け手のいない祈り

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    現実だとしたら… あの本読みました?に出演された著者が病院あるあると話されていました。
    だとしたら恐ろしい話で、自分の命を削りながら患者の命を救う救急医が描かれています。
    その凄まじい勤務状況が現実だとしたら、この先救急受入病院は皆無になるだろう。

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    2026年01月03日
  • 受け手のいない祈り

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    最初から最後まで重苦しかった。

    救命救急の現場の過酷さが、一人の外科医目線で描かれる。
    近隣の総合病院が救急から撤退する中、外科医の公河が務める病院は「誰の命も見捨てない」を院是に掲げ、患者を引き受け続ける。
    公河らは70時間以上の連勤を余儀なくされ、心身共に極限に達している。
    そして他病院でも、公河と医学部同期だった産婦人科医の過労死。誰の命も見捨てないという“命”に、医師の命が含まれていない現状。
    医師はどんどん辞めていき、病院は赤字経営、現実に起こっている地方中核病院の撤退や、たらい回しが頻発する救命医療の崩壊は今後加速度的に進んでいくのだろう。

    人の命を救うのが仕事とはいえ、医師の

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    2025年06月18日
  • 受け手のいない祈り

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    一つひとつの描写が息が詰まるほど重い。救急医療の現場で救う側の医師の命が磨り減り破綻に向かっていく様は、コロナ禍が収束した今日という日にもなお存在する壮絶な矛盾の地獄である。命は尊いという疑うことすら許されない言葉によって、むしろ積極的と言って良いほど蔑ろにされ犠牲となる命を前にして、祈る先を持つ者の中でその尊さは大きく揺らぐ。

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    2025年06月16日