朝比奈秋のレビュー一覧
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私は潰瘍大腸炎になり、2回目の時人工肛門を付けていて、文章を読み進めるときすぐに便がたまり、すぐに公共のトイレ、オスメイト二駆け込み便を吐き出すことを思い出しました、私はたまたま人工肛門を閉じられてたので、又普通の生活をしていますが人工肛門をしている苦悩は、計り知れません、その便を吐き出すこととかのリアルさが、書かれていて、世の中の人達に人工肛門を付けて生活している人も、いることを伝えられるために書いたのか、書かれた方は医師とあったので、もしかしたら人工肛門の生活は、苦悩だと伝えたかったかもしれません後半は、老人達いつか死ぬ方を看取り死亡診断を書く医師の物語、何人も老人の死を見てきたので医師としての無感覚さが、記されています。私は文章が重く感じたので星は、5つではありません。
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Posted by ブクログ
ネタバレ『私の盲端』
突然人工肛門になった大学生の涼子の話。
オストメイトのトイレの使い方とか、
知らないことも多いんだけれど、
それより何より、涼子のバイト先がおかしい。
セクハラ、パワハラ、盗撮、なんでもあり。
何であそこに戻ろうとしたのかわからない。
障害と性描写が混ざり合って、
これは見てはいけないものを見ているのでは…?
という気持ちになった。
書いているのが消化器系の医師だというのが、
どう捉えていいのかわからん。
人工肛門に指やその他諸々入れる人っているの…?
『塩の道』
後から感想を書こうと思って忘れたまま返却してしまったので
今必死に思い出しているのだけれど、
やっぱり先の私の盲端が強烈なインパクトを与えていて、
ネタバレ感想を読んでみてもいまいち思い出せない。
方言強めだと書いている人がいたけれどそうでもなかった。
おそらく田舎だとか都会だとかに限らずこういう病院はあるだろう。
今の時代だと、入院できるだけラッキーかもしれない。 -
Posted by ブクログ
作品としては素晴らしいのかと。
短い中に色々な要素が含まれ、文字数少ない割にヘビーな印象。
ただ、戦争と、切り離された手と、その再生手術後のメンタル面や本人、医師描写がグロすぎて少し苦手。
視点とコロコロ変わる主語に翻弄され、またハンガリーやウクライナが舞台なのに、会話が大阪弁風や、京都弁風と個性的…
ハンガリーの医学界に日本他、外国資本が流れるよう授業料があまり高くないような話を聞いたことがある。作者が関係者なのか?ウクライナの侵略に胸を痛めて舞台にしたのか?なぜ東欧なのか?そこら辺を知りたいと思った。
ゾルタンは紙っぺらを一枚差し出した。病理検査結果と書かれた紙の中程に、切断された左手の写真、その横には病理結果:線維性骨異形成と載っていた。
端的にいうとね、肉腫ではなかったのだよ。ただの良性の骨の異常でね、手を切断する必要などなかった。… p.56
つまりは、この移植は失敗かもしれなかった。思えば、常に自我を押しだすことによって保たれる国境線、それを持たない人種にこの移植の適応があるとは到底思えなかった。他人の手が繋がるという意味すら、DNAや民族的な肌で理解できなかったのだ。p.146 -
Posted by ブクログ
ネタバレこちらも読みやすい芥川賞。
最初に興味を持ったのは本作のほうだった。
結合双生児という、我々の世代は手塚治虫の「ブラックジャック」で描かれた世界を想像する。ツカミはOKというところか。
最初は、父親と伯父の関係から語られる。彼らも「胎児内胎児」という珍しい関係でこの世に産み落とされた。しばらく、その話が語られ、本作の主人公のふたり、杏と瞬が結合双生児という種明かしは、少し経ってから。知らずに読んでいたら、その場面で、はっ、と息をのんだことだろう。
あまり事前情報を入れて読むのものではないなと、残念な気がした。
杏と瞬のふたりの、それぞれの一人語り、一人称で物語は語られる。
杏が語っているときは「私」、瞬は「わたし」と書き分けがされていることに気づくと、どこが杏で、どこから瞬なのか、その切り替わりを楽しみに読んだ。
物語は、身体のほぼ真ん中でぴたりとくっついた結合性双生児の故の、生きづらさ、身体的な不都合、そしてやがて迎えるふたりの分離手術といった外的な話になるのかと思ったら、むしろ、意識や感情、記憶といった内面の問題へと深化していく点は興味深かった。
その宗教的、哲学的とも言える思索が、やがて他人と自分との関係や、自己の特異性の問題へと発展していく。
主に、杏がその思索を深めていくようだが、自分だけの体ではないものを持つ結合性双生児だからこそ持ちえた、結局のところ自分だけの意識、自分だけの感情、自分だけの記憶は、誰も持ちえないのではないか、誰もが、それが結合性双生児ではない普通の人間であっても、
「いろんなものを共有しあっていて、独占できるものなどひとつもない」
と気づくクダリが本作のハイポイントだったろうか。
そして最終章、「私」と「わたし」の書き分けが混乱してくる。
最初は、あれ? ここ書き間違ってないか?と思ったが、ちがった。杏と瞬の意識が、混同していく。というか、一体化を強めていくのであった。
そうして、これは杏、瞬のどちらかの死、肉体的な死ではなく、意識の死を迎えるのかと身構えて、ラストを迎えることになるが・・・。
なかなか読み応えがあった。 -
Posted by ブクログ
人工肛門になるって人生ひっくり返る程の衝撃的な出来事だと思うんだけれど、現実に自分の身に起こると、意外と冷静に受け止めるものなんだろうか(で、砂に水が染みるようにじわじわショックがやってくるのかな)
著者の方は現役のお医者さんで、人工肛門とか排泄の描写は凄くリアルで、読みながら自分がこうなったら、うーん、と唸ってしまった。
主人公の心情がリアルなのかは、人それぞれに思うところが違うだろうからわからない。ただ、達観したようで実は静かに傷ついて行く様子は読んでいてしんどかった。
そもそも人工肛門についての知識がほとんど無かったことに気づいて色々検索してしまった。
もう一作の塩の道は賞をとったそうなのだけど、あまり好みでは無かった。人生に惓んだ人は多分田舎に行ったらいかんのだと思う。物と情報に溢れて人間関係希薄な都会にいた方が、色々とメンタルに優しい気がする…。