地下20kmで見つかった“大空洞”を地図化せよ、って無茶ぶりから始まる物語です。
地図会社の若手が洞窟好き仲間をかき集め、ケイビングの手触りと仕事の段取りで現場を前に進めていくのが、読むほどに気持ちがよかったです。
冒険小説なのにビジネス小説の顔もしてて、「現代版・地底旅行」感がちゃんとあります。
ただ、専門用語と説明の密度が濃くて置いていかれる瞬間もありますし、スリラー要素は勢い優先で好みが割れそうだなと思いました。
とはいえ、ページを閉じると足元が少し怖くなる読後感は、少しクセになりました。