あらすじ
配属先はローカル遊園地!? ディズニーランドで働く夢に破れ、二度と遊園地には行かないと心に決めた久瑠美。失意のうちにホテルへの入社を決めた彼女が命じられたのは、グループ傘下にあたる九州の遊園地での勤務だった。理想と現実のギャップに不満だらけの久瑠美、しかしそこでは更なる試練が待ち受けていた――。遊園地の知られざる裏側と不慣れな地で奮闘する新米社員を描くお仕事小説。
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Posted by ブクログ
映画化された時のカバーだったので、登場人物のイメージが映画の俳優さんたちそのままでイメージできた。特に波瑠さんは波平さんのイメージそのままだと思う。
ディズニーへの未練タラタラで都会っ子の主人公がどんどん逞しくなっていって、周りとの信頼関係が深まり同期との関係も良くなっていったのが嬉しかった。
文章も読みやすく、最近読書がなかなか進まない事が多かったけど、さくっと読めたし読後の爽快感も良い。
自分もこういう仕事人になりたいと思える話でした。
恋愛にいかなくても充分面白かったんじゃないかな~とは思った
Posted by ブクログ
最初から最後まで面白かった!
エンターテイメント性に溢れる、むしろ溢れすぎてる小説でした。
女性の主人公で、こうも活力的で嫌味のないキャラクターというのは珍しい気がする。主人公だけでなく出てくるすべての人物に個性と魅力があり、そして「現実にもいるよね」と思えるリアリティがある。
キャラクターだけでなくストーリーも起承転結がはっきりしており、テンポよく進むので読んでいてダレない。なんて構成のすばらしい小説だろう。終盤は胸が熱くなって、最後にはちょっと泣いてしまいました。読後感が爽快。
とにかく面白い話が読みたい!そんなときにおすすめです。
Posted by ブクログ
新人が田舎の遊園地で活躍する話で、感動ものだった。
いい話だった。
個人的には本筋からは外れるが、
遊園地の経営状態がどうなったのか気になった。
Posted by ブクログ
映画公開に備えて読む。題名からしてハッピーエンドに違いないと思いながら読んでいたが結果的には甘い恋愛ストーリーになってしまったようだ。各地方で閉園の続く遊園地、だがそこを知恵と努力で盛り立ててオズの世界へを誘おうとする小塚、ディズニーランドで働く夢に敗れたあげく地方へ飛ばされた久瑠美。そこからは山あり谷ありの展開で、すっかり遊園地で信頼を勝ち取った久瑠美が辿る運命は微笑ましい少女趣味的なハッピーエンドだった。殺伐とした小説や漫画が多い中、貴重なおとぎ話を楽しむことが出来た、これなら楽しい映画になりそうだ。
Posted by ブクログ
どうも熱血青春お仕事ものに弱い。最後はやっぱりホロッときてしまった。
あらすじ(背表紙より)
配属先はローカル遊園地!?ディズニーランドで働く夢に破れ、二度と遊園地には行かないと心に決めた久瑠美。失意のうちにホテルへの入社を決めた彼女が命じられたのは、グループ傘下にあたる九州の遊園地での勤務だった。理想と現実のギャップに不満だらけの久瑠美、しかしそこでは更なる試練が待ち受けていた―。遊園地の知られざる裏側と不慣れな地で奮闘する新米社員を描くお仕事小説。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入
最近アニメにもなった甘城ブリリアントパーク的な
感じかと思ったらそうでもなかった。
どちらかと言えばSHIROBAKOか?
各章が短くてブツ切れなので話が全く掘り下がらない
というか薄く感じる。
なので大きな面白みはないが淡々と読み進められる。
それが強味かは不明だけれども。
上記から各キャラも薄いまま。
ガッツリ登場のヒロイン久瑠美と小塚位は…
とも思うけれどそうでもないか。
児童文学とすると良いとは思う。
結構好評になりそうではある。
色々あるけれど楽しめたし
そして最後のオチで全て許せる。
続編を望むか?と言われれば
綺麗に終わったし、これで良いんじゃない?
と言った感じか。
アニメは無理そうだがドラマには良さそう。
Posted by ブクログ
ディズニーでキャストをしていた波平久留美はディズニーに就職することができずホテルの会社に就職。一年目から提携先のTSWに配属されそこで遊園地の職員として働く。新人発表でヒーローショーに参加したりゾウの世話をさせられたりする。上司の小塚は傍若無人ではあるものの遊園地をより良くしようと企画や活動をしており波平は最初は小塚に対して良くは思っていなかったがだんだん心を引かれていく。遊園地の起源は1583年のデンマーク、デュアハウスベッケンらしい。遊園地には緊急車両を入れないという小塚の信念には個人的にも時と場合によるのではと思う。
Posted by ブクログ
主人公の久瑠美が「TDLの元キャストでTDLに就職することを目標としていた」という設定だから多少はしょうがないと思って読んでいたのだが、「TDLは~」「TDLでは~」のあまりに多さに、いささか食傷気味に。
久瑠美が過去ではなく、現在の立ち位置に目を向けるようになってから面白くなっていく。
王道の展開だなぁ~とは思うのだが、最後ジーンとしてしまった。
ここまで団結力が硬く、アットホームな会社に巡り合えた久瑠美は、何物にも替え難い財産を得た幸せ者デス!