久米田康治のレビュー一覧
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deepな赤羽
漫画家の男性が住んでいる街赤羽で起きたことを描いたエッセイマンガの第一巻。
清野とおるは板橋の実家に住みながら漫画を描いていたが連載がなくなりくすぶっていた。
親からは現実を見て就職しろとプレッシャーをかけられていたがもう後戻りできない清野は漫画の道を進み続けつ事に。
作品作りに集中するために一人暮らしを決意する。
そこで彼が選んだのは実家からそう離れていない場所にある赤羽のアパートだった。
親しみがある街なのでそう新鮮な驚きはないだろうと思っていたが、よく見ると個性的でいろんな発見がある所であった。
そのため清野はもっとよく赤羽という街を観察することにしたのだった。
駅 -
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キャラがブレる
漫画家である事を娘に隠すシングルファザーと後に父親の隠していることの真相に気づきつつある娘を中心に父親の仕事のちょっと変わった日常を描く作品の第二巻。
視力は悪くない後藤は普段仕事とプライベートのメリハリをつけるために伊達メガネをしている。
しかしある日、メガネをしたまま帰宅していまい姫に見つかってしまう。
それをきっかけに後藤は自分の漫画家としてのキャラと父親としてのキャラがブレてきていることに気づくのだった。
ある日後藤は仕事場で瞑想していた。
最近精神が疲れ気味だったため心を整えようとしていたのだ。
しかしそれよりもお抱えのアシスタントがことごとくケガをしてしまい、手 -
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隠さなければいけない仕事
シングルファザーの後藤可久士(ごとうかくし)は小学生である娘の姫(ひめ)と二人暮らしをしていた。
毎朝スーツを着た後藤は姫と一緒に家を出て途中まで一緒に通勤。
分かれ道を少し行った後シャッターが閉まっている店に入ってラフな格好に着替えたあとマンションの一室に行った。
そこは彼がひそかに漫画家としてオフィスにしている場所だった。
なぜ彼がスーツを着て娘に漫画を描いている事を隠しているかというと、描いている作品が子供に見せられないような下ネタ満載のものだった事、昔の著者近影が裸だったこと、そして娘が生まれたときに、その事を担当した産婦人科医に言われたことがきっかけだったからだ。
なので仕 -
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シュールなのにおしゃれ
ネタがおもしろいのはもちろんのこと、ページの隅々まで遊び心が溢れている。
アニメも良かったけど、このカラー原稿の1コマ1コマが一枚のイラストになっているようでホントに素敵!色づかいがおしやれ! -
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アニメから
アニメが面白く無料だったので読んでみました。絵が独特で好き嫌い分かれるかも。マンガ家のエピソードを知りたい人はアニメより詳しくやっているのでオススメ。
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やっぱりおもしろい
アニメの予告を観て興味を持ちました。
作者の過去作品をアニメで観てきたので、
他の作品とは雰囲気が違う、シリアス寄りの作品なのかと思い
試しに読んでみるつもりでした。
やっぱりギャグが主体でクスリとするタイプの面白さでした。
自虐や皮肉、内輪ネタは控えめでもやりすぎても面白くならないと思っていますが
絶妙なさじ加減で安打をガンガン売ってきます。
また、過去の作品でもありましたが
漫画のセオリーにはないであろう実験的な表現もあり
飽きることなく読み進められました。
そして、1話1話は基本的にコメディベースですが、
ふとした瞬間に、シリアスが挟み込まれていて
作品の大枠 -
Posted by ブクログ
部屋の掃除からキャラの美化、そして美化した子供のイメージへと話を繋げていく展開は非常に好み
久米田先生の話の作り方って本当に好きなんだよなぁ
人は他人に対してある程度固定したイメージを持つものだけど、そのイメージから外れていれば異変だと感じてしまうもので
突如チャラくなった十丸院への認識が本当に酷い(笑) 「やっぱどう見ても反社・・・」とか(笑)
イメージ繋がりで言えば、姫が母の日を前にして母親という存在をどう思っているのかと悩む可久士の姿はお父さんしてるなぁ
オチは笑える部分としんみりする部分が見事に同居しているね
本物の花がないなら絵に描いた花を飾れば良い。それも沢山
漫画家の父と可愛