あらすじ
いつも以上です。
『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』『かくしごと』と話題作を送り続ける久米田康治の最新作。久々、小学館に帰還しての作品です。渋谷に住む著者だから描ける「渋谷在住家族の物語」。小3女子が世をバッサリと。
紙の単行本オビには初版特典の[クメカ]付き。
プレゼントへの応募に必要だったり、サイン会での特典だったり、持ってるとお得なカードです。
感情タグBEST3
これぞ久米田作品
絶望先生以来久々に触れた久米田作品
時事ネタを盛り込むのは避けられつつある今でもふんだんに取り込む姿勢は流石の一言
数年後思い出したように読みかえすと当時のはやりを思い出せて違った楽しみが出来るだろう
Posted by ブクログ
あの久米田先生がサンデーに帰ってきたという時点で価値ある作品だと思えてしまう
というか、断裁されるサンデーを描くとか凄い事やってるね!別にネガティブな意味で描いているわけじゃないから問題ないのだろうけど、長いことサンデーから離れていて復帰後すぐにこういうネタをやるのは度胸があるなぁ……
それでいて紙の本が少なくなる現代へもご意見しているのだからベテラン作家としての風格も感じられるね
舞台となるのは渋谷の小学校ですか。
都心の繁華街って人や建物が密集している印象が強いものだからそこに生活の営みを想像し辛い
でもそういった場所だろうと普通に生活している子供は居て、普通に日常を楽しんでいる。そういった点を感じられるね
一方で、渋谷育ちという妙なプライドというか偏見を持っているものだから、それが逸子達の日常を愉快なものに変えている
小学校が舞台でメインとなる逸子達は小学三年生という事で強烈な毒や僻みを含むキャラクターはまだ少ない印象。……美桜を除いて
美桜は他の面々と比べて育ちが隔絶している為か別の要因か普通じゃない……。断面萌えを話題にする友達を前にしてチェーンソーがどうのと言い出すのはかなりヤバくない……?
どのエピソードもクスッと笑えるものばかりで大変満足
中でも気に入ったエピソードは15話の「ひらまつり」関連かな
性別を全面に押し出しているからとか、段飾りが格差社会の象徴とか言って、そういったものが無い「ひらまつり」で話題を広げていく様子にはかなり笑ってしまったよ
そしてオチは「ラブひら」。キレッキレだなぁ(笑)
15話で赤松先生ネタを披露したものだからそれ以上無いかと思いきや、ちゃんと立候補していた点もイジっていたね。
政治家のタマゴと持ち上げつつ、次のコマでは「受かるといいな」と「どーでもいい」を同居させる良バランス
それでこそ久米田先生といった印象ですよ!