久米田康治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
些細な事は気にしないなんくる姉さんと何でもかんでも気にしてしまう一茶の組み合わせによって紡がれてきた物語。時事ネタや社会風刺満載で展開されたこのような作品でもきちんとオチをつける辺り、やっぱり久米田先生って流石だよなぁと思わずにいられない
なんくる姉さんに振り向いて貰おうとするあまり細かいことを気にしなくなった一茶。一茶があまりにへんてこな行動ばかりするので気にせずに居られなくなったなんくる姉さん。見事な立場逆転だね
「何ごとに対しても『気にしない』をやめたら 気持ちが楽になったよ」という台詞はちょっと深いね
そういや、ジェネリック薬を「身体的に良くても気持ち的にコスパ悪いのよ」と堂々と発言 -
Posted by ブクログ
理想の男がいなければ
理想の男を作り上げればいいじゃないか。という信念の元
17歳の高校生、一途で行動力のある羽留うららちゃんが
許嫁である12歳の小学生、坂本冬馬くんを立派な男に仕立て上げる逆源氏物語。
結末はハッピーエンドだし
読み返すと試練という程の試練もないし
あったとしても難なく乗り越えるし
最初から両想いな所があるし、いわゆる末永く爆発しろ系ラブコメ。
特に目立つパロディも無く、下品さも無いので
恐らく久米田作品史上最も綺麗な作品。
最終巻で歳の差を負い目に感じていた事を吐露するうららちゃんと
たまたまそこに居合わせたおばあちゃんのやりとりのシーンなんて
感涙ものですよ。
ただ -
Posted by ブクログ
久米田作品って大抵の作品が、用意された舞台で固定されたキャラが織り成す
毎度同じような話の繰り返しが味であるとは思っているのですが
この作品は特にそれが顕著で
キーパーソンは僅かに2人、表紙の二人ですね。
魅力的な脇役こそ多いものの、物語の幅がいつも以上に狭いので
これを読み続けるのは辛いです。
毎巻、巻頭と巻末で思わせぶりな展開をカラーページで展開していますけれど
物語の幅が狭いのに、後日談のような事をやられても
心にくるものが何もないので、やはり読むのが辛い。
それでも僕が読み続ける理由は
スクリーントーン61番と同じ色黒さでお馴染みの
六条一子先生を見たいが故です。
キャラの魅力が無 -
Posted by ブクログ
久しぶりに読むコミック。
前回読んだのも同じ久米田康治の「さよなら絶望先生」だった。
特に久米田康治のファンという訳でもないし、作品も「さよなら絶望先生」しか読んだことがない。
「じょしらく」はテレビ・アニメで見たことがある程度だし、もともと「さよなら絶望先生」を知ったのもテレビ・アニメからだった。
久米田康治ファン、というよりも「さよなら絶望先生」ファン、といったほうが正解かもしれない。
それはそれとして。
この「かくしごと」、評判がとてもよかったので読んでみることにした。
だから期待大で読み始めたので、最初は「あれ、期待外れかなぁ」と困惑しながら読み進めた。
でも読み終わ