久米田康治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長期の連載にもかかわらず作品内で時間の経過が見られない、登場人物たちはそのことを疑問に思わないか時折ネタにするのみ。一部でサザエさん時空と呼ばれる世界観である。この作品もその世界観を踏襲している。
改蔵の例から碌でもない結末は覚悟していたが期待を裏切らないひどさだった。出口のない世界に見えていたものを現実の地平に引きずり出し、それはもう念入りに葬り去った。ある種の夢オチのようにも感じられるが、数段階に渡って落とされるうちに道理不条理の境が分からなくなる。
国民的アニメと言って差し支えないサザエさんをその名に冠するサザエさん時空。変化がないことで読者に安心感の与える効果もあるだろうが、本質的には -
Posted by ブクログ
いやあ、久米田先生っていい人ですね。
と、最後の「紙ブログ」でしみじみしてしまった。ま、小心者の極みといえばそうとも言えるんだろうけど、やっぱいい人で、真摯に漫画描いてるんだなぁと感じた。
その一方で、似てて何が悪い、ぐらいに開き直れない久米田先生に不安を感じたりもするのである。
…この辺が、アニメ4期が一向に始まりそうにない原因なのか?ww
ともあれ、震災以後の絶望先生。
原発やら、節電やらを、ネタにしてます。
なんか、こういうので笑えるようになったってことに、安心したりする。
でも、原発やら何やらの詭弁っていうのは、結局のところ普遍だったのかなと思う。
何にでも -
購入済み
個性的で笑える
ネガティブ発言連発なのに、楽しげで明るく話が進む独特の雰囲気を持った漫画です。
絵もキャラも良く、笑いつつもどこか感心しちゃうようなネタが多くて楽しめてます。
しかし、グロさは全くなくてもちょくちょく出てくる猟奇ネタは個人的にはすきじゃない。
あと、ここまで長いとちょっとマンネリ気味。