岩明均のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若かりしころ、「寄生獣」を従兄弟の家で読み、その固性的な作風に衝撃を受けました。その岩明均さんが歴史ものを描いていると知ったのは昨年のこと。本屋でどんな漫画か探したが見つからず、漫画喫茶ならのでは?と行きつけの漫喫に出向けばあるではないですか!すかざず1巻~5巻まで読みました。めっちゃくちゃ面白いです。主人公が凄く冷静なところがお話に良く合っていいます。そしていつも巻の終わりが続きは?!!って思わせるところがニクイ。この6巻もそんな感じ。アレキサンダー大王が活躍した時代なのでちょっと日本人にはとっつき難い内容ですがそれを補う面白さがあると思います。
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Posted by ブクログ
待ってました!岩明先生の最新刊。
岩明先生といえば「寄生獣」が有名ですが、「ヒストリエ」も面白いですよ!
古代マケドニア王国、アレクサンドロス大王に仕えたエウメネスのお話です。
岩明先生の描かれるイケメンの色気は異常。
ギャグのシーンではコメディタッチで描かれるんだけど、次のコマではキリッと真剣な顔をしていたりして、そのギャップがまたたまりません。
私、昔から天才肌のキャラが大好きなんです。なのでエウメネスとかアレクサンドロスとかスマッシュヒットなわけです。ああ、もう少し老けていたら…それは今後に期待…。
それにしても人馬というのは本当に絵になる。ただ単純に絵としての組み合わせな -
Posted by ブクログ
アルキメデスが浮力の原理を思いついた時に叫んだ「ヘウレーカ」を題名とする漫画です。
プルタルコスの『対比列伝』のマルケルスの章をベースに、第二次ポエニ戦争で陥落したシュラクサイが舞台になっています。スパルタ出身の若者とローマ人の娘との悲恋、アルキメデスの技術とその最後が描かれているのです。エンターテイメントとしてはとても良く出来ていて、お勧めの一冊です。
さてこの漫画ではアルキメデスが、研究以外のことについては痴呆状態であるかの様に描かれていますが、果たしてそうなのでしょうか。
J.E. ゴードンの『構造の世界』によれば、古代の兵器の進歩はここシュラクサイで始まり、下級官吏から身を起こし僭主と -
Posted by ブクログ
ずっとほしかった漫画。先日運よく50で手にいれられた。僥倖!
主人公の顔がもろエウメネスなのが気になるが(笑)、この漫画の見どころは何と言ってもひとがばっさばっさ死ぬところ(ビシッ)岩明氏の漫画の特徴でもあるが、この人の人死にシーンは至極あっさりあっけらかんとしている。刃で切られ、あるいは食いちぎられして死ぬ、悲鳴や悶えもかかれてはいるが、なんと言うのかな、「どこまで行っても2次元的」というか・・・リアルさがない。というかむしろそれを排除しているのだと思う。それが好き。
一番好きなシーンは自動投石器で人がスパーーンと打ち抜かれてミンチになるところだけど、一番印象深いのは回転刃でスパーーーン