あさのあつこのレビュー一覧
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初めて読んだあさのさんの作品。たしか小学4年生か5年生あたりだった様な気が・・・。
しかしシリーズもので4巻から手にしてしまったと気付いたのはすでに買ってしまったあと。取りあえず読み進んでみた。
その夜。まったく関係ないが、小さい頃よく見ていたドナルド・ダッグの算数のビデオが夢の中でぐるぐる回る回る。翌日起きた時には夏休みだというのに学校で勉強した後のような気分…。その夢が2日連続で続き、ちょうどこの本を読み終わった頃にその夢も途切れた。
本当に私の見た夢と本の内容はまったく関係ないが、それが一番印象に残ってしまったのだからしょうがない・・・。
あまりに不思議だったので後日シリーズ1巻を買ってもらい、そしてハマった・・・。当時はシリーズ5巻まで出ていたのでいっき買いしてもらったのを今でもよく覚えている。 -
Posted by ブクログ
やっとII読めました!Iがなかなかよかったので読みたかった!
で、今度は理穂ちゃんたちも三年生で、本格的に進路やらを決めないとって時期。気持ちばっかり焦ってなにも決められないとことかに激しく共感でした。
時間はびっくりするくらい早く進んでるし、憂うつにもなる。
ていうか睦月がイケメンでした。如月の告白も、かっこよかった。
ほんとに、見たことがあるような、ありふれたキャラクターで、いきいきしてリアルなお話でした。
美咲と理穂の病室のシーンはすごくよかった。かっこよかった。
ちょいちょい、自分にぶつかってしみこんでくる言葉があって、理由なく泣きそうになりました。
さくさく読めるし、さわやかで、気分がよくなるいいお話でした! -
Posted by ブクログ
中学入試では相変わらず「あさのあつこ」人気のようである。
この「ラスト・イニング」は、「バッテリーⅠ」~「バッテリーⅥ」の続編である。「バッテリーⅥ」の最後は「横手二中対新田東中」の試合が始まるところまでだったので、「バッテリー」を最後まで読んでいないと、面白さも半減してしまう。
映画やドラマとは違い「バッテリー」という物語は回を追う毎に、横手二中のショート「瑞垣俊二」の存在感が非常に大きくなってくる。本来の主人公である、バッテリーの「原田巧」と「永倉豪」を持ち前の「したたかさ」で叩きのめしたのも瑞垣俊二なら、強打者「門脇秀吾」の原田への想いを汲み取り、「横手二中対新田東中」の再試合実現に奔走したのも瑞垣俊二である。
「ラスト・イニング」はこの、「横手二中対新田東中」の再試合と彼らのその後を瑞垣俊二の視点で描いた物語である。
原田巧や門脇秀吾の圧倒的な力を目の当たりにして、そこから目を背けようとする気持ちと、目が離せない気持ちが瑞垣の心の中の「葛藤」として描かれている。
「バッテリー」が面白かった人限定のお薦めの物語です。 -
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“「いっしょにやらない?」
お菊はすごくびっくりしてた。及び腰で、いまにも逃げ出しそうに見えた。こいつはこういうときに遠慮するから友だちができないんだ。あたしはそう思って言った。
「自分から勇気を出して入っていかなきゃ、いつまでたっても自分の居場所は手に入らないよ。居場所は自分で作るもんなんだよ」
ボールを差し出すと、お菊はこわごわといった感じで受け取った。それがお菊が野球の輪に加わるきっかけだった。”
あさのあつこ「ヨキナマ、ヨキナマ」
椎名誠「働く子どもたち」
関口尚「代打の女神様」
宗田理「ネコになった少年」
はやみねかおる「幽霊屋敷にて人喰い鏡を見る」
松原秀行「キャベツ畑のトリケラトプス」
やっぱはやみねさんのが一番好きだ。
快人と春奈は楽しすぎる。
もちろん、長曽我部先輩も。
“そのとき、ぼくの母が、冷えた麦茶を持ってきた。
コンマ一秒の素早さで、春奈が正座する。フィンをつけたままで、この素早い動き。さすがだ。
「おばさま、おじゃましてます」
優雅に頭を下げる春奈は、どこからみても良家のお嬢様だ(頭に、水中眼鏡をのっけているけどね)。
そして、母に告げ口する。
「快人ったら、海に行かないって言うんですよ。残りの夏休みを、本を読んで過ごすって言って」
「あらあら、困った子ね」
溜息混じりに言う母。
「この子ったら、少しも外へ行こうとしないから……。漂白剤に浸したモヤシみたいに白いでしょ。春奈ちゃんみたいに、よく日焼けした子がうらやましいわ」
「日焼けは、歳をとってからシワやタルミの原因になる。皮膚ガンの心配もある。―――母さんは、ぼくが皮膚ガンで死んでもいいって言うの?」
「引きこもりの理屈オバケになられるよりは、ましよ」
ぼくの主張を、母は溜息で吹き飛ばす。
そして、春奈に飛び切りの笑顔を向けた。
「たいへんだけど、快人の面倒を見てあげてね」
「任せてください、おばさま」
全てわかっているという顔で、春奈がうなずいた。” -
Posted by ブクログ
登場人物の溢れんばかりの思いを持て余して終わった「バッテリーⅥ」からはや2年近く。
映画も公開され、ある意味、ブームもひと段落。
どうやら試合は新田の勝利に終わったらしく、そこで敗れた横手二中の主力・瑞垣俊二を中心に、登場人物のその後を描く。
野球と決別し野球部のない進学校に進んだ瑞垣の葛藤。
なかなか良い話で結構読ませるのだけれど、お話のもどかしさは相変わらずで、まあ、そういうグズグズ感が青春と言いたいところなのだろうけれど、高校に進んだばかりにしては小難し過ぎてるわな。
むしろ巧と対決するために野球名門校への推薦を蹴って地元高校に進んだ門脇秀吾の潔さや不器用さが好ましく、こいつと巧や豪との対決の続きを読ませろや、という感じ。
今回も本編よりも、おまけについてる青波を描く「空との約束」のほうが良かったね。
『兄は何も言わなかった。こう投げろと助言することも、上手いぞと励ますことも、下手くそと責めることもなかった。ただ、黙々と青波の球を受け、投げ返す』
この巧とのキャッチボールのシーンなんて、なんだか知らないけど泣けてきたよ。 -
Posted by ブクログ
№6の#4、ちょっとややこしい。「焦らず待て」とあってから、文庫としては1年振りの続巻。
あさのあつこって、『バッテリー』が売れて映画になった頃にTVのバラエティー番組とかにもちょくちょく出てたけど、本の余計なあとがきと同様、どちらかと言うと女を下げたような気がしてましたが、もう最近は見ないのはそのせい?
で、今回は、捕らわれた紗布を“矯正施設”から救い出すために、紫苑とネズミがどうやったら施設に潜り込めるのか、その内部のことを知れるのか、「これしかなかった」という企てを進めるお話。
相も変わらずもどかしいお話のテンポの中で、荒んだ西ブロックの中にあってもこれまた変わらず「優秀な頭脳と優しい心をもった温室育ちの少年」のままの紫苑にも、お前、いつまでそんなんだよ、て感じでちょっとイライラ。
それでも紫苑も少しずつ逞しさを得る一方、ネズミの心と体にちょっとした翳りが…。自ら人狩りによって捕らわれることで施設に入り込んだ2人の運命や如何に!てなところで、to be continued
テンション下がった#3から少し盛り返し、思わせ振りもここまでなら、#5は期待できるかも。