毛内拡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初の何章かは読書の歴史や日本語の凄さ等でそこまで面白くなかった。そらそうだろうという内容が多かったためか。
4章からの認知バイアスとセルフトーク以降は読書をする上での必要な観点などを学べたのでよかった。ポジティブなセルフトークで記憶に定着するのは分かるし、ネガティブなものは残りにくいのも納得がいく。読書を通じた自己の価値観、考えを育むことで精神的自立(他者の価値観に振り回されない、評価を気にしない等)を行えるようになる。また、読書内容を定着させるためにはアウトプットと問いかけが必要である。読書感想を書くことで内容を反芻していく作業が行われるため -
Posted by ブクログ
この本を読んで私は読書がより良い人生を送るために如何に有用な手段であるかを実感しました。
なぜなら、人生において重要なのは「知る」ことだと考えており、読書はとても手軽に「 知る」ことができるからです。
専門的な本から得られる知識、物語から得られる登場人物の考え方や困難の乗り越え方などこうして得られた知識やマインドは日々の意思決定を行うための基盤になり、これらを多く知ることで考える幅が広がります。
また、知識や考え方など知見が少ないとその範疇でしか意思決定を行うことができず、より良い結果が得られない可能性があります。
私の例でいうと、この本の中にも記載されている知識が脳に定着する仕組みについて学生時代に知っていれば、それを元に学習の計画を立て学業でより良い結果を得ることができたかもしれません。しかし、これを知らなかったことでそれを逃してしまいました。
このように知っているか知らないかで日々の意思決定の良し悪しが決まり、人生の質に直結すると考えています。
ですので、人生において「知る」ことが重要であり、それをとても手軽に行える手段である読書がとても有用だとこの本を読んで感じました。
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Posted by ブクログ
脳科学から読書の効果をアプローチした本だった。
脳科学については、認知症の人の世界を理解したくて関連書式を読み漁ってたことがあるので、抵抗もなくスラスラ読めた。
一番印象に残ったのは・・・
SNSなどのメディア・ツールが発展し、視覚から得られる情報が多くなった。一度に脳が処理できる情報は3~4個。なので、それが習慣化してしまうと脳疲労になる。
一方読書は文字だけの世界なので、脳に余白ができ、想像することに使われるため、脳が活性化する。・・・という箇所。
なるほどと思ったが、私は読書中にネガティブなイメージも出てくるためストレスに感じることもある。特に仕事に必要な分野(人間関係やツールの使い方など)を読むと、仕事のことが浮かんで嫌になる。
著者はこの点にも言及していて、読む前にポジティブなイメージを持つこと、特に「QUESTION」を抱いて読み始めると効果的だと言っていた。
やっぱりそうなのかと思ったのは「音読」
黙読より音読の方が、脳が活性化する箇所が増えるという。ほかの書籍でもそのようなことが書かれてたが、実践してこなかった。
理由は簡単;なんか面倒。そして読むスピードが落ちる。そんな感じ。だから、やりはじめてもすぐ黙るw
また、音韻処理も印象的な分析で、文字を脳で処理するときに一度音に変換してからイメージするということ。漢字(ex. 魚)はその形でイメージできるものなので、読めなくてもイメージできるとのこと。
なるほど、英単語、英文を読んでもすっと入ってこない理由は、その言葉が正確に脳で発音できず馴染めてないからと思った。よりネイティブの発音に慣れようと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ嫌なことがあったり落ち込んでしまったりしたときに、気持ちをうまく切り替えられるようになりたいと思い、この本を読むことにした。
これまでは小説を読んだり、アニメやドラマを見て、現実から目を背けることで気分転換をしていたが、感情や心の仕組みが科学的・論理的に整理することで、自分の状態を客観的に整理することができるんだなと感じた。問題の解決策がすぐに見つからなくても、自分の気持ちを冷静に捉えられるようになって、以前より気持ちの切り替えがしやすくなったと思う。
【第5章で印象に残ったこと】
・「情動」は生物に共通する原始的な反応であり、「感情」はその情動を人間が言語化・解釈したもの。
・悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのかは現在も議論が続いているが、身体に起きた反応の原因を解釈するのは脳の役割である。
・モチベーションに関わる脳の仕組みとして「報酬系」があり、ドーパミンが重要な働きをしている。
・予想以上の報酬を求める性質は生存に有利だった一方で、行き過ぎるとギャンブル依存症や行動嗜癖につながる可能性がある。
【第7章で印象に残ったこと】
・ストレスへの対処には、自分が意図した通りに行動できているという「自己効力感」が重要である。
・ToDoリストを活用し、小さな成功体験を積み重ねることが心の安定につながる。
・信頼できる人との何気ない会話や、将来への前向きな想像は精神的な支えになる。
・複数の居場所や活躍の場を持つことで、ストレスを分散できる可能性がある。
・ひとり旅や一人の時間を持つことも、心を整えるために有効である。道に迷うことも大切。
・マインドフルネス瞑想や認知行動療法は科学的根拠のある方法であり、「今ここ」に意識を向けることで考えすぎを和らげることができる。
今後読み返すとしたら、第5章と第7章を中心に再読したい。落ち込んだときや考え込みすぎてしまったときに、自分の気持ちを整理し、冷静さを取り戻そうと思う。 -
Posted by ブクログ
『心は存在しない』というタイトル通り、心を脳科学の視点から見つめ直す一冊だった。
後半で語られる「恒常的無常」という考え方が特に印象に残った。
変わらないために、変わり続ける。
人間には恒常性があり、安定を保とうとする。
でも、その安定を維持するためには、環境や時間の変化に適応し続けなければならない。
一見矛盾しているようで、これはかなり本質的な考え方だと思った。
本書内にもあるように、テセウスの船やスワップマンのようなことを考えると、人間が「自分」を自分として認識し続けていることの不思議さが少し見えてくる。
体も心も変化し続けているのに、それでも同じ自分であるように感じる。
その奇妙さについては以前から考えることがあったけれど、本書を通して少しだけ解像度が上がった気がする。
直前に読んだ物語でも、時間によって変わっていく日常と、それでも残るものについて考えさせられた。
まったく違うジャンルの本から、同じような真理に触れた気がして面白かった。 -
Posted by ブクログ
リベラルアーツの一つと言われる脳科学は、どの様な学問なのか?が全く想像が出来ていないが、以前から興味はあった。脳は常に予測しているというが、少しでもしれたら良いなと思い、まずこの一冊を手に取った。
専門用語が多く理解しづらかった所もあるが、私にとっては、全般的に新たな発見の連続であった。例えば、脳から出るドーパミンは何かを期待しており、スマホの通知など受動的に入ってくる情報は脳疲労を起こすきっかけとなる可能性があるということは新たな気づきだった。逆に自分で主体的に考えて行動に移すことが脳に良いということは、なんとなく分かっていたことだけど、それが脳科学的にも立証された気がする。
脳科学については、他にも色んな本があるので手に取ってみて様々な事情に対して脳科学的に捉えたらどうなるんだろう?との観点で考えてみたい。あとは、多視点というが、ある事柄に対して脳科学的な視点で見てみるというのは確かな新たな気づきがあったので、今後は他の視点も学ぶ必要性があることに改めて気付かされた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人の身体はまだまだ未知で不思議なことばかり。
世界中で行われている研究や、現時点での見解が知りたくて手に取りました。
分かりやすく解説してくれてますがどうしても専門用語は難しく、理解出来たのは7割くらいかもしれません…笑
でも腸内細菌は腸だけでなく、脳やコミニュケーションにも関係すること。血液型で病気のリスクが異なること。スマホより紙で読書した方が読解力が高いこと。などへー!!と思うことが沢山あって読んでよかったです。
何より随所に差し込まれるイラストがシュールで可愛い…!
解説の中ではさらっと「細胞や遺伝子の分析を行い〜」や「〜をしたマウスを人工的に作り〜」と書かれていましたが、その全てに膨大な時間と手間がかかっているのだろうなあと研究者の方たちには頭が下がります。
未来ではもっと完治できる病気が増えて、健康に生きられる時間が増えるかもしれない。希望が持てそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「心」の捉え方がまた一つ増えた。
自分の本質は「心」にあると思う気持ちもあった。それと同時に「心」ではなくもっと別の高い場所に「自分の本質」があるとも思う。
「心」はふんわりしていて言語化しにくいけど、
脳科学者の視点での「心」に対する見解は面白かった。
「恒常性」を保つために変化する。変化しないために変化する。
いろんな刺激を受けて、その刺激が体の反応としてでてくる。
その反応に対して自分の過去の記憶から照らし合わせた感情が出てくる。
それらをひっくるめて「心」と感じる。
しかし「記憶」自体も曖昧なもので、その時の自分が「その時そう感じた」だけであって、それが絶対的な感情ではない。
自分が感じる「感情」も、そう思い込んでるだけなのかもしれない。
「こころ」はとても曖昧なものだ。
「変化するもの」だから「本質」とはまた違うニュアンスなのはすごく理解できた。
生きるために変化する。
なんだか心が軽くなった。