毛内拡のレビュー一覧
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リベラルアーツの一つと言われる脳科学は、どの様な学問なのか?が全く想像が出来ていないが、以前から興味はあった。脳は常に予測しているというが、少しでもしれたら良いなと思い、まずこの一冊を手に取った。
専門用語が多く理解しづらかった所もあるが、私にとっては、全般的に新たな発見の連続であった。例えば、脳から出るドーパミンは何かを期待しており、スマホの通知など受動的に入ってくる情報は脳疲労を起こすきっかけとなる可能性があるということは新たな気づきだった。逆に自分で主体的に考えて行動に移すことが脳に良いということは、なんとなく分かっていたことだけど、それが脳科学的にも立証された気がする。
脳科学について -
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読書に対する脳科学的にエビデンスのあるメリットが様々書いてあって勉強になった。
電子書籍より紙書籍の方が記憶の観点から見るとより残りやすかったり、読書によるリラックス効果があったり、行間を読み取ろうとすることで共感や社会的スキルを高められたり…
本書にも書いてあったが、一回だけでは何事も全ては覚えられない。何回も印象に残ったところや大切な情報は見返すようにしたいと思った。
理由は説明できなくとも何となく「読書はいいこと」という認識だったので、エビデンスや効果を意識した上で今後読めるようになると思うと、より吸収できるような気がする。そのためにも、読んだきりにならないように気をつけたい。 -
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ネタバレ人の身体はまだまだ未知で不思議なことばかり。
世界中で行われている研究や、現時点での見解が知りたくて手に取りました。
分かりやすく解説してくれてますがどうしても専門用語は難しく、理解出来たのは7割くらいかもしれません…笑
でも腸内細菌は腸だけでなく、脳やコミニュケーションにも関係すること。血液型で病気のリスクが異なること。スマホより紙で読書した方が読解力が高いこと。などへー!!と思うことが沢山あって読んでよかったです。
何より随所に差し込まれるイラストがシュールで可愛い…!
解説の中ではさらっと「細胞や遺伝子の分析を行い〜」や「〜をしたマウスを人工的に作り〜」と書かれていましたが、その全て -
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ネタバレ「心」の捉え方がまた一つ増えた。
自分の本質は「心」にあると思う気持ちもあった。それと同時に「心」ではなくもっと別の高い場所に「自分の本質」があるとも思う。
「心」はふんわりしていて言語化しにくいけど、
脳科学者の視点での「心」に対する見解は面白かった。
「恒常性」を保つために変化する。変化しないために変化する。
いろんな刺激を受けて、その刺激が体の反応としてでてくる。
その反応に対して自分の過去の記憶から照らし合わせた感情が出てくる。
それらをひっくるめて「心」と感じる。
しかし「記憶」自体も曖昧なもので、その時の自分が「その時そう感じた」だけであって、それが絶対的な感情ではない。
自分が感 -
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病は気から、と昔からよく言われるフレーズがある。これは精神論のもと、気合いが入ってないから病にかかる、甘さを鍛え直す場面で使われることがある。これは非科学的なこととして、その因果関係に踏み込んだ研究は少なかった。著者は脳におけるグリア細胞の機能に着目し、精神作用が免疫に及ぼす影響を科学的に見いだしている。免疫が普通に働く場合は、正常な修復機能として問題ないが、免疫バランスが崩れたら、炎症などの異常が起きる。このバランスを保つ上での考え方を示唆している。ヒトは自分で栄養を作り出せないから、食べるという行為で外から栄養を取っているが、植物由来の成分を取ることが健康を保つ上で重要であり、その理由につ
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序盤はタイトルが大げさな本だなと感じたが、後半にしっくりくる説明がされていて改めて、知覚を表す言語が大事なんだなと感じた。
前半は、どちらかというと脳の機能やクセを解説して、気持ちや性格とは?といった内容。なので脳っぽい本を読んだ人は飛ばし飛ばしで読める内容。ちょいちょい泣くから悲しいのか、悲しいから泣くのかとか哲学があり、そのへんは面白くても心の存在の有無には紐づかない。
後半に、環境対応でホルモンが分泌され情動が起こり、それを感情と知覚してその時のどう感じるかの気持ちを「心」と言っている。「この気持ちはなんだろう?」を言語化したのが感情ということ。なので、心は言語が定義していると捉えた。 -
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心とは、私(個人)が世界をどのようにみるかという現象もしくは活動であり、そのみえかたは個人によって全く違う。言うなれば、同じ心はひとつとしてなく、それが故に、お互いに理解しあえることはかなり困難なのかもしれない。だけど、私はそれでいいと思った。後半の方に「私たちの心を直接共有できる技術が実現した未来を想像してみて下さい」的な、くだりがありました。作者はこれを好意的に捉えているように感じましたが、私は、誰かの心を私が知って(理解して)しまうことはとても怖いです。そして私は、私の心を誰かに知られて(理解されて)しまうのはもっと怖いです。だけど、一方で、「あなたのことをもっと知りたい!そして私のこ -
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脳については、ニューロンが神経伝達物質の情報伝達を担っていることは知っていた。
この本を読んで、アストロサイトなどのグリア細胞もまた脳内でとても重要な働きをしている事がわかった。
「ニューロンを取り巻く環境が、時々刻々と変化し続け、ニューロンと相互作用し続けることがこころのはたらきという状態なのかもしれない」
生きているとは変化し続ける脳内の環境が知性やこころのはたらきを織りなすこと。それ故に私たちは「生きている」と実感できる、
アストロサイトをキーワードに、脳を理解するには、物質そのものではなく、それらの関係性を明らかにすることが必要だという観点が新しくて興味深かった。
日常生活で脳を -
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2025/1/9
脳科学に関する本は何回に書いているものが多く読みにくいが、本書は読みやすくすらすら読めた。
感情は情動を言語化したもの。
感情の解像度を高めると身体の内受容感覚と脳が経験を元に生み出す思考に分割できる。
マインドフルネスがまさにこれだ。継続しよう。
アストロサイトはすごい。
脳のゴミ掃除、神経可塑性の向上等。
メンタルヘルス向上のため、ニューロンやシナプスばかり注目していたが、アストロサイトを活性化することも視野に入れたい。運動によるBDNFが大事?睡眠や基本的な食生活も見直す。
ルールをシンプルにするとうまくいく。
心配性で自分にルールを課してしまうが単純なルールの方 -
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自分の心と体は1番の研究対象。自分の体に興味を持つことが大切。
脳を正しく働かせるためには、たくさんの能動的な経験が必要。多くの試行錯誤や失敗の経験が重要であり、社会性の発達には幼少期の親や他者との身体的・社会的相互作用が不可欠。
「自分が変化し続けることで変化に耐える」可塑性粘り強い可塑性。
脳の持つシナプス可塑性は経験に応じてどの回路を強め、弱めるかという結合パターンとして保持される。この結合パターンこそが記憶の根源である。
1人の人間の中では知力は生涯を通じて安定的。加齢と老化は別の現象で経験や知識の蓄積により異なる知能の側面が発達するから加齢が全ての能力の低下を意味するわけではない