毛内拡のレビュー一覧

  • 面白くて眠れなくなる脳科学

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    面白くて眠れなくなるほどではなかったが、眠くはならなかった。
    脳科学の話がそこそこ詳しく書いてあって眠くならないのは、結構凄いことなのでは?

    見た目から想像できる通り、初心者向けで分かりやすい。私は生物の知識がゼロに等しかったので、難易度的にちょうどよかった。

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    2025年09月22日
  • 脳と免疫の謎 心身の不調はどこからくるのか

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    ホメオスタシスのためのストレス対応、神経伝達物質と受容体のシーソーゲーム。電気信号も化学信号に変換する事で柔軟で複雑な処理。脳のリンパを司るグリア細胞が脳をメンテ。睡眠重要。ノルアドレナリンで脳内血圧上昇。脳腫瘍はグリア細胞の癌。ループ回路のブレーキが効かなくなると精神障害。受容体の変化によって起こる離脱症状。身体の炎症物質→脳内炎症→グリア細胞の機能不全→メンタル不調。畏敬の念。感謝。自己コントロール感。新奇体験。迷ったら新しい方を選ぶ。適度な運動。とりあえず始める。結局、運動+睡眠+腸内環境+楽しく笑。

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    2025年09月14日
  • 心は存在しない 不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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    序盤はタイトルが大げさな本だなと感じたが、後半にしっくりくる説明がされていて改めて、知覚を表す言語が大事なんだなと感じた。
    前半は、どちらかというと脳の機能やクセを解説して、気持ちや性格とは?といった内容。なので脳っぽい本を読んだ人は飛ばし飛ばしで読める内容。ちょいちょい泣くから悲しいのか、悲しいから泣くのかとか哲学があり、そのへんは面白くても心の存在の有無には紐づかない。

    後半に、環境対応でホルモンが分泌され情動が起こり、それを感情と知覚してその時のどう感じるかの気持ちを「心」と言っている。「この気持ちはなんだろう?」を言語化したのが感情ということ。なので、心は言語が定義していると捉えた。

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    2025年06月01日
  • 心は存在しない 不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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    心とは、私(個人)が世界をどのようにみるかという現象もしくは活動であり、そのみえかたは個人によって全く違う。言うなれば、同じ心はひとつとしてなく、それが故に、お互いに理解しあえることはかなり困難なのかもしれない。だけど、私はそれでいいと思った。後半の方に「私たちの心を直接共有できる技術が実現した未来を想像してみて下さい」的な、くだりがありました。作者はこれを好意的に捉えているように感じましたが、私は、誰かの心を私が知って(理解して)しまうことはとても怖いです。そして私は、私の心を誰かに知られて(理解されて)しまうのはもっと怖いです。だけど、一方で、「あなたのことをもっと知りたい!そして私のこ

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    2025年03月16日
  • 心は存在しない 不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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    脳科学で心という存在するかどうか分からないものを紐解く本。腑に落ちる例を出してくれて、理解しやすい。脳科学の観点から書かれている本をもっと読みたくなる。

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    2025年03月12日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    脳については、ニューロンが神経伝達物質の情報伝達を担っていることは知っていた。
    この本を読んで、アストロサイトなどのグリア細胞もまた脳内でとても重要な働きをしている事がわかった。

    「ニューロンを取り巻く環境が、時々刻々と変化し続け、ニューロンと相互作用し続けることがこころのはたらきという状態なのかもしれない」

    生きているとは変化し続ける脳内の環境が知性やこころのはたらきを織りなすこと。それ故に私たちは「生きている」と実感できる、
    アストロサイトをキーワードに、脳を理解するには、物質そのものではなく、それらの関係性を明らかにすることが必要だという観点が新しくて興味深かった。

    日常生活で脳を

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    2025年02月12日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    脳科学的に「頭がいい」状態とはどういうことかが書かれている。どうしても記憶力がいいとか、計算が早いとかを想像しがちだが、自分の体をいかにうまく動かせるのかという点でも頭がいいと言えるらしい。
    emotion(情動)とfeeling(感情)の違い。人間は動物にも感情があると考えがちだが、それは情動らしい。それを言葉にして初めて感情と呼ばれるとのこと。

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    2025年02月04日
  • 心は存在しない 不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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    脳の機能から「心」というはたらきを捉える。
    先人の知見に加えて「知恵ブクロ記憶」や「恒常的無常」など、毛内先生の解釈がとても分かりやすかった。

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    2025年01月18日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    2025/1/9
    脳科学に関する本は何回に書いているものが多く読みにくいが、本書は読みやすくすらすら読めた。

    感情は情動を言語化したもの。
    感情の解像度を高めると身体の内受容感覚と脳が経験を元に生み出す思考に分割できる。
    マインドフルネスがまさにこれだ。継続しよう。

    アストロサイトはすごい。
    脳のゴミ掃除、神経可塑性の向上等。
    メンタルヘルス向上のため、ニューロンやシナプスばかり注目していたが、アストロサイトを活性化することも視野に入れたい。運動によるBDNFが大事?睡眠や基本的な食生活も見直す。

    ルールをシンプルにするとうまくいく。
    心配性で自分にルールを課してしまうが単純なルールの方

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    2025年01月09日
  • 心は存在しない 不合理な「脳」の正体を科学でひもとく

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    物理的な存在としての「心」というものは・・・と主張する。脳や身体の働きに依存するものとして考えている。

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    2024年12月10日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    自分の心と体は1番の研究対象。自分の体に興味を持つことが大切。
    脳を正しく働かせるためには、たくさんの能動的な経験が必要。多くの試行錯誤や失敗の経験が重要であり、社会性の発達には幼少期の親や他者との身体的・社会的相互作用が不可欠。
    「自分が変化し続けることで変化に耐える」可塑性粘り強い可塑性。

    脳の持つシナプス可塑性は経験に応じてどの回路を強め、弱めるかという結合パターンとして保持される。この結合パターンこそが記憶の根源である。

    1人の人間の中では知力は生涯を通じて安定的。加齢と老化は別の現象で経験や知識の蓄積により異なる知能の側面が発達するから加齢が全ての能力の低下を意味するわけではない

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    2024年11月17日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    ネタバレ

    ニューロンはよく聞くが、アストロサイトというものを初めて耳にした。すごい機能。
    アストロサイトはある程度の刺激や負荷、新奇体験によって強い情動喚起が起こることで活性化される。また忘却することも一種脳のデトックス行為なので健全。
    こういう側面(脳や身体)からも自分を知ることは大事だなぁと思った。

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    2024年10月26日
  • 「気の持ちよう」の脳科学

    匿名

    購入済み

    現代病とも言うべきうつ病は心の問題・個人の資質の問題とされて顧みられない風潮がありましたが、最近は変わってきました。本書では脳という臓器の問題として捉える視点を提供してくれています。

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    2024年10月14日
  • 面白くて眠れなくなる脳科学

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    表紙・背表紙を見て興味が湧き、読んでみました。

    専門用語を「いわば○○のようなもの」などと易しく言い換えされていたり、ところどころイラストや図解があり、私のような脳科学には全く明るくない、脳科学素人でもスイスイ読むことが出来ました。

    学ぶ・調べると言うよりは、脳科学の分野から読み物として面白い部分をひっぱってきたような、興味深く楽しめる本という感じです。

    IQの高い人の脳はシンプルで省エネ、
    うつ病の人は脳のアイドリングモードが過剰に活動している。

    どの内容も興味深く、専門的すぎず、難しすぎず、一般人の私でも楽しめました。

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    2024年09月30日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    既知の内容が多かったが、わかりやすく読みやすい文章ですらすら読めた。
    アストロサイトの働きについては初耳だった。この細胞の働きを活性化することで認知症も防げるかもしれないと思った。

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    2024年09月25日
  • 脳科学が解き明かした 運のいい人がやっていること

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    思考や行動を変えて習慣化することを脳科学の観点から書いている本。

    「幸運は用意された心にのみ宿る」。
    準備が8割。
    思考のショートカット。

    本当に重要なのは、
    「自分は運がいいと思えるかどうか」。

    運のいい人は不確かな運勢や天命に自分をゆだねることはしない。→自己コントロール感。

    現状維持や面倒くさいという気持ちを乗り越え、新しいことにチャレンジしよう。

    できるだけ毎日新しい体験をするように意識する。
    誰にとっても有効なルーティーンなどというものは存在しない。

    どうでもいいことはどんどん忘れよう→選択的忘却。

    整理整頓された環境がいつも最良とは限らない。

    スマホの通知を見直し、

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    2024年09月12日
  • 脳科学が解き明かした 運のいい人がやっていること

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    新しい状況を楽しめる。失敗しても、それは、糧になると気分を切り替えられる。それらは、周囲の環境にもよると思う。失敗を責める周囲だったり、同じルーティンを好む状況だったら、難しそう。

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    2024年09月11日
  • 「気の持ちよう」の脳科学

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    脳も臓器の1つなので、調子のよい時も悪い時もある。意欲がわかなくなる、思考がネガティブになるなどは、調子の悪さからくるという。序盤の脳内物質の説明は咀嚼しきれなかったが、メカニズムや対処法が分かりやすく書かれていた。

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    2024年08月14日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    MBAの選手はある試合会場でいつものドリブルをしていて、思うように手元に返ってこない時に、すぐさま会場のある1箇所だけ弾まない場所があることを審判に指摘した。
    羽生結弦選手は、技が思うように決められなかった時、スケートリンクの1箇所にほんのわずかに削れて窪みができていることを指摘し、会場が製氷をかけた。

    よくそんなことがわかるなぁと感心した。
    一流の選手は、感覚が研ぎ澄まされている。
    この感覚は自分の考えと自分の動きが一致している。「アスリートは頭がいい」に納得した。

    また、脳は記憶だけでなく忘却もする。
    忘却ができることは、しっかりと脳が機能している証拠であると書かれていて、忘れん坊の自

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    2024年07月09日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    人は分かり合えない、ということが納得できてしまう本書の解説。だからこそ、ランダムな経験や外部の刺激が必要ということもうなづける。自分の感情は自分の作り出したもので、誰のせいでもないと思うと、脳の持久力こそ大切に思える。刺激的な本。

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    2024年06月17日