毛内拡のレビュー一覧

  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える
    脳科学について専門的なことを身近な例でわかりやすく書かれていて、「それは脳のこういうしくみのせいなんだ!」と大変興味深く読めました。

    「頭が柔らかい」というが実際にシナプスの可塑性(柔軟性)が脳機能に影響を与えていることや、「忘れること」は脳機能が落ちるためではなくむしろ脳の正常の働き方であること...続きを読む
  • ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。
    2023年刊。書籍、ネット等で普段から幾らか情報収集していたので、どの程度楽しめるかな~?と思っていたら…。ド偉く面白いです! え?、本当に? ウソじゃないの? と言いたくなった。育児放棄の点も、人間に限らず野生動物でも生じ得る事だが。人間の脳内にも放棄や虐待を誘発する (恐らくは生存の為) 脳神経...続きを読む
  • 「気の持ちよう」の脳科学
    心はふわっとしているので分かりにくく、自分が悪いと思うことが多くありましたが、今回そうじゃないかもしれないと少し楽になりました。心の病は脳にあるなら、これからも脳について調べてみようと思います。
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき
    計算論的に脳の研究をしている大学院生ですが、知らなかった情報が満載でとても楽しめました!
    本書では、序盤に古くからあるニューロンを中心とした研究の話題を、その後に最近注目を浴びているグリア細胞や脳脊髄液の話題に移るという構成です。この本の主題は後半のグリアや脳脊髄液だと思いますが、ニューロンに関する...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる脳科学
    脳は、受け取った刺激から情報を補完して映像や音声といった世界を創造している。そう考えると幻覚や幻聴と実際に見聞きしていると思っている映像や音声の区別もあいまいである。
    ニューロンと、ニューロン以外のアストロサイトが1:2程度の比率であり、アストロサイトの役割は不明な点が多いが、この大きさが知能に関係...続きを読む
  • 「気の持ちよう」の脳科学
    心の病なんて気の持ちようだ、という言葉に待ったをかけるこの本。

    「憂うつになったりハッピーになったりするのも、脳内ではたらく化学物質ひとつのサジ加減」だが、人間は当たり前に認知の歪みがあり、非合理的で、理不尽で、情に流される。だからこそ気の持ちようじゃ何ともならない。
    認知に歪みのない人だけが心の...続きを読む
  • 「気の持ちよう」の脳科学
    ■第1章のまとめ
    ・心は脳という臓器が作り出すもの
    ・脳科学は心理学の一分野に過ぎないが、科学的に心を扱う手法が充実してきた
    ・現在では神経科学、進化、遺伝学、精神医学、行動学、認知科学、社会学など様々な側面から心の働きが研究されている
    ・生物としての体の働き、認知や知覚、気分などに与える影響、育っ...続きを読む
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき
    まったくの門外漢で科学全般素人レベルの知識しかないのですが、タイトルにひかれて購入しました。なんとか素人にも読めるレベルにまとめてもらっていると感じました。特に各章最後の「まとめ」が役に立ちました。私なりの理解ですが、本書の主な論点は、これまであまり着目されていなかった、脳内の「スキマ」に存在してい...続きを読む
  • 今と未来がわかる 脳と心
    人間が「人間たる所以」は、脳があり脳が活動しているからであろう。その脳についての科学的な解明は進みつつあるがまだまだ分からないことばかりとも言える。
    脳の構造や働き全般について基本的な知識を得るに最適な内容。知っておくべき脳の基本情報を分かりやすく網羅して書かれている。

    脳は不思議のカタマリのよう...続きを読む
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき
    脳の働きはニューロンが支配しているとされてきた常識に新たな見解を提示した内容。
    ニューロンを取り巻くグリア細胞(脳の中にある液体も)が実はニューロンと共に複雑な相互作用によって「ヒトの脳の働きの作り出している」とのこと。
    非常におもしろい。脳の構造など素人には基本的な部分での勉強にも多いになりました...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる脳科学
    人間をコントロールしているのは「脳である」のだから、脳のことを知る必要がある。知りたい。
    しかし、素人に分かるほどにシンプルなものではない。それでも、最新の科学により分かってきていることは日々増えてきている。
    この本では脳のことはもちろん、生物学などにも素人の人間にも面白く興味深く全編が読ませてくれ...続きを読む
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき
    ちと中断入ったりで時間かかったけど、ようやく。
    もう教科書読むこともないだろうけど、教科書自体に反映されるのは一体いつなんだろうか。正解不正解を求める入試をなくせば機動的に変えられるのかも⁈
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき
    脳科学の最新研究がわかりやすくまとめられていてとてもよかった。

    睡眠中の脳の活動に興味があるのでグリンファテックシステムについて丁寧に書かれてるのはよかった。まだあまり解明されていないんだなあ。

    「ほとんどの全身麻酔薬はどうして効くのかわかっておらず、全身麻酔の作用機序を解明したらノーベル賞間違...続きを読む
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える
    人は分かり合えない、ということが納得できてしまう本書の解説。だからこそ、ランダムな経験や外部の刺激が必要ということもうなづける。自分の感情は自分の作り出したもので、誰のせいでもないと思うと、脳の持久力こそ大切に思える。刺激的な本。
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える
    本書は、脳科学の観点から「頭がいい」とはどういうことかを解説したもの。
    著者によれば、頭の良さとは、単にIQや記憶力が高いことだけではない。感覚や運動能力、アートと創造性、他者の気持ちがわかる能力など、人間の生活におけるすべてに関わることと定義している。
    そして、これらの能力を支えるのが「脳の持久力...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる脳科学
    脳って面白いなぁと思いました。今見てる世界が現実なのか幻想なのか分かりませんが、いろいろ学んでみたいと思います。
  • 「気の持ちよう」の脳科学
    わかりやすく読みやすい脳科学の入門書。心理学についても軽く触れられている。中学生~高校生向け。思春期の子どもたちにはいろいろと思い悩む前にこころの科学について学んでみてほしい。
    心理学の本と合わせて読むとさらに面白いと思う。
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える
    集中しているときにスマホが気になると、大幅ロスになることや、たくさん経験しないと脳が学習していかないこと等を学びました。脳について面白かったので、著者の他の作品も読んでみます。
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき
    化学的な作用機序の説明など、自分にはちょっと難しいところもありましたが、おおむね興味深く読むことができました。
    脳の中で神経細胞ではない細胞があり、「人間は脳を○%しか使っていない」という俗説が広まったという話は知っていましたが、その細胞(グリア細胞)が電気信号を発しないことから、知的活動と直接関係...続きを読む
  • 「気の持ちよう」の脳科学
    人間の雑念は、過去への後悔と将来への不安だと定義されているが、その通りだと思った.脳も心臓や肝臓といった他の臓器と一緒だが、脳は心との関連があることで問題が起こる由.心が病んでいる状態は、脳のはたらきが過剰になってしまっていることだそうだ.過剰にはたらくことがうつ病につながるとも言っている.「情動」...続きを読む