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Posted by ブクログ
アストロサイトやグリア細胞のこと、脳波やシナプス可塑性の話など難しそうな内容も端的でわかりやすい文章にまとめられているため、なんとなくは理解することができた。
なにより驚いたのは、「考える」ということが、ニューロンの生み出すナトリウムとカリウムのアンバランスを取り返すための電気的インパルスである、ということ。それを脳波という形で脳の活動と捉え、測定してきた、という話。
脳の中で起きてることは、電気信号の発生と化学信号への変換であり、その結果人間の意識や思考、情動や、(言語で解釈された)感情が生まれるという話は、人体のミラクルとしか思えない。
「色即是空、空即是色」
脳の中を開けても心があるわけではなく、脳細胞をただ集めても脳にはならない。心も脳も、「私」さえも実態などなく、移り変わっていくもの、という話は説得力があってとても沁みた。
脳の病気になって一年、まだ治ってないけど随分異常な状態から、修復のために頑張ってくれたんだなと思ったら自分の脳が愛おしくなった。
たくさん寝て、隙間をたくさん作って、老廃物を流したい。
Posted by ブクログ
脳は、受け取った刺激から情報を補完して映像や音声といった世界を創造している。そう考えると幻覚や幻聴と実際に見聞きしていると思っている映像や音声の区別もあいまいである。
ニューロンと、ニューロン以外のアストロサイトが1:2程度の比率であり、アストロサイトの役割は不明な点が多いが、この大きさが知能に関係している可能性があることや、世界の認識にあたってシナプス刈り込みが行われて、賢い人ほど神経回路がシンプルで省エネであることは勉強になった。
ドーパミン、セロトニン、アセチルコリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が関係し合って快感ややる気や抑うつ状態がもたらされている。
そして、心も意識も錯覚で、脳がほとんどの情報を自動処理した後に大脳皮質に送られた情報だけが解釈され言語化され、それがエピソード記憶として長期間保存されることで連続する「私」が存在すると思っているだけの錯覚かも知れないという説は極めて興味深かった。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいと解釈しているだけということ。
面白い本。少し日本語が下手で、主語と述語がよくわからなくて意味が不明な箇所もあったが、内容が興味深すぎて星5つ。
Posted by ブクログ
人間をコントロールしているのは「脳である」のだから、脳のことを知る必要がある。知りたい。
しかし、素人に分かるほどにシンプルなものではない。それでも、最新の科学により分かってきていることは日々増えてきている。
この本では脳のことはもちろん、生物学などにも素人の人間にも面白く興味深く全編が読ませてくれる。
「脳科学ストレス解消法」の章などは特に興味深く読んだ。”短期的なストレスは脳にとって良いこと。脳の健康のためにも...新しいものを求めて外にでよう(散歩して道に迷うなどが良い)”
脳の主要な部分はニューロンだと思っていたけど、脳の隙間を埋めるグリア細胞そこにあるアストロサイトに大きな役割があるという話などすこぶるオモシロイ。
Posted by ブクログ
リベラルアーツの一つと言われる脳科学は、どの様な学問なのか?が全く想像が出来ていないが、以前から興味はあった。脳は常に予測しているというが、少しでもしれたら良いなと思い、まずこの一冊を手に取った。
専門用語が多く理解しづらかった所もあるが、私にとっては、全般的に新たな発見の連続であった。例えば、脳から出るドーパミンは何かを期待しており、スマホの通知など受動的に入ってくる情報は脳疲労を起こすきっかけとなる可能性があるということは新たな気づきだった。逆に自分で主体的に考えて行動に移すことが脳に良いということは、なんとなく分かっていたことだけど、それが脳科学的にも立証された気がする。
脳科学については、他にも色んな本があるので手に取ってみて様々な事情に対して脳科学的に捉えたらどうなるんだろう?との観点で考えてみたい。あとは、多視点というが、ある事柄に対して脳科学的な視点で見てみるというのは確かな新たな気づきがあったので、今後は他の視点も学ぶ必要性があることに改めて気付かされた。
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ビジネス・実用
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