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脳は、まだまだわからないことだらけ。だから「もっと知りたい!」に満ちている――。 死んでいるはずの脳が生き返った?/守りは堅いのに、体によくないものは大好き/右脳と左脳のホントのところ/ないはずのものを感じる脳/どうして夢をみるのだろう?/「ニューロン以外」の細胞が頭の良さのカギ?/脳は“こうしたい”と思う「前」に動き出す ……などなど、身近な話題から最新の知見まで、深くてふしぎな脳科学の世界へ案内します。複雑だから面白い! 選りすぐりのエピソードが満載!
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Posted by ブクログ
アストロサイトやグリア細胞のこと、脳波やシナプス可塑性の話など難しそうな内容も端的でわかりやすい文章にまとめられているため、なんとなくは理解することができた。 なにより驚いたのは、「考える」ということが、ニューロンの生み出すナトリウムとカリウムのアンバランスを取り返すための電気的インパルスである、...続きを読むということ。それを脳波という形で脳の活動と捉え、測定してきた、という話。 脳の中で起きてることは、電気信号の発生と化学信号への変換であり、その結果人間の意識や思考、情動や、(言語で解釈された)感情が生まれるという話は、人体のミラクルとしか思えない。 「色即是空、空即是色」 脳の中を開けても心があるわけではなく、脳細胞をただ集めても脳にはならない。心も脳も、「私」さえも実態などなく、移り変わっていくもの、という話は説得力があってとても沁みた。 脳の病気になって一年、まだ治ってないけど随分異常な状態から、修復のために頑張ってくれたんだなと思ったら自分の脳が愛おしくなった。 たくさん寝て、隙間をたくさん作って、老廃物を流したい。
脳は、受け取った刺激から情報を補完して映像や音声といった世界を創造している。そう考えると幻覚や幻聴と実際に見聞きしていると思っている映像や音声の区別もあいまいである。 ニューロンと、ニューロン以外のアストロサイトが1:2程度の比率であり、アストロサイトの役割は不明な点が多いが、この大きさが知能に関係...続きを読むしている可能性があることや、世界の認識にあたってシナプス刈り込みが行われて、賢い人ほど神経回路がシンプルで省エネであることは勉強になった。 ドーパミン、セロトニン、アセチルコリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が関係し合って快感ややる気や抑うつ状態がもたらされている。 そして、心も意識も錯覚で、脳がほとんどの情報を自動処理した後に大脳皮質に送られた情報だけが解釈され言語化され、それがエピソード記憶として長期間保存されることで連続する「私」が存在すると思っているだけの錯覚かも知れないという説は極めて興味深かった。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいと解釈しているだけということ。 面白い本。少し日本語が下手で、主語と述語がよくわからなくて意味が不明な箇所もあったが、内容が興味深すぎて星5つ。
人間をコントロールしているのは「脳である」のだから、脳のことを知る必要がある。知りたい。 しかし、素人に分かるほどにシンプルなものではない。それでも、最新の科学により分かってきていることは日々増えてきている。 この本では脳のことはもちろん、生物学などにも素人の人間にも面白く興味深く全編が読ませてくれ...続きを読むる。 「脳科学ストレス解消法」の章などは特に興味深く読んだ。”短期的なストレスは脳にとって良いこと。脳の健康のためにも...新しいものを求めて外にでよう(散歩して道に迷うなどが良い)” 脳の主要な部分はニューロンだと思っていたけど、脳の隙間を埋めるグリア細胞そこにあるアストロサイトに大きな役割があるという話などすこぶるオモシロイ。
面白くて眠れなくなるほどではなかったが、眠くはならなかった。 脳科学の話がそこそこ詳しく書いてあって眠くならないのは、結構凄いことなのでは? 見た目から想像できる通り、初心者向けで分かりやすい。私は生物の知識がゼロに等しかったので、難易度的にちょうどよかった。
表紙・背表紙を見て興味が湧き、読んでみました。 専門用語を「いわば○○のようなもの」などと易しく言い換えされていたり、ところどころイラストや図解があり、私のような脳科学には全く明るくない、脳科学素人でもスイスイ読むことが出来ました。 学ぶ・調べると言うよりは、脳科学の分野から読み物として面白い部...続きを読む分をひっぱってきたような、興味深く楽しめる本という感じです。 IQの高い人の脳はシンプルで省エネ、 うつ病の人は脳のアイドリングモードが過剰に活動している。 どの内容も興味深く、専門的すぎず、難しすぎず、一般人の私でも楽しめました。
脳って面白いなぁと思いました。今見てる世界が現実なのか幻想なのか分かりませんが、いろいろ学んでみたいと思います。
眠れなくはならないが(笑)、 今までにバラバラに聞いていた情報が、整理された気がします。 脳を守る仕組みとして、「アルコールは通すのに、重要な薬は通さない」や 脳は10%しか使っていないは本当か?について、アストロサイト、グリア細胞といった、(私にとって)新しい名前が出てきたのが面白かったです。
脳に関する面白い話が読める。 体系的に学べる訳では無いが、興味のあるところから読める手軽さもある。 スキマ時間に読める本です。
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面白くて眠れなくなる脳科学
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毛内拡
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