毛内拡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
医学部で習った知識からアップデートされていなくて、この本を読んで初めて知った。
細胞外スペースが寝ている時には広くなり起きている時は狭くなる。
実は、情報伝達はニューロンのシナプスだけでなく、このスペースなど細胞外の領域をホルモンみたいに伝達する機構も備えている。
この細胞外スペースが狭くなるとなんらかの情報が伝達されやすく、広くなると脳の老廃物が能動的に排泄される。
こういったニューロン以外の機能は主にアストロサイトなどのグリア細胞が担っているようで、このアストロサイトもマウスよりも人では複雑性が高く、アインシュタインはある領域で発現量が増えているとのこと。
今までニューロンがすべてだと思っ -
Posted by ブクログ
脳の重層的な構造を暗示するかのようなタイトルに惹かれて読む。脳の謎を解き明かそうと脳が挑む、その営みの不思議さに謎は深まるばかり。
従来の脳科学が、ニューロンを主体とするネットワークとして取り組んできた研究に、脇役として重視されなかったグリア細胞などのニューロン以外の働きについて着目する。ニューロンによるシナプスでの情報伝達の働き以外に、広範囲に拡散する動きがあることを実験を通して明らかにする。
人間らしさや知性(知能とは違う)は、こうした仕組みに依拠すると推察している。分解すれば化学反応の連鎖に帰着する脳、そのダイナミックなシステムは驚異そのものである。本書で展開される論旨に追従していくには -
Posted by ブクログ
ネタバレ間質
体の隙間に存在する網目構造と無色透明の体液
人体最大の器官?
ニューロン(神経細胞)
電気的活動をおこなう脳の神経細胞
軸索=他の細胞への導線 他のニューロンの軸索とつなぐ数万個のシナプス
グリア細胞(神経膠細胞)
アストロサイト(グリア細胞のひとつ)
不活性状態
アクアポリン4で血管に接続 リンパ系システム=グリンファティック システム
脳脊髄液と間液の交換
活性化=目新しい環境でノルアドレナリン放出
頭の良い人
体積は大きいが神経突起の密度が低く枝分かれ少ない
無駄な接続少ない?
脳の細胞群の半分はグリア細胞
アインシュタインのグリア細胞は -
Posted by ブクログ
脳が読書という行為だけでもさまざまな働きをしていることがわかった。わかった…といっても浅くしかわかっていない気がする。「脳の〇〇というところが活性化して…」のように脳の部位が何回も登場して、それを読むたびに全然ピンときていないまま「へーそうなんだ!」と読み進めてしまった。脳はできることが多すぎて、それを説明するのも理解するのも難しいんだろうな。特に第一章がおもしろかった。読書と社会を紐付けて現代社会を考えさせられる内容で、私はどっちかというと読書そのものよりもそれを取り巻く社会に興味があるのか?!という気づきがあってよかった。第六章もなかなか印象的だった。私は今までの人生はずっと読書が共にあっ
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Posted by ブクログ
読書が脳にもたらすさまざまな効果について、科学的な視点から書かれている一冊。
著者は、紙の本をじっくり読む「精読」が記憶の定着に有効だと述べている。
たしかにそうだろうと思う一方で、今の私にはオーディブルでの読書がしっくりきている。
散歩をしながら耳で本を味わう時間は、とても心地よく、自然と日常に溶け込んでいる。
私は以前から、漢字は得意だけれど、カタカナや英語には少し苦手意識があった。
その理由が、漢字は意味を直接とらえられる「表意文字」だからだと知り、腑に落ちた。
自分は右脳が優位に働くタイプなのかもしれない。
速読ができるわけではないが、読むスピードは比較的速く