毛内拡のレビュー一覧
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MBAの選手はある試合会場でいつものドリブルをしていて、思うように手元に返ってこない時に、すぐさま会場のある1箇所だけ弾まない場所があることを審判に指摘した。
羽生結弦選手は、技が思うように決められなかった時、スケートリンクの1箇所にほんのわずかに削れて窪みができていることを指摘し、会場が製氷をかけた。
よくそんなことがわかるなぁと感心した。
一流の選手は、感覚が研ぎ澄まされている。
この感覚は自分の考えと自分の動きが一致している。「アスリートは頭がいい」に納得した。
また、脳は記憶だけでなく忘却もする。
忘却ができることは、しっかりと脳が機能している証拠であると書かれていて、忘れん坊の自分はほっとした。
予測困難なこれからのVUCA時代を生き抜く我々人類は、これからの未来を切り開くために、AIを活用しながら粘り強く課題に取り組んでいく必要があることがわかった。 -
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ネタバレ本書は、脳科学の観点から「頭がいい」とはどういうことかを解説したもの。
著者によれば、頭の良さとは、単にIQや記憶力が高いことだけではない。感覚や運動能力、アートと創造性、他者の気持ちがわかる能力など、人間の生活におけるすべてに関わることと定義している。
そして、これらの能力を支えるのが「脳の持久力」であると著者は主張する。脳の持久力とは、脳が集中力を維持し、長時間情報を処理し続けることができる能力である。
そして脳の持久力は、後天的に鍛えることができる。
良質な睡眠、適度な運動、新しいことに挑戦することなどが、脳の持久力を高める効果がある。
本書から得られた教訓は、以下の通り。
頭の良さは、生まれつきのものではなく、努力によって鍛えることができる。
→常に学び続けることが大事?
脳の持久力を高めるためには、日々の生活習慣を意識することが重要
→良質な睡眠、適度な運動、新しいことに挑戦すること等を習慣化する?
→休憩を意識的に入れていく
どこかで聞いたこと(読んだこと)のある内容が多かったが、納得できることも多く、今一度自分の生活を見直す意味では有用であったといえる。 -
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化学的な作用機序の説明など、自分にはちょっと難しいところもありましたが、おおむね興味深く読むことができました。
脳の中で神経細胞ではない細胞があり、「人間は脳を○%しか使っていない」という俗説が広まったという話は知っていましたが、その細胞(グリア細胞)が電気信号を発しないことから、知的活動と直接関係ないと思われていたことが理解できました。
ちなみに、グリアとは、パテないし膠のような物質を指すということは初めてこの本で知りました。
つまりグリア細胞は、脳の「埋め草」のようなものだと思われていたということですね。
ところが、最近の研究によれば、グリア細胞にも重要な役割があるらしいと分かってきたとのこと。
これは神経(ニューロン)中心主義の人間観にも影響を与えるものでしょう。
もしかすると、「脳に電極を刺してサイバースペースにダイブする」というイメージにも修正が迫られるかもしれません。
グリア細胞の役割を解明するには、実験手法上の難点もあって、まだ判明していない部分も多いようですが、今後の研究の進展に期待したいと思います。 -
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人間の雑念は、過去への後悔と将来への不安だと定義されているが、その通りだと思った.脳も心臓や肝臓といった他の臓器と一緒だが、脳は心との関連があることで問題が起こる由.心が病んでいる状態は、脳のはたらきが過剰になってしまっていることだそうだ.過剰にはたらくことがうつ病につながるとも言っている.「情動」というあまり見かけない用語が出てきたが、感情との関連で「感情とは、情動を大脳皮質で言語化して解釈したものにすぎない」との定義があったが、何故か納得できる感じだった.感情には、恐怖、緊張、後悔、怒り、闘争心、敵対心などが挙げられるが、言語を持たない赤ちゃんや動物には感情がないという説明も面白かった.一読後、未だに脳には解明されていない部分が多く存在していることを実感した.
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脳の特殊性について、重要な要素をかいつまんで紹介している。脳の複雑性のため、専門用語が少なくて読みやすいと感じる。脳の働きの中で、特に重要なのが、電気信号・間質・細胞外電場だと考える。
脳の構造として、ニューロンが広がった樹上突起がいくつもあり、そこをアセチルコリンの放出・分解によるシナプス伝達によって、刺激を受け渡すことで、情報を理解することができる。神経細胞への刺激により、カリウム/ナトリウムのイオン濃度が変化することで、活動電位が生まれる。
脳の働きは、電気信号によって行われており、”電気生理学”の学問が出来上がるほどである。他にも、顕微鏡技術の発達や脳障害の実例から、脳組織の役割を解き明かすことができる。
脳の中には、すき間が存在し、間質液で満たされている。すき間は細胞外スペースと呼ばれ、神経修飾物質(広範囲調節系(アドレナリン、セロトニンなど))を拡散させている。この働きによって、私たちの活動の時間帯やこころの働きに関与している。また、睡眠中には脳脊髄液が入れ替わることで、脳内を洗浄するなどの役割を果たしていると考えられている。
細胞外電場による伝達をエファプティックコミュニケーションと良い、シナプス伝達とは異なるワイヤレスな伝達が存在していると考えられている。低周波では、特に電流を伝えることのできる量が多いそうだ。
また、脳内のグリア細胞(アストロ細胞)が多い人ほど、知能が高くなる傾向にあるなど未知の領域についての研究にも触れている。 -
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脳と心の関係について、現状わかっている範囲で分かりやすくまとめられている
脳と腸の関係性については別の本でも書かれていたので何かしら影響ありそう
腸内環境にも気をつけたい
認知バイアスについては詳しい本も出てい読んだこともあるが、自分がバイアスの影響下にあるかどうか客観的に判断するのはなかなか難しい
バイアスを一覧化して常に見えるところに置いておくなどして意識していきたい
脳の特性を利用
自己効力感
自分が何を成してきたか見える化
成功体験を共用した仲間との雑談
損得関係なくワクワクすることを話す
一人旅
いつもはやらないようなことをして脳を活性化
マインドフルネス
瞑想など今この瞬間のことに集中
認知の歪みを改善
今のありのままを受け入れる
考えるのではなく見つめる
気分より目的を優先
注意を分散させる
自然体を大自然から学ぶ
あるべき論から離れてありのままを受け入れる
認知を可視化
パニック状態などにある自分を客観的に把握 -
Posted by ブクログ
面白い。脳はニューロンだけで成り立ってると思ってたが、グリア細胞(アストロサイト)、細胞外スペースなど、さまざまな相互作用の上に機能している。
ニューロン以外のグリア細胞も神経伝達物質を運搬しているとか、細胞外スペースが20%もあり、それもどうやら伝達に関わっているなど、いろんな最新の脳のメカニズムがわかりやすく紹介されている。
「うつは炎症で起きる」というかなり面白かった本と知識として連動する部分もあった。
それは、脳は髄膜にリンパ管(脊髄リンパ)があり、それを通り首のリンパ管に合流して代謝老廃物を排泄するということ。
特別な排泄機構があるわけではなく、全身と同じリンパ系を使った排泄メカニズムであり、免疫細胞の輸送も普通に行われる。
つまり、全身で炎症が起きたらサイトカインが脳にも運ばれ、脳でも炎症が起き、鬱になる。 -
Posted by ブクログ
医学部で習った知識からアップデートされていなくて、この本を読んで初めて知った。
細胞外スペースが寝ている時には広くなり起きている時は狭くなる。
実は、情報伝達はニューロンのシナプスだけでなく、このスペースなど細胞外の領域をホルモンみたいに伝達する機構も備えている。
この細胞外スペースが狭くなるとなんらかの情報が伝達されやすく、広くなると脳の老廃物が能動的に排泄される。
こういったニューロン以外の機能は主にアストロサイトなどのグリア細胞が担っているようで、このアストロサイトもマウスよりも人では複雑性が高く、アインシュタインはある領域で発現量が増えているとのこと。
今までニューロンがすべてだと思っていたけれど、アナログ的な作用も重要視され始めており、さらにAIと人の機能はかけ離れていくような印象になった。
あんまり詳しくは理解できていないけれど、 -
Posted by ブクログ
脳の重層的な構造を暗示するかのようなタイトルに惹かれて読む。脳の謎を解き明かそうと脳が挑む、その営みの不思議さに謎は深まるばかり。
従来の脳科学が、ニューロンを主体とするネットワークとして取り組んできた研究に、脇役として重視されなかったグリア細胞などのニューロン以外の働きについて着目する。ニューロンによるシナプスでの情報伝達の働き以外に、広範囲に拡散する動きがあることを実験を通して明らかにする。
人間らしさや知性(知能とは違う)は、こうした仕組みに依拠すると推察している。分解すれば化学反応の連鎖に帰着する脳、そのダイナミックなシステムは驚異そのものである。本書で展開される論旨に追従していくには、一気に読み進めることが必要と感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ間質
体の隙間に存在する網目構造と無色透明の体液
人体最大の器官?
ニューロン(神経細胞)
電気的活動をおこなう脳の神経細胞
軸索=他の細胞への導線 他のニューロンの軸索とつなぐ数万個のシナプス
グリア細胞(神経膠細胞)
アストロサイト(グリア細胞のひとつ)
不活性状態
アクアポリン4で血管に接続 リンパ系システム=グリンファティック システム
脳脊髄液と間液の交換
活性化=目新しい環境でノルアドレナリン放出
頭の良い人
体積は大きいが神経突起の密度が低く枝分かれ少ない
無駄な接続少ない?
脳の細胞群の半分はグリア細胞
アインシュタインのグリア細胞は一般人の2倍
脳のバリア 血液脳関門
アルコール、ニコチン、覚せい剤は通過
免疫 グリア細胞(ミクログリア)の機能
脳脊髄液 リンパ液の代わりに老廃物伝達
細胞内液 カリウムイオン多 ナトリウムイオン少 でアンバランス
→膜興奮によりナトリウムイオンチャンネルが開き+になり、電位を伝達
シナプス前/後細胞でで電位から100種以上の化学物質で伝達 使い分けは不明
受容体 活性化させる作動薬と抑制する阻害薬
全身麻酔薬
どうして効くのかわかっていない
体内の水自体の動きは「標識」なしでは可視化できない
細胞外電場(ワイヤレス伝達)
シナプス伝達以外でのアナログ伝達?
電場がニューロンの感受性に影響 10Hzで最大
人体1Hz以下では金属1000倍の誘電率
発電所や高圧伝送線の人体への影響?
生きているとは?
知性 答えのないことに答えを出そうとする営み
知能 答えがあることへ答える能力
脳のすべての要素が相互作用