毛内拡のレビュー一覧

  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    ネタバレ

    本書は、脳科学の観点から「頭がいい」とはどういうことかを解説したもの。
    著者によれば、頭の良さとは、単にIQや記憶力が高いことだけではない。感覚や運動能力、アートと創造性、他者の気持ちがわかる能力など、人間の生活におけるすべてに関わることと定義している。
    そして、これらの能力を支えるのが「脳の持久力」であると著者は主張する。脳の持久力とは、脳が集中力を維持し、長時間情報を処理し続けることができる能力である。
    そして脳の持久力は、後天的に鍛えることができる。
    良質な睡眠、適度な運動、新しいことに挑戦することなどが、脳の持久力を高める効果がある。

    本書から得られた教訓は、以下の通り。
    頭の良さは

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    2024年05月08日
  • 面白くて眠れなくなる脳科学

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    脳って面白いなぁと思いました。今見てる世界が現実なのか幻想なのか分かりませんが、いろいろ学んでみたいと思います。

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    2024年04月29日
  • 「気の持ちよう」の脳科学

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    わかりやすく読みやすい脳科学の入門書。心理学についても軽く触れられている。中学生~高校生向け。思春期の子どもたちにはいろいろと思い悩む前にこころの科学について学んでみてほしい。
    心理学の本と合わせて読むとさらに面白いと思う。

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    2024年04月13日
  • 「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える

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    集中しているときにスマホが気になると、大幅ロスになることや、たくさん経験しないと脳が学習していかないこと等を学びました。脳について面白かったので、著者の他の作品も読んでみます。

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    2024年04月12日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    化学的な作用機序の説明など、自分にはちょっと難しいところもありましたが、おおむね興味深く読むことができました。
    脳の中で神経細胞ではない細胞があり、「人間は脳を○%しか使っていない」という俗説が広まったという話は知っていましたが、その細胞(グリア細胞)が電気信号を発しないことから、知的活動と直接関係ないと思われていたことが理解できました。
    ちなみに、グリアとは、パテないし膠のような物質を指すということは初めてこの本で知りました。
    つまりグリア細胞は、脳の「埋め草」のようなものだと思われていたということですね。

    ところが、最近の研究によれば、グリア細胞にも重要な役割があるらしいと分かってきたと

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    2024年01月25日
  • 「気の持ちよう」の脳科学

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    人間の雑念は、過去への後悔と将来への不安だと定義されているが、その通りだと思った.脳も心臓や肝臓といった他の臓器と一緒だが、脳は心との関連があることで問題が起こる由.心が病んでいる状態は、脳のはたらきが過剰になってしまっていることだそうだ.過剰にはたらくことがうつ病につながるとも言っている.「情動」というあまり見かけない用語が出てきたが、感情との関連で「感情とは、情動を大脳皮質で言語化して解釈したものにすぎない」との定義があったが、何故か納得できる感じだった.感情には、恐怖、緊張、後悔、怒り、闘争心、敵対心などが挙げられるが、言語を持たない赤ちゃんや動物には感情がないという説明も面白かった.一

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    2023年06月27日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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     脳の特殊性について、重要な要素をかいつまんで紹介している。脳の複雑性のため、専門用語が少なくて読みやすいと感じる。脳の働きの中で、特に重要なのが、電気信号・間質・細胞外電場だと考える。
     脳の構造として、ニューロンが広がった樹上突起がいくつもあり、そこをアセチルコリンの放出・分解によるシナプス伝達によって、刺激を受け渡すことで、情報を理解することができる。神経細胞への刺激により、カリウム/ナトリウムのイオン濃度が変化することで、活動電位が生まれる。

     脳の働きは、電気信号によって行われており、”電気生理学”の学問が出来上がるほどである。他にも、顕微鏡技術の発達や脳障害の実例から、脳組織の役

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    2023年06月20日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    機械学習を作るにおいて、脳の仕組みも理解しようと思って読んだ一冊。日本人の方が書かれているので、内容が身近でわかりやすかった。ただ、個人的に知りたかったニューロン間の情報伝達の内容はごく一部だった。

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    2023年06月03日
  • 「気の持ちよう」の脳科学

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    脳と心の関係について、現状わかっている範囲で分かりやすくまとめられている
    脳と腸の関係性については別の本でも書かれていたので何かしら影響ありそう
    腸内環境にも気をつけたい

    認知バイアスについては詳しい本も出てい読んだこともあるが、自分がバイアスの影響下にあるかどうか客観的に判断するのはなかなか難しい
    バイアスを一覧化して常に見えるところに置いておくなどして意識していきたい

    脳の特性を利用
     自己効力感
      自分が何を成してきたか見える化
     成功体験を共用した仲間との雑談
      損得関係なくワクワクすることを話す
     一人旅
      いつもはやらないようなことをして脳を活性化
     マインドフルネス
     

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    2023年03月13日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    脳研究といえばニューロンというイメージが強かったがグリア細胞、細胞外スペースなど研究領域が広がっているという話。ニューロン以外も神経伝達物質の運搬に関わっているという話や、それがヒトの気分や性格、特性、さらには知性や意識に影響している可能性はワクワクしますね。

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    2023年03月03日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    面白い。脳はニューロンだけで成り立ってると思ってたが、グリア細胞(アストロサイト)、細胞外スペースなど、さまざまな相互作用の上に機能している。

    ニューロン以外のグリア細胞も神経伝達物質を運搬しているとか、細胞外スペースが20%もあり、それもどうやら伝達に関わっているなど、いろんな最新の脳のメカニズムがわかりやすく紹介されている。

    「うつは炎症で起きる」というかなり面白かった本と知識として連動する部分もあった。

    それは、脳は髄膜にリンパ管(脊髄リンパ)があり、それを通り首のリンパ管に合流して代謝老廃物を排泄するということ。

    特別な排泄機構があるわけではなく、全身と同じリンパ系を使った排泄

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    2022年08月30日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    こころや感情はどうやってうまれるのか?という可能性を感じた
    ニューロンやシナプスだけではなく、それらを取り巻く細胞外領域やグリア細胞などどの相互作用によって、結果感情が生まれるのではないか

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    2022年05月14日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    医学部で習った知識からアップデートされていなくて、この本を読んで初めて知った。
    細胞外スペースが寝ている時には広くなり起きている時は狭くなる。
    実は、情報伝達はニューロンのシナプスだけでなく、このスペースなど細胞外の領域をホルモンみたいに伝達する機構も備えている。
    この細胞外スペースが狭くなるとなんらかの情報が伝達されやすく、広くなると脳の老廃物が能動的に排泄される。
    こういったニューロン以外の機能は主にアストロサイトなどのグリア細胞が担っているようで、このアストロサイトもマウスよりも人では複雑性が高く、アインシュタインはある領域で発現量が増えているとのこと。
    今までニューロンがすべてだと思っ

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    2022年01月17日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    これまでニューロンの働きや機能にフォカスされてきた脳科学だが、実はあまり注目されてこなかった脳の細胞外スペースやアストロサイト等が、こころのはたらきや知性の進化に関与しているのではないかということが、最新研究で分かってきたという、とても興味深い内容。さらに研究が進むみ、こころとは、人間らしさの根源である知性とは、何なのかが解明されていくことに少しづつ近づいているということが感じられる1冊。

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    2021年08月16日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    脳の基本構造や語句の説明など詳しく書かれていた点がまずよかったし、それに基づいて最新のグリア細胞周りの研究の動向が知れたのもよかった。ニューロンの研究が進む一方で、それ以外の部分はやっぱりブラックボックスだなと感じたし、まだまだ未開の分野だなという印象。

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    2021年06月05日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    ニューロンの仕組みや脳科学の歴史をおさらいしたところで、触れられることが少ないグリア細胞そして細胞外スペースの解説を行い、ニューロンとそれらの相互作用について考察する。細胞外スペースを拡散する神経修飾物質が気分などのモードに関係しているとかグリア細胞であるアストロサイトがシナプス伝達をの効率を変化させているなの興味深い話が満載、グリア細胞や細胞外スペースの作用を人工知能に組み入れられると面白いかも。

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    2021年05月16日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    脳の重層的な構造を暗示するかのようなタイトルに惹かれて読む。脳の謎を解き明かそうと脳が挑む、その営みの不思議さに謎は深まるばかり。
    従来の脳科学が、ニューロンを主体とするネットワークとして取り組んできた研究に、脇役として重視されなかったグリア細胞などのニューロン以外の働きについて着目する。ニューロンによるシナプスでの情報伝達の働き以外に、広範囲に拡散する動きがあることを実験を通して明らかにする。
    人間らしさや知性(知能とは違う)は、こうした仕組みに依拠すると推察している。分解すれば化学反応の連鎖に帰着する脳、そのダイナミックなシステムは驚異そのものである。本書で展開される論旨に追従していくには

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    2021年04月17日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    ネタバレ

    間質
     体の隙間に存在する網目構造と無色透明の体液
     人体最大の器官?

    ニューロン(神経細胞)
     電気的活動をおこなう脳の神経細胞
     軸索=他の細胞への導線 他のニューロンの軸索とつなぐ数万個のシナプス
     
    グリア細胞(神経膠細胞)
     アストロサイト(グリア細胞のひとつ)
      不活性状態 
      アクアポリン4で血管に接続 リンパ系システム=グリンファティック システム
      脳脊髄液と間液の交換
      活性化=目新しい環境でノルアドレナリン放出

    頭の良い人
     体積は大きいが神経突起の密度が低く枝分かれ少ない
     無駄な接続少ない?
     脳の細胞群の半分はグリア細胞
     アインシュタインのグリア細胞は

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    2021年03月01日
  • 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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    脳の神秘はニューロン・ネットワークの中にあると思っていたが、それだけではないことが分かってきた。ニューロン・ネットワークを電子素子で構成して脳を実現するというプロジェクトがあると以前聞いたが、それだけではいけないことが分かった。ニューロン以外にも様々な要素が分かってきた。細胞外スペース、神経修飾物質、拡散性伝達、脳脊髄液、細胞間質液、細胞外電場、アストロサイト、などなど。

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    2021年01月01日
  • 読書する脳

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    最新の脳科学の知見をもとに、読書がいかに思考力や想像力を高めるか、記憶力を向上させるか、また、疲れた脳を回復させるか、そのメカニズムを解き明かす。

    脳の構造、脳内物質など専門分野の話も出てくるが、総じて、できるだけ、わかりやすく解説しようという著者の意図はくみ取れた。

    以下に勉強になった事項を列挙する。

    ・最近の読書時間の減少はスマホ、パソコン、ゲーム機などデジタルデバイスの普及が原因。これらに頼ると、「じっくり考える力」や「深く読み解く力」を失いがち
    ・紙媒体で文章を読む場合、脳は無意識のうちに文章の位置を空間的に記憶する(空間的ナビゲーション)ので、内容が記憶として定着しやすい
    ・デ

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    2025年12月16日