『このミステリーがすごい!』編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SNSでみて気になったので。
結構読みづらくて最初は苦戦した。
山川方夫の夏の葬列、これ教科書に載ってるんですか??かなりトラウマじゃないですかこれ??
というか冒頭部分めちゃ読みにくかった…
以下引用
彼はいわゆる疎開児童として、この町にまる三カ月ほど住んでいたのだった。――あれ以来、おれは一度もこの町をたずねたことがない。その自分が、いまは大学を出、就職をし、一人前の出張がえりのサラリーマンの一人として、この町に来ている……。
こことか、彼、おれ、自分、サラリーマンの一人、が全部主人公のことを指してるわけじゃないですか。混乱するんですが。
よく知らないけど、現代の小説って編集の人とか校閲の人とかのチェックが細かく入ってだいぶ読みやすくなってるんですかね??一人称小説ばっかり読んでるから読みやすいのか?
海外の小説とか呼称がたくさんあって困惑する感じ
召集令状とかはミステリーというよりホラー?ゾワゾワ怖かった。
山のふところに、はおばあちゃんのほのぼのからのラストがゾクッとしてよい。
戦後の日本の雰囲気が味わえて良かったです。こういう時代があったことを忘れてはいけないですね。 -
Posted by ブクログ
戦争がもたらす悲劇は、ずっと後々まで残る。
そのときに生きた者たちが綴る言葉は、悲しみや恨みだけではない暗闇を感じる。
当時を知る作家のアンソロジーである。
[アンゴウ]坂口安吾
[戦場]夢野久作
[涅槃雪]大坪砂男
[夏の葬列]山川方夫
[母子像]久生十蘭
[招集令状]小松左京
[芋虫]江戸川乱歩
[山のふところに]仁木悦子
[エッセイ]もう軍備はいらない 坂口安吾
戦争という地獄を経験すれば、誰もが普通の精神ではいられなくなるだろうと思うほど、残された者たちにも影響する。涅槃雪は悲劇であり、芋虫は悲惨であり、山のふところには不条理から復讐になるのか…。
どうやら戦争は、最悪でしかないということになる。
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Posted by ブクログ
8/15の今日、読み終えることができてよかった。
兵士として戦いを強いられた男達、残された家族、自分の身を守るため他人を傷つけたことを悔やむ者など、戦争によって狂わされた人間達を戦争を経験した作者達が書くからこそ、内容に説得力が感じられた。
ラストに掲載されてた安吾のエッセイは淡々とシニカルに書かれてたけど、最後の文章は特に、戦時中を生きた安吾がどれだけ戦争を憎んでるかがよく伝わってきた。
「戦争にも正義があるし、大義名分があるというようなことは大ウソである。戦争とは人を殺すだけのことでしかないのである。その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない」 -
Posted by ブクログ
だいぶ前に読み終わってはいたのだけど、これからは個人的なノートへ記録しようかと思っていて。そちらの方がまとまりなく書けるから(笑)。こちらだとどうしても人の目を意識してしまうし、書くときに構えてしまうので。
これも何となく連続で買ってるけど、内容的には正直言ってあまり刺さるものがない。来年度は買うかわからない。
ホラーの海もわりと幅広い。私は自分の好きなホラーに時間を使いたい。
となんかレビューじゃなく所信証明みたいになってしまった(笑)。
国内、海外のベスト本の他に今年逝去した鈴木光司氏のインタビュー、著作の特集などもありファンには良いのでは? -
Posted by ブクログ
ネタバレ『猫に蹂躙されたい人に贈る25のショートホラー』
『心霊探偵八雲』の著者、神永学さんと半年ほど前に講演会でお話しする機会があり、そのご縁でこの本を手に取りました。
猫とホラーをテーマに、さまざまな作家さんが描いた25編のショートストーリーが収録されています。
神永さんの「猫の箱」では、猫が「なー」と威嚇するという表現が印象的で、とても気に入りました。
岡崎琢磨さんの「瞳孔」では、付き合い始めた彼女の家に元カノが飼っていた猫がいて、そこで衝撃の事実が明かされます。男目線で読むと、かなりゾッとする作品でした。
中でも一番のお気に入りは、上條一輝さんの「かわりばんこ」です。
日々の生活に疲れた飼い主と猫が、「入れ替わりたい」と願うと翌日には体が入れ替わり、一日経つと元に戻る――。そんな不思議な体験を何度も楽しんでいました。しかし、3か月ほど経ったある日、衝撃の出来事が起こります。
そして最後の一行が、とにかく怖い。
そのまま『世にも奇妙な物語』でドラマ化されてもおかしくないと思うほど、ゾクッとする作品でした。
化け猫という言葉はよく聞きますが、化け犬という言葉はあまり聞きません。猫はかわいらしい一方で、どこか不思議で恐ろしい一面も持っているのだと改めて感じました。猫好きもホラー好きも楽しめる一冊です。
おっしまい。 -
Posted by ブクログ
ミステリが好きなので毎年ランキングをチェックして、気になる作品を読んでいる。
国内編ベスト10のうち既読は5冊で、今6冊目の『失われた貌』を読んでいるところ。
櫻田智也さんはこの作品で初めて知ったが、著者インタビューによるとこれが初の長編作品とのことでびっくり。
それでこんな大作が書けるなんて!
しかもあんなに緻密なストーリーでありながらプロットなしで書き始めているって…凄すぎる。
警察小説なのに一人ひとりの人間味溢れる感じが面白さを増しているのだが、それについてもインタビューで触れられていて、作品と併せて読めたのが良かった。
あとは20位までの作品紹介、作家63名の隠し玉(興味のある作家のみ)も読んだ。