マルクスのレビュー一覧

  • 共産党宣言
    社会主義、共産主義についての超有名な古典らしい。
    当時の各国の政治、経済、社会情勢を知ってないと理解できないことが多いものの、ブルジョア階級とプロレタリア階級の間の闘争など、抽象的な記述については現代にも通ずるところがあるように思う。現代日本はどのような状態にあるのか、アメリカほとではないが格差が生...続きを読む
  • 西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄
    収録されてる「聖パトリキウスの煉獄譚」は、法華経の観世音菩薩普門品第二十五の念彼観音力の中世キリスト教版に当たる作品でしょうか。
    「トゥヌクダルスの幻視」は挿絵がユーモラスです。
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー
    ドイツ・イデオロギー 新編輯版 岩波文庫
    (和書)2009年09月18日 22:25
    2002 岩波書店 廣松 渉, マルクス, エンゲルス


    岩波文庫の新編輯版の前に出ていた「ドイツ・イデオロギー」は読んだことがあったのですが今回この本で再読してみようと思いました。内容も随分前に読んだので忘れて...続きを読む
  • 共産党宣言
    題の通り、当時の共産主義の理論と実践が記述されている。現代で共産主義というとイデオロギー的な他意を含みがちであるが、本書ではその根幹を成すロジックに触れることができる。

    ありがちな誤解として一切の財産の私有の廃棄というものがあるが、本書ではそれは明確に否定されている。本書で述べられているのはあくま...続きを読む
  • 共産党宣言
     久しぶりに読んだなあ,マルクス・エンゲルスの文章。
     いま,
    内田樹✕石川康宏著『若者よ,マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱』(かもがわ出版,2010年)
    を読んでいる。高校生以上向きに書かれた本書は,二人の手紙のやりとりという形をとってマルクス・エンゲルスの著書を順に読み解いていく。二人の手...続きを読む
  • 経済学・哲学草稿
    「経済学・哲学草稿」は、昔、岩波文庫を買ったことがあり、長い間――数十年間(笑)――持っていたのだが、結局、中をチラと覗いたっきり、1ページも読まないで棄ててしまった。

    なぜ読まなかったかといえば、もちろん難しかったから。

    いや、1ページも読んでないんで、難しかったかどうかもわからん。
    難しそう...続きを読む
  • 経済学・哲学草稿
    マルクスが26歳の時に書き著した草案。

    全体を通して感じることは、
    労働者の隷属状態に対しての批判。


    これが書かれたのは1844年。
    産業革命は1700年代後半からイギリスでおこっていった。

    マルクスはドイツ人だ。
    この時にはドイツにも産業革命の波は届いていただろう。

    波とは、工業化の波で...続きを読む
  • 共産党宣言
    これを読んだ当時はマルクスの慧眼に気付かなかったが、ブルデューなどの階級社会論を読んでから、なるほどと思った。かつてから階級社会では、上位の階級は国際的にラテン語でコミュニケーションを取り、さらに上位の王室では婚姻により女性を通じたコミュニケーションがあった。フランス革命時に対仏大同盟、対革命の連合...続きを読む
  • 西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄
    講談社学術文庫が送る「西洋中世奇譚集成」シリーズの第3巻であり、中世ヨーロッパににて流布した死後世界巡りの物語を二編収録した書。それぞれ12世紀に著された『トゥヌクダルスの煉獄(Visio Tnugdali)』、『聖パトリキウスの煉獄譚(Tractatus de Purgatorio sancti ...続きを読む
  • 共産党宣言
    「今日までの歴史は階級闘争の歴史である」という有名なフレーズで始まる本書。あたかも、社会に支配者がいて被支配者を搾取しているという対立構造を設定して、いたずらに対立を煽っている扇動的な虚構理論。
    古来、我が国は、農業集団、職工集団、芸能集団、治安集団(武士)、権威集団(朝廷)、などの各職能集団が調和...続きを読む
  • 経済学・哲学草稿
    読みやすさに定評のある長谷川訳ではあるが、ついに読み通すことができたという感慨がある。
    経済学のほうはたいして見るべきことはない。経済学史の授業で習うような事がわかっていればよいのだろう。
    面白いのは、マルクスの疎外、外化の概念や類的存在の概念が説明されているところと、さらに面白いヘーゲル批判である...続きを読む
  • 経済学・哲学草稿
    岩波版の「経済学・哲学草稿」を一度通読した限りでは、さっぱりわからない事が多かったものの、光文社版では非常にわかり易い文章となっていた。
    マルクスの文章はまだ岩波版が多勢を占めているが、数少ない光文社版であることからも、初めてマルクスを読む人はこれがいいかもしれない。

    個人的には、経済学的思索...続きを読む
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー
    私は自らの研究の最も重要なテーマの一つにイデオロギーを据えながらも,イデオロギー研究の出発点ともいえる『ドイツ・イデオロギー』を読んでいなかった。そもそも,マルクスの著自体,『共産主義者宣言』(太田出版),『哲学の貧困』(岩波文庫)に続いて,3冊目にすぎない。だから,そもそもマルクスの人生において,...続きを読む
  • ワイド版世界の大思想 第3期〈7〉ウェーバー
    版が違うかも。家のは新装版『世界の大思想』3 です。

    けして忘れない。
    「Ich kann nicht anders,Hier stehe Ich…わたしはここに立つ。他になしようがない。」と言う言葉を。
  • 共産党宣言
    共産党宣言
    著:K・マルクス
    著:フリードリヒ・エンゲルス
    訳:大内 兵衛
    岩波文庫 白124-5

    1848年フランスの2月革命、オーストリア、プロイセンの3月革命をはじめ、ヨーロッパは諸国民の春と呼ばれる、「1848年革命」という転機を迎えていた それは、ヨーロッパをナポレオン以前に戻そうとする...続きを読む
  • 共産党宣言
    ブルジョア打倒,プロレタリアート団結の必要性を簡潔にまとめたパンフレットであり,分かりやすさと力強さを重視している。自身の不遇を階級のせいにするのは難しくない。
  • 共産党宣言
    平易な本と言われているが、正直あまりよく理解できていない。
    思考が深まった時に再度読んでみようと思う。
  • 共産党宣言
    Ⅰ.ブルジョアとプロレタリア

    Ⅱ.プロレタリアと共産主義

    Ⅲ.社会主義的および共産主義的文献

    Ⅳ.種々の反政府党に対する共産主義者の立場
  • 共産党宣言
    『共産党宣言』マルクス・エンゲルス著を読む。

    自殺者が年間十万人を超え、
    不登校引きこもり、無気力が多く、
    鬱病などの精神疾患が席巻しているわけは、
    やはり、
    「人間が人間らしく生きられず、
    生産を高めるための機械であることが生きる意味」になっている社会の現状があると思います。


    いかに心が優し...続きを読む
  • 共産党宣言
    よく言われる共産主義の私有財産の否定は所有自体を否定している訳ではなくブルジョワ的所有、つまり、社会の中の一部のみが私有することを否定し、モノは社会共通の所有物であると言うスタンス