マルクスのレビュー一覧
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私は自らの研究の最も重要なテーマの一つにイデオロギーを据えながらも,イデオロギー研究の出発点ともいえる『ドイツ・イデオロギー』を読んでいなかった。そもそも,マルクスの著自体,『共産主義者宣言』(太田出版),『哲学の貧困』(岩波文庫)に続いて,3冊目にすぎない。だから,そもそもマルクスの人生において,本書がどの辺に位置づくかも知らなかったし,そもそも,本書がエンゲルスとの共著ということすら知らなかったのだ。
そんな浅はかな私だから,ともかく新しい版の方がよいと思って,この岩波文庫版を古書店で見つけて購入したわけだが,内容以前にもいろいろ考えさせられる本であった。まず,『ドイツ・イデオロギー』はマ -
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「そして貨幣はあたかも人間や商品の価値を決定する神のようにふるまい始める」
貨幣の成り立ち、資本主義が生み出す経済的格差、経済発展、商品付加価値の向上および景気サイクル。
このような金と資本主義の原点を見直す事が出来る一冊。
漫画と侮るなかれ、だと思う。
資産バブルとは違う、実態経済の過熱を資本主義が引き起こすということは致し方ないことであり、逆回転後の批判もあるかとは思うが、その競争課程で生まれた商品の高付加価値化を無視しての主張は受け入れがたい。
公平だとか維持だとかそんな「安定」はあり得ないと思う。
参加者は「人間」なのだから。
個性があるかぎりそれを理想として動くのは無理がある。 -
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前作よりは解説面で一歩踏み込んだ内容に。なんとなく感じてはいたけど、漫画じゃなかったら手に取らなかったと思う。
【概要】
資本主義社会とは、「資本」が利益を生み出すシステムのこと。利益=「剰余価値」、つまり労働力から生み出される付加価値のこと。(10万円で15万円分の価値を生み出したりね。)
資本家は剰余価値をより多く得ることを目的とする。
企業はより多くの剰余価値を生むため、技術革新を進めるが、ここに矛盾点が存在する。
剰余価値は機械からは生まれない。不変資本である機械は投資額以上の価値を生み出せない。可変資本である労働力からしか生み出せない。
それでも企業は競争に勝つために機械を -
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『共産党宣言』は、人類の歴史を支配階級と被支配階級との階級闘争の歴史として捉えた書物である。マルクスは、封建社会から資本主義社会への移行によって経済は発展した一方、生産手段を所有する資本家と、それを持たない労働者との間に搾取の構造が存在すると分析した。そして、その原因を生産手段の私的所有に求め、これを廃して階級のない社会を実現すべきだと主張した。これが本書の核心である。
では、なぜマルクスが描いた共産主義社会は実現されなかったのか。その理由は、大きく二つある。一つは、資本主義が労働運動や民主化の進展を受け、労働環境の改善や社会保障制度の整備などを進めたことだ。その結果、資本主義はマルクスが想 -
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pp. 240
「機械は絶え間なく労働と競争しており、しばしば、労働の価格がある一定の高さに達した場合のみ導入されるのだが、機械の採用は労働の生産力を引き上げるための多くの方法の一つにすぎない。肉体労働を相対的に過剰にするのとまさにこの同じ発展が、他方では、熟練労働を単純化して、したがってそれを減価させるのである」
訳者は解説で、「とっくに工業化を終えサービス経済化と情報化を経た今日においても、まったく過去のものにはなっていない」と述べている(p. 278)が、このことは機械をAIに置き換えても当てはまる。しかし、AIの方は、マルクスの想定する労働者ではなく、いわゆる“ホワイトカラー”が対象 -
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共産党宣言
著:K・マルクス
著:フリードリヒ・エンゲルス
訳:大内 兵衛
岩波文庫 白124-5
1848年フランスの2月革命、オーストリア、プロイセンの3月革命をはじめ、ヨーロッパは諸国民の春と呼ばれる、「1848年革命」という転機を迎えていた それは、ヨーロッパをナポレオン以前に戻そうとする、ウィーン体制が崩壊した年でもあった。
2人のドイツ人である、マルクスとエンゲルスが、同年に発したのが、本書である、「共産党宣言」である
当時も産業革命を背景として、強欲な資本主義があって、その対極に、共産主義という概念が生じた
いわゆる二元論的な世界である
これまでは、ブルジョアが握っ -
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前作の『まんかで読破 資本論』よりも論理的な解説が増えたおかげで、資本主義のどこに問題があるのかという点が分かりやすくなっている。
正直、前作は何が言いたいのかよく分からなかった。そもそも難解といわれる資本論の第一部なので仕方ないのはわかる。ただ、そこを加味しても前作には漫画化した意味がほとんど見出せずに残念に思っていた。
対して、今作はかなりよく漫画化されている気がしておすすめできる。最後の終わり方には少し無理やり感はあるが、所々で入る解説が漫画では表現出来ていない部分をうまく補足している。これなら資本主義の問題点が誰にでも理解できると思う。
基本的なお金の勉強にもなる本書は、『資本論 -
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『共産党宣言』マルクス・エンゲルス著を読む。
自殺者が年間十万人を超え、
不登校引きこもり、無気力が多く、
鬱病などの精神疾患が席巻しているわけは、
やはり、
「人間が人間らしく生きられず、
生産を高めるための機械であることが生きる意味」になっている社会の現状があると思います。
いかに心が優しくても、人を思いやる心があろうとも、絵を描いたり音楽を奏でる才能や、美しい文章が書ける人、いかに知識や教養のある人でも、
資本を拡大するための定められた単純な作業さえもできなければ、
「社会不適応」
「お前には生きる権利はない」
という扱いを受けることになります。
鬱になろうが、病気になろうが、人