マルクスのレビュー一覧

  • 共産党宣言

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    『共産党宣言』マルクス・エンゲルス著を読む。

    自殺者が年間十万人を超え、
    不登校引きこもり、無気力が多く、
    鬱病などの精神疾患が席巻しているわけは、
    やはり、
    「人間が人間らしく生きられず、
    生産を高めるための機械であることが生きる意味」になっている社会の現状があると思います。


    いかに心が優しくても、人を思いやる心があろうとも、絵を描いたり音楽を奏でる才能や、美しい文章が書ける人、いかに知識や教養のある人でも、
    資本を拡大するための定められた単純な作業さえもできなければ、
    「社会不適応」
    「お前には生きる権利はない」
    という扱いを受けることになります。

    鬱になろうが、病気になろうが、人

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    2020年07月01日
  • 共産党宣言

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    ネタバレ

    よく言われる共産主義の私有財産の否定は所有自体を否定している訳ではなくブルジョワ的所有、つまり、社会の中の一部のみが私有することを否定し、モノは社会共通の所有物であると言うスタンス

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    2020年04月18日
  • 共産党宣言

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    共産主義の古典であるのみならず、フェミニズムやコロニアリズム批判についても示唆的な記述が見られるさすがの著作。

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    2019年12月21日
  • 共産党宣言

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    『共産党宣言』は、1848年にカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによって書かれ、ロンドンで公刊された。マルクス主義者による国際秘密結社「共産主義者同盟」の綱領であり、共産主義の目的と見解を初めて明らかにした文書である。
    本書にも収録されている、エンゲルスによる「1883年ドイツ語版への序文」の中で、『宣言』の根本思想は、①各時代において、経済及びそれから必然的に生まれる社会組織は、政治や知的活動の基礎となる。②これまでの全ての歴史は階級闘争の歴史、即ち、搾取される階級と搾取する階級、支配される階級と支配する階級の間の闘争の歴史であった。③今や、搾取され圧迫される階級(プロレタリア階級)

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    2019年11月16日
  • 共産党宣言

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    共産主義を学ぶ集中講座、終わり。マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」、レーニンの「国家と革命」、毛沢東の「毛沢東語録(超訳)」を参考図書とした。
    まだまだ稚拙ではあるが、学びは以下2点。
    一つ目は、共産主義の真の実践者は、おそらく毛沢東ただ一人だったのであろうという理解。
    パリ・コミューンの不完全さ、ソ連の自壊、この歴史的に重要な共産主義社会はいずれも現存していない。
    しかしながら、中国共産党による中華人民共和国だけは、60年以上継続し、現存している。
    革命家としての毛沢東と、それを鄧小平が開放路線へ導いた奇跡的な進化があってのこそだとは思うが、それほど共産主義というものがユートピア的なもの(

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    2017年06月06日
  • 共産党宣言

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    今日では発展段階論的な史学理論は破綻をきたしているが、それでも新自由主義へのアンチテーゼとしては参考になる部分もままあるだろう。

    マルクス、レーニンが反動としての社会主義との区別化を図るために「共産主義」という語にこだわったということも書いてあり、20世紀に最も影響力のあった二人の思想・考えを探ることができよう。

    本書では各国版の序文も載っているので、「宣言」出版以後の共産主義の浸透を受けて書かれたエンゲルスの考えも知れて面白い。

    読んでおかなくではならない名著の一冊だろう。

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    2016年07月18日
  • 共産党宣言

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    一言でいえば、共産主義者はどこにおいても、現存の社会的ならびに政治的状態に反対するあらゆる革命運動を支持する。
    このようなすべての運動において、共産主義者は、所有の問題を、それが多かれ少なかれどれほど発展した形態をとっていようとも、運動の基本問題として強調する。
    最後に、共産主義者はどこにおいても、すべての国の民主主義諸政党の結合と協調に努力する。
    共産主義者は、自分の見解や意図を秘密にすることを軽べつする。共産主義者は、これまでいっさい社会秩序を強力的に転覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命のまえにおののくがよい。プロレタリアは、革命にお

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    2016年02月17日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    面白い。

    分業による所有形態の多様化。
    その前提としての、生産形態・交通形態のあり様について。人間を規定する諸条件あるいは階級は、そうした物質的形態に関係する。

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    2015年09月15日
  • 共産党宣言

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    プロレタリアを大層哀れんだ、救済者気取りのお坊ちゃんの、蜂起と革命の喚起を目的とする理論的煽動歌。熱量そのもの。

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    2014年03月16日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    マルクスとエンゲルスの草稿。題名どおり、当時のドイツ哲学界におけるイデオロギーを批判し、新たな理論を構築しようという意気込みに満ちた著作。「ドイツ・イデオロギー」が具体的に誰の思想を意味しているのかという点はもっと考慮されていいように思うが、理論の精緻さのみを重視し感覚的な人間を忘れているという批判はいまなお薬としては有効だろう。もちろん、マルクス主義そのものがそうしたイデオロギーに堕しているという可能性は常に考慮されてしかるべきだが。いずれにせよ、理論と実践の問題を考えるうえでは欠かせない著作内容。

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    2013年08月15日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    マルクスやエンゲルスの体裁が整った著作とは違って、これはノートのような紙に思いついたこと、またはどこかで学んだことをひたすら書き連ねた本である。またエンゲルスが主に執筆した箇所をマルクスが書き加えたり、線を引いて消したり、また絵のような内容を書き加えたりしている。
    体裁が整った著書は当然だが取捨選択しているので、彼らがどのような発想をしているか、も当然だが取捨選択している。しかしこの本に関しては思いついたこと、また学んだことの成果をそのまま載せているので、彼らがどのようにして「唯物史観」や「共産主義」の原理を構築したかが読み取れるし、またフォイエルバッハの哲学をどのように学んでいたか、が分かる

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    2012年07月05日
  • 経済学・哲学草稿

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    いわゆる〈初期マルクス〉の拠点となっている草稿。
    経済体制に関する世界の批判が頓挫したあと、
    注目されたのは、『資本論』に結実するような、物の価値と流通=経済の論考ではなく、
    ヘーゲル哲学徒として出発した初期マルクスの、主体論であった。

    それは、ルソー→ヘーゲルの流れのある、
    自身の生が自己によっては充実しない=他律的な近代的人間の状況に関するものである。
    また、それは初期の吉本隆明がマルクスを意識して使ったと思われる〈関係の絶対性〉という状態でもある。

    搾取を論じるより、自己疎外を論じる方が、現在には性にあっているかもしれない。
    資本主義社会が生きづらい社会であることをわかっていつつ、そ

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    2012年02月14日
  • 経済学・哲学草稿

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     名高い「経哲草稿」の長谷川宏による新訳である。マルクスの著作にはこれまでほとんど親しんでこなかった手前、彼の思想について立ち入ったことは述べられないが、まだ若いマルクスが、資本主義社会のなかで働くことのうちにあまりにも深く巣くってしまっている矛盾を、その思考がどこか割り切れていない分いっそう鮮烈に浮き彫りにしている印象を受ける。この矛盾が今なお、いや今日ますます苛酷に働く人々を苦しめていることは言うまでもない。この草稿に示されるマルクスの思考が割り切れていないように見受けられるのは、ヘーゲルに見られる抽象的に理想化された労働観や、彼に先立つロマン主義者たちの土地信仰とも結びついた自然との一体

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    2011年12月02日
  • 経済学・哲学草稿

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    ネタバレ

    「ヘーゲルの弁証法」と「精神現象学」の哲学草稿部分は難しかったが、経済学草稿の部分は非常に読みやすく、資本家、労働者、地主の関係を見事に表現している。またこの本を読んで、やはり国民経済学と道徳は相反するものなんだと改めて感じた。
    読み終わった時、この本が書き途中で終わっていることに非常に驚いた。

    レビュー書くの初めてだけど、どう書いていいかわからん&適当&「w」とか使いたい・・・

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    2011年02月02日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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    ドイツの哲学者、マルクス(1818-83)/エンゲルス(1820-95)の共著。1846年刊。唯物史観提唱の著。この著における「意識が生活を規定するのではなく、生活が意識を規定する」という言葉はあまりにも有名である。この著を読めば、マルクス・エンゲルスの基本理解は得られるだろう。

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    2009年10月04日
  • 共産党宣言

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    ブルジョアの社會にあつては、資本は獨立的であり、個性的であるのに、生きた人間は從屬的であり、非個性的である。……すごいフレーズ。資本主義を捉え直すに当たって、読んで損はない。

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    2025年08月21日
  • 共産党宣言

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    消化不良…

    ロシア史や中国史に関連する本を読んできたので気になっていたのだが、今一つなるほど!感がない。恐らく当時の歴史的背景を理解していないからだと思われる。再考…

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    2024年09月13日
  • 共産党宣言

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    ネタバレ

    学生時代に持っていた書籍です。

    身分制があった時代から転換をしていた時期の「共産党宣言」について言及した書籍です。

    サービス業が全盛期になっている現代で改めてどう自分の心構えがどうあるべきかを問うています。

    社会的には身分制は廃止されている国々が大半です。
    しかし、精神的な分別、捉え方をしている人が多くなっているように思えます。

    自分を中庸に保つためにも自分を客観視しなくてはいけないということを刺激する書籍でした。

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    2024年02月10日
  • 共産党宣言

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    怠惰や家族制の説明等は良く分かりませんでした。
    前提のブルジョア社会もまあおかしいので、時代的なところもありそう。

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    2023年11月19日
  • 新編輯版 ドイツ・イデオロギー

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     マルクス主義の特徴である唯物史観や共産主義の構想、革命の必然性などが本書から確認できる。とはいえ、通常の書物の構成と異なり、本書はマルクスが遺した草稿の修正案が複数記載されていたり、文章の一部が欠落しているなど、読み物として体を成していない。したがって、この本にまとめられたことが、必ずしもマルクスの意図と一致しないことを、読む際に念頭に置く必要がある。

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    2023年05月30日