久住昌之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
考えさせられる、って意味では、故・くりた陸先生の『いただきます~給食のおじさん・三五十一~』に劣ってない、と私は感じているんだが、他の人はどうなんだろうか
重いってほどではないにしろ、リアリティがある、キャラの感情やストーリーの展開に
さすがに、この『サチのお寺ごはん』のヒロイン・臼井幸さんのメンタルをボロボロにしたトラブル全てを被った人は皆無だろうが、一つ二つくらいは似たような事がある人がいても不思議じゃない
彼女が壁にぶつかり、悩んでしまう姿に、自分が重なる漫画読みは、男にもいるだろう
男が読むべきっつーより、男が読んでも自分の糧に出来る、と表現するのが相応しい食系漫画なのは間違いない
決 -
購入済み
あったかい
源導さんの女子力が高すぎ。(褒め言葉)
豆乳鍋のお話が一番好きです。源導さんだけなら少しお固い感じがするけど周りの人達がほんわかしてて良いバランスだなーと思いました。こう言う場所がほしい人、沢山いそうです。車麩とかお豆腐食べたくなる漫画です。お腹すいた。 -
Posted by ブクログ
女性向けのストーリーの深さ、この一点では他を寄せ付けないトコがある
仏教や精進料理がテーマに深く関わっているけど、あくまで、それは全体の良さを構築する一つのパーツなので、難しそうだ、と敬遠せずに読んでほしい食系漫画である、と改めて言いたくなった
この(4)を読んで、しみじみと思った
人間、幸福を掴むのは難しいなぁ。特に、恋愛関係となると
何を言ってるんだ、と呆れられそうだが、ほんと、この(4)を読むと、しんみりしちゃう
幸せになりたい、と願うのは悪い事じゃない。願望を成就するために、努力を惜しまないのは、むしろ良い事だ
けど、人生は、自分の思い通りになってくれない事ばかりだ。頑張っても報われぬ -
-
Posted by ブクログ
あくまで、私個人の感覚だが、この『サチのお寺ごはん』、男の読み手は物足りなさを感じてしまうかも知れない
作中で作られる料理は精進料理ではあるが、ボリュームはあるし、味も最高だろう。なので、この「食べ物」って点に関しては、男の読み手も満足感をしっかりと覚えられるだろう
問題は、ストーリーだろうな
主人公の臼井幸がOLなので、会社員ならいいけど、他の職業に就いている男の漫画読みだと、彼女が仕事やプライベートで抱えている大小の悩みに対し、親近感を持ちづらいだろう
そもそも、男と女、性別の時点で生じる悩みは異なってくる
もちろん、男の抱えている悩みの方がエラい、なんてふざけた事を抜かす気はない
皆が皆 -
Posted by ブクログ
作・久住昌之、画・土山しげる『荒野のグルメ 3』日本文芸社。
都会という名の荒野にオアシスあり。その名は『小料理よし野』。主人公の某企業の課長は『よし野』で日常の疲れを癒す…
こういうワンテーマで、ゆっくりと時間の過ぎていく漫画というのも良いものだ。一年以上も前から酒を一切飲んでいないが、相変わらず酒の肴は好物。本書に描かれる『よし野』の女将の作る肴に魅力を感じる。
意図してだと思うが、初巻から『よし野』の女将の顔は描かれていない。読者それぞれが思い描いた顔が女将の顔ということなのか。それはそれで粋な演出。何しろオトナの漫画なのだから… -
Posted by ブクログ
やっぱ、食マンガで大事なのは、読み手のお腹を空かせられるか
この『花のズボラ飯』は、その条件を満たしてくれているから好きだ。西川魯介先生の『まかない君』と、実にイイ勝負だ
登場するメニューの大半が、タイトルに“ズボラ”と入っているだけあって、簡単にサッと作れるものばかり、ある意味、夜に読むのが危険な一冊でもある
下手に寝る前に、これを読んでしまうと、体型がヒロイン・花のそれに近づいてしまう危険性がある
全国放送なのかは定かじゃないが、6チャン(こっちではSBSだ)で日曜13:00から放映している『噂の東京マガジン』の1コーナーに、町を歩いている女性に料理に挑戦してもらう、「やってTRY」がある -
Posted by ブクログ
ほっこりさせてくれるぅ
家風呂でもなく、温泉でもなく、周りの人にさりげなく気を遣いつつ、足を悠々と伸ばせる銭湯ってとこがいいんでしょうねぇ
ホント、この『のの湯』で、銭湯女子の人口が増えそうな気がする
少し古い感じのする絵柄が、友情がメインのストーリーに彩りと同時に、安定感を生んでいるのを感じているのは私だけじゃないでしょう
裸の付き合いで友情が深まるのは、男の特権じゃないか
銭湯がテーマで、なおかつ、登場人物が女性ばかりなので、当然、そういうシーンは多い訳だが、案外、男は変な目で見る気にならない。まぁ、私が単に枯れているだけって可能性もあるが、そんな感情を湧かせない落ち着きを、作品に釣巻先生