桜田千尋のレビュー一覧
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5冊目。真中家と親戚の姉妹の話がメインで、
『惑星年齢域』ともう一つのテーマ『読書』。
個人的には『母親の存在』なのかなぁと。
どの登場人物も心の底にしまってある、
本当の思いを告げられない中過ごしているのだけども、
母親って子どものことを本当に心配する(自分で産んだ責任もあるけども)。
その心配が逆に子どもを縛り付けるようなり、壁を超えられなくなってしまうのは、
自分もそういうふうに育てられたので理解できてしまう。。。
彼らが母親の看病や親離れしてみて改めて、
これからの自分の道を作り上げていくか…本当の思いを掘り下げていき、
新たな一歩へ踏み出す気持ちを自分も受け止められたと思います。 -
Posted by ブクログ
冥王星。『破壊・再生』『死生観』『個人・社会に影響を及ぼす』星。
今回は冥王星をキーワードにしたストーリー。
2巻目に出てきた鈴宮さんが転職した先の北海道で知り合った『マダム』が
『満月珈琲店』を知っていた。
『マダム』の人生はまさに天国と地獄のストーリー。
そんな中で『満月珈琲店』に出会い、
『嵐』が過ぎたあとは新たな世界へと変化だと…。
その年ごとに「耐え時なんだな」と感じることもある。
その時は『嵐』がきているんだなと思うようにしました。
「自分を律し、自分の足でしっかり立つ」
『満月珈琲店』は背中を押してくれる言葉が、星のように鏤められていますねぇ...。 -
Posted by ブクログ
星詠みシリーズ5作目。
今回は、『惑星年齢域』が表になっていてとても見やすい。
ついつい今の年齢域を見てしまう。
土星(56〜70歳)今までの実績から、成果を生み出す。
ムムム…実績など⁇成果期待できるだろうか⁇
物語の内容としては、〜秋の夜長と月夜のお茶会〜とあるようにテーマは、「読書」で知っている本も出てきて思い出すことも…。
淡路島で母を看取った百花は、45歳になっていた。
島から出ずに母と2人で生きてきたことに縛りつけられた感から逃れられずにもやっとしていた。
母の部屋で沢山の蔵書を見つけて…
満月珈琲店との出会いから自分の好きなように生きようと。
真中総悟は、少年時代に身 -
Posted by ブクログ
今回の舞台は北海道。前の作品たちとはまた違った雰囲気。"集う"という言葉が頭に浮かぶ。今までの登場人物たちが総出演してるし、星の遣いたちも集まった。満月珈琲店で元気を貰った人たちのその後が分かって良かったな。みんな前を向いて生きてる。読んでて私も元気を貰えた。
何かのきっかけで人生が変わる。そのきっかけに気付くのは、自分自身。自分を見つめ直し、自分がどうしたいのか、何が必要なのか考えること。目標に向かって努力する。私自身はどうだったんだろうか?などなど毎回考えさせられる。
私は、このシリーズは『猫の恩返し』がメインテーマだと勝手に思ってるんだけど、今回はとくにそう思った