桜田千尋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事か結婚か、どちらかを選ばなくてはと思い悩む広告代理勤務の聡美。母親の再婚を受け入れられず、自分を責めていた派遣社員の小雪。実の父親と疎遠になってしまった専業主婦の純子。それぞれ過去に思うところがあり、その思い出は本人が気付かぬうちに歪になってしまっている。そんな彼女たちが『満月珈琲店』を訪れることで、自分の本当の願いに気づくことができる。自分のことを分かっているようでいて、実は漠然としていたり、突き詰めると本質は少し違っていたり、意外と本当の願いを見失いがちだと気付かされる。自分の心の本音と向き合い、整理することで本当に望むことが見えてくる。その結果『叶う力』によって願いが現実となるのだ。
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Posted by ブクログ
装画のオレンジ色の灯りを見ると、思わず訪れたくなる気持ちがわかる気がしました。
カフェ・ポラリス。
北極星という意味の名前の深夜カフェ。
店主の朱里は、訪れる客が必要とする食べ物を的確に出してくれる明るい女性。出される料理の描写が細かくて、とてもおいしそうでした。しかも彼女と話していると、いつの間にか悩みが前向きな方向に向かいます。
深夜に少しほっとしたいなと、この場所にたどり着いた人達がどんどん元気をもらっていく様子は、読んでいて心地よかったです。たった一度このカフェで食事をし、話をするうちに、悩みの解決の糸口をもらったり、励まされたり、癒されたり···と、羨ましいばかりでした。
実は -
Posted by ブクログ
「満月珈琲店の星詠み」の2冊目。
最初の巻を年初に読んで『ボチボチと読んでいくとする』と書いたが、ようやく続きを手に取る。
前作は京都が舞台だったが、今回はつくば市に住む人たちのお話。どこになっても満月珈琲店は開いているのだな。
本作の登場人物は、結婚と仕事の間で揺れるOL、いつも明るい良い子を演じてきた派遣社員、気難しく古い価値観を持つ父に反発し続けてきた主婦といった面々。彼女たちが自分の“本当の願いごと”に気が付いたとき…といったお話。今回も緩~くほっこり。
本の中では宝くじを例に挙げられているが、本当に自分が願っていることを改めて問われたとして、的を射た答を出せるかは確かにちょっと考