桜田千尋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
続編もよかった。
今回は、満月ではなく、クリスマスがテーマだったので、満月ではない日の物語。まぁ、お月様は毎晩出てるから、これもよし。
Subtitleにあるように、本当の願い事…、私の願いってなんだろう?願い事は多分いっぱいあって、どれも偽物でない願い事だと思う。でも本当の願い事って言われると難しい。なかなか気づきにくいものなのかもしれない。自分の心に問いかけてもすぐに答えは見つからない気がするが、自分のためには見つけてあげることが必要な時もあるのだろう。その瞬間に、満月珈琲店はやってくる。いつか私のところにも来て欲しい。
奇しくも、3日前は、中秋の名月だった。あいにくの雨だったけど。 -
Posted by ブクログ
大好きなシリーズの6作目。
1作目からとても大切に読んでいる本です。
冒頭にこれまで登場した人達の相関図が記されているので、登場した作品や人物同士の繋がりがひと目で分かるようになっています。
間隔があいても何となく登場人物のつながりは覚えていたのですが、相関図を見て思い出せることもあり、読み進めていく中でとても重宝しました。
今作で、特に印象に残ったのは第3章のジュピターの言葉です。
私自身が私を褒めて、認めてあげないと世界がくすんでしまうこと。そして、自分の内なる声に丁寧に耳を傾けることが、自分自身を満たすこと。
彼女の表現がすとんと胸に落ちて、こうやって自分を大切にすればいいのかと思うことができました。心が疲れてしまった時に、何度も読み返したくなる部分です。
タイトルに小夜曲と入っているからか、物語の中に様々な楽曲が登場するのでせっかくならと同じ音楽を流して、没入感を楽しみました。
本作がこれまでの物語をまとめた雰囲気となっていたので、7作目がどのように展開されるのかとても楽しみです。
-
Posted by ブクログ
ネタバレぇー、良い!
正直、たまたまのジャケ買いみたいな感じで読んだので(笑)、特に期待はしてなかったんですよ。
でも、何ていうか、絶妙!!
すべてがよい塩梅でした。(私にとって。)
人々が持ち込む話題の暗さ・深刻さも、深刻過ぎず社会的過ぎずに日常的で、でも世間話というのとも違って、日々の暮らしの中で起こったら十分にツライレベル。最近流行る小説は、ガッツリ正面から社会問題に組み合っているような物も多く、何というか、疲れているときには読み始めたくならないこともあるし、感じるところもある分疲れるというか。そうでなければ、ちょっと一気におちゃらける方へ触れる物も多い気がする。若しくはミステリー。でも、このお話は、何ていうか、繰り返しだけど絶妙なレベル感。そして更に、お店の主人のトーンが、どんなに辛くてもポジティブなんだよねー。だから、スーッと読めるし。一つ一つ、すごく何かにハッとさせられるとかではないけど、でもなんか、全体を通じていつの間にかデトックスして優しい気持ちになれる、そんな感じはあるかなと思いました。
ちなみに、料理の描写もいい塩梅でした(笑)。
料理に力を入れる本て、読み飛ばしたいレベルで描写されてたりするけど、個人的には、料理が生き生きときつつ読む邪魔にもならない本だったと思いました。
そんなことを思いながら最後の広告的部分をめくると、この作者さん、ひたすら料理テーマ系の本を書かれているのですね(笑)。初めて手に取った方でした。
☆5、珍しく、感動系以外で付けた気がしますー。