桜田千尋のレビュー一覧
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5冊目。真中家と親戚の姉妹の話がメインで、
『惑星年齢域』ともう一つのテーマ『読書』。
個人的には『母親の存在』なのかなぁと。
どの登場人物も心の底にしまってある、
本当の思いを告げられない中過ごしているのだけども、
母親って子どものことを本当に心配する(自分で産んだ責任もあるけども)。
その心配が逆に子どもを縛り付けるようなり、壁を超えられなくなってしまうのは、
自分もそういうふうに育てられたので理解できてしまう。。。
彼らが母親の看病や親離れしてみて改めて、
これからの自分の道を作り上げていくか…本当の思いを掘り下げていき、
新たな一歩へ踏み出す気持ちを自分も受け止められたと思います。 -
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『あなたは、ご自分の「本当の願いごと」を知ってますか?』
初詣でお賽銭を入れて何か『願いごと』をする、そんな瞬間から始まる新たな一年。私たちはそこに大した疑問を挟むことはないでしょう。もちろん、そんな『願いごと』は人それぞれ多岐に渡ります。『宝くじが当たりますように』、もちろんこれも一つの願いごとではあります。そんな『願いごと』をする人を誰も責めることなどできはしません。
しかし、それは『本当の願いごと』なのでしょうか?『宝くじ』に当たったらお金がもらえます。そうすれば『なんでもできる』これは間違いないことなのかもしれません。しかし、大切なのは、そこで『何をしたい』かなのではないでしょうか -
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冥王星。『破壊・再生』『死生観』『個人・社会に影響を及ぼす』星。
今回は冥王星をキーワードにしたストーリー。
2巻目に出てきた鈴宮さんが転職した先の北海道で知り合った『マダム』が
『満月珈琲店』を知っていた。
『マダム』の人生はまさに天国と地獄のストーリー。
そんな中で『満月珈琲店』に出会い、
『嵐』が過ぎたあとは新たな世界へと変化だと…。
その年ごとに「耐え時なんだな」と感じることもある。
その時は『嵐』がきているんだなと思うようにしました。
「自分を律し、自分の足でしっかり立つ」
『満月珈琲店』は背中を押してくれる言葉が、星のように鏤められていますねぇ...。 -
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星詠みシリーズ5作目。
今回は、『惑星年齢域』が表になっていてとても見やすい。
ついつい今の年齢域を見てしまう。
土星(56〜70歳)今までの実績から、成果を生み出す。
ムムム…実績など⁇成果期待できるだろうか⁇
物語の内容としては、〜秋の夜長と月夜のお茶会〜とあるようにテーマは、「読書」で知っている本も出てきて思い出すことも…。
淡路島で母を看取った百花は、45歳になっていた。
島から出ずに母と2人で生きてきたことに縛りつけられた感から逃れられずにもやっとしていた。
母の部屋で沢山の蔵書を見つけて…
満月珈琲店との出会いから自分の好きなように生きようと。
真中総悟は、少年時代に身 -
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p.52 「年齢域は、そこに月と太陽も加わりまして、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星となります」そう言ってマスターは、惑星期と年齢域について説明を始めた。
11まず、月。
月は、生まれてから七歳までの期間を言うらしい。
この期間に、人は『感覚』『感性』『心』を育てるそうだ。
次に、水星。
水星期は、八歳から十五歳。
小さく窮屈ながらも初めて社会に入り、様々なことを学ぶ時期だ。
人間の世界では、学校がそれにあたるでしょう、と言った。
続いて、金星。
金星期は、十六歳から二十五歳。
水星期の学びに加えて、「自分を飾る」こと、『楽しみを見付け出す」こと、そして「恋を