桜田千尋のレビュー一覧
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疲れ切って、もつれた糸のほどき方が分からなくなって、暗闇に一人ぼっちで放り出された様な、心許ない、どうしようもなく追い詰められた気持ちになってしまった時、こんな風に暖かい食事と、懐に飛び込んでくる様な包み込んでくれる様な、そんなお喋りに癒されて、頑張ってみよう、と勇気をもらえる、そんなカフェに私も行ってみたい。
と、数年前の自分ならそんな感想を書いたかもしれないが。しっかりおばちゃんをやって来た自分は、んなわけあるかーい!と、どこか冷たい。
今の自分を変える気づきは、勘や察しのいい誰かに見つけてもらうものじゃなくて、毎日同じ繰り返しみたいな毎日の中にこっそり忍ばせてある様な気がするから。い -
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シリーズを読むのは3作品めだが、相変わらず西洋占星術の部分は頭に入ってこない。
今回は自分の中にある自分でも気がついていない、本当の願いごとを知るというのがテーマになっている。
第三章の『前世の縁と線香花火のアイスティー』はとても泣けた。
横暴パワハラな父親のせいでバラバラになってしまった家族だが、純子の幼い娘、愛由が一瞬にして解けた糸を結んでいく、まるで昔飼っていた愛犬リンのように。
自分の中の本当の願いごとって何だろう。
やっぱり家族の健康と幸せなのかなと思うけど、違うのかな。
全部のシリーズを読み切るまでに、西洋占星術を少しでも理解できたらいいなと思う。 -
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ネタバレ【あらすじ】
病院の近くのビルの3階にひっそりとたたずむ「ポラリス(北極星)」は、夜の10時から朝の6時まで営業しているご飯屋さん。メニューは洋食セットか和食セットの2種類だが、店主の朱里は洞察力が鋭く、お客が今必要な料理を提供し、悩みに対してのアドバイスも的確にする。
シングルマザーで5歳の子供の入院に付き添う母親には鶏団子と春雨のスープ。
父親と同じ医大を目指すが成績が落ちている二浪生にはカフェラテとバターロールサンド。
対等じゃない夫婦関係に悩む介護職の妻には鮭のホイル蒸しと舞茸ご飯。
糖尿病を患い教育入院をすすめられている金属加工会社の社長には鴨南蛮。
近くの病院の内科医で幼馴染みの友 -
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シリーズ5作目。いきなりこの本から読むことも可能ですが、できれば順番どおりのほうが楽しめます。
今回も巻頭の桜田さんのイラストに心いやされ、星の遣いたちの言葉に心救われ。
一章では、母を看取り、45歳になった女性。自分の人生を振り返り、母や島に縛られてきたと感じる。言わなければいけないことを言えなかったのは自分なのに。自分の人生、自分で選んできたんじゃないの?と少しイライラ…。
二章の総悟の両親の話は、もっとイライラ。妻に自分の親の介護をしてもらっておいて、亡くなったら、一人になりたい、と急に離婚を言い出したのに、結局は不倫だった。なんだかなー。そうやって略奪しておいて、悲劇のヒロインのような -
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◆きっかけ
職場の緑化委員長の本なの
◆感想
あれ? シリーズの、これは・・・
第5弾なんだ、最後じゃんwww
でも違和感なく楽しめたよ
桜田さんのイラストがとっても美味しそう
月夜のガトーショコラ食べたい
惑星年齢域の考え方 興味深い
自分の今の年齢域は・・・って考える
岩手県遠野市 めがね橋 行ってみたい
作中に既読の本や
お気に入り作家が出てきて嬉しい
・夜のピクニック
・東野さん ・伊坂幸太郎さん
◆読みたくなった本 気になる本
銀河鉄道の夜 宮沢賢治
流星ワゴン 重松清
百鬼夜行シリーズ 京極夏彦
機会があれば
シリーズ1〜4も いいか