桜田千尋のレビュー一覧

  • 深夜カフェ・ポラリス

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    深夜に営業するカフェを訪れる身も心も疲れた人たちの心にほっこりと燈すご飯とおしゃべり。

    子供も看病と仕事を全部ひとりでこなすシングルマザーと春雨スープ。

    2浪人生の医大へと進学することへの意味と決意とロールパン。

    モラハラ夫に苦しめられる妻と理解ある姑によって出た新しい道。

    入院することになったものの会社が気がかりな社長の亡き妻への思いとかも南蛮。

    店主の朱里と同級生の医者の患者家族の偏食の悩みとけんちん汁。

    会話文が多い。あったかいご飯がいいよね。
    春雨スープはとっても美味しそうでつい夜ご飯に作ったよ。

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    2025年02月10日
  • 満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~

    購入済み

    2作目読了。登場人物がリンクしてて短編4つが繋がる構成。占星術の描写も添えつつさらっと読めて、ほっこりした気持ちに。

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    2025年02月06日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    疲れ切って、もつれた糸のほどき方が分からなくなって、暗闇に一人ぼっちで放り出された様な、心許ない、どうしようもなく追い詰められた気持ちになってしまった時、こんな風に暖かい食事と、懐に飛び込んでくる様な包み込んでくれる様な、そんなお喋りに癒されて、頑張ってみよう、と勇気をもらえる、そんなカフェに私も行ってみたい。

    と、数年前の自分ならそんな感想を書いたかもしれないが。しっかりおばちゃんをやって来た自分は、んなわけあるかーい!と、どこか冷たい。

    今の自分を変える気づきは、勘や察しのいい誰かに見つけてもらうものじゃなくて、毎日同じ繰り返しみたいな毎日の中にこっそり忍ばせてある様な気がするから。い

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    2025年01月16日
  • 満月珈琲店のレシピ帖

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     レシピ帖といってもほぼイラスト集と思っていたら、ちゃんとしたレシピも載っていてびっくり。夏の大三角のアイスキャンディー風星空ゼリー、雨のプレッツェル、星空のバターサンドの再現度が凄い。こんなメニュー現実にはあり得ないと思っていたのに。空色ソーダと空色ビールも綺麗。星屑ブレンドもそうやって作るのか。飲んでみたい。ただお味の方はどうなんだろう。価格もだいぶお財布に優しいが、物価高の昨今は満月珈琲店も値上げされてそう。

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    2025年01月16日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    ネタバレ

    第3話目

    妻、夫を捨てる決断をするのはびっくり。
    こういった話は大抵なんだかんだ家庭に戻り、自分と相手との折り合いをつけていく…みたいなゴールになることが多い印象。
    一度連れ添って生きる選択をした男女でも、また改めてその契約を解消、人生を歩み直してもいいんだね。
    結婚のハードルが半分くらい下がったように思う。

    北極星は動かない。
    と思っていた。実は少しずつずれる。
    人もそれでいいんだよって、それが秋川さんの伝えたかったことなんだと思う。

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    2024年12月31日
  • 満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~

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    海王星がテーマということで今までと違ったストーリーでした。それだけ海王星が持つエネルギー、パワーというのは良くも悪くも凄いそうです。18日間、開かれる獅子座の扉、ライオンズゲート。よく聞くけどこのことだったんですね。

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    2024年12月22日
  • 満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~

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    シリーズを読むのは3作品めだが、相変わらず西洋占星術の部分は頭に入ってこない。
    今回は自分の中にある自分でも気がついていない、本当の願いごとを知るというのがテーマになっている。
    第三章の『前世の縁と線香花火のアイスティー』はとても泣けた。
    横暴パワハラな父親のせいでバラバラになってしまった家族だが、純子の幼い娘、愛由が一瞬にして解けた糸を結んでいく、まるで昔飼っていた愛犬リンのように。

    自分の中の本当の願いごとって何だろう。
    やっぱり家族の健康と幸せなのかなと思うけど、違うのかな。

    全部のシリーズを読み切るまでに、西洋占星術を少しでも理解できたらいいなと思う。

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    2024年12月20日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    病院の近くのビルの3階にひっそりとたたずむ「ポラリス(北極星)」は、夜の10時から朝の6時まで営業しているご飯屋さん。メニューは洋食セットか和食セットの2種類だが、店主の朱里は洞察力が鋭く、お客が今必要な料理を提供し、悩みに対してのアドバイスも的確にする。
    シングルマザーで5歳の子供の入院に付き添う母親には鶏団子と春雨のスープ。
    父親と同じ医大を目指すが成績が落ちている二浪生にはカフェラテとバターロールサンド。
    対等じゃない夫婦関係に悩む介護職の妻には鮭のホイル蒸しと舞茸ご飯。
    糖尿病を患い教育入院をすすめられている金属加工会社の社長には鴨南蛮。
    近くの病院の内科医で幼馴染みの友

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    2024年11月17日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    この手の深いこと、ないしは考えさせられること、染み入ること、をやってほしいタイプの話をつくるのは正直あまりうまくない印象。
    ぼったくりくらいキャラと人情で読ませるならまだしも、このサイズ感でやるにはややしんどいかな・・・

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    2024年11月15日
  • 満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~

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    シリーズ5作目。いきなりこの本から読むことも可能ですが、できれば順番どおりのほうが楽しめます。
    今回も巻頭の桜田さんのイラストに心いやされ、星の遣いたちの言葉に心救われ。
    一章では、母を看取り、45歳になった女性。自分の人生を振り返り、母や島に縛られてきたと感じる。言わなければいけないことを言えなかったのは自分なのに。自分の人生、自分で選んできたんじゃないの?と少しイライラ…。
    二章の総悟の両親の話は、もっとイライラ。妻に自分の親の介護をしてもらっておいて、亡くなったら、一人になりたい、と急に離婚を言い出したのに、結局は不倫だった。なんだかなー。そうやって略奪しておいて、悲劇のヒロインのような

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    2024年11月01日
  • 満月珈琲店の星詠み~メタモルフォーゼの調べ~

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    今回は、破壊と再生を司る星、「冥王星」について書かれていました。
    冥王星がもたらす変容は「決して元には戻れない」もの。
    冥王星がそのような星、太陽系外、銀河のエネルギーをまとっているとは、全く知らず。
    「風の時代」がどのような時代になるのかはわからないけれど、「今この時代の移り変わりに生まれてきている人たちは、皆選ばれて、そして選んできている人たちです。それに気付くことができたら自分の足で立ち、変化に厭わず、どんな嵐も越えていきます」
    風の時代、どんな時代になるのだろうか。

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    2024年11月01日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    お客さんとの距離が近いので引く人もいるかもしれないけど、こんな気さくな店主とおしゃべりして深夜でもご飯が食べれるカフェが近所にあったら通ってしまうかも。
    読んでたらお腹がすいちゃった。

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    2024年10月25日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    どこかの本で、「幸せはやるべきことがわかること」と読んだことがあるが、カフェポラリスでは、並外れた観察眼を持つ店主が、悩みを抱える人達に、まさにそういった幸せを教えてくれる。

    常連さんはともかく、ふらっとやってくるお客さんと少し話しただけで、なんでもわかってしまう様子はファンタジー感が強いが、美味しそうなご飯や、人との温かいやり取りに、ほっこりできるお話だった。



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    2024年10月20日
  • 満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~

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    総悟の両親、妻妹の言う通り。何より君が大事、て不倫男が何言ってんだよ。自分の親の介護とか面倒ごとは全部妻に押し付けて自分は若い女にのぼせ上がって子供まで作って親が死んで面倒が無くなったら妻子捨てて女と再婚。悲劇のヒロインになって酔ってる母親、その妻ばかり気遣って前の妻子にも今の子供にも責任感が無い父親、不倫を「お前が選んだなら」と言う倫理観に欠けた医者の祖父と祖母。子に罪はないとはいえ異母弟と仲良くして仕事を依頼する百花は人間できすぎ。

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    2024年10月15日
  • 満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~

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    鮎川沙月の母藤子と藤子の元恋人渉が主人公。藤子は人から好かれるだろうしその大きな愛に包まれて渉は安心してられた、てこと?鮎川が藤子に寄りかかりすぎな気がする。今までの満月珈琲店とちょっと違った。

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    2024年10月13日
  • ミッドナイト・モクテル 飲まないあなたのためのバー

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    秋の夜長にリラックスしながら読むのにおすすめです。ストーリーは主要人物は決まっているもののオムニバス形式で進みます。

    モクテルとは『見せかけの』を意味するmockとcocktailをかけたノンアルコールカクテルを意味する造語。バーででてくるモクテルはどれも美味しそう。もう少し読みたいところで終わるのが少し惜しい。

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    2024年10月06日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    こんなカフェがあったら通ってしまう。ちょっと話聞いてよー、とか言いながら。登場人物達が新たな一歩を踏み出してることに勇気づけられる。

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    2024年09月28日
  • 深夜カフェ・ポラリス

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    少し疲れた人々が訪れる
    深夜に営業するカフェ

    続編があるのかな?って感じの
    全部出し切ってないところはよかった

    ただ、すべての小話が小さくまとまっているので、最終話であっと思わせるものが欲しかったです

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    2024年09月13日
  • 藤丸物産のごはん話 2 麗しのロコモコ

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    この巻のキーは”ロコモコ”?などほど、そういう意味か・・

    杏子の探す”藤の君”。仕事にハリを出すために”推し”がいるのはいいことだが、会ってしまったらやる気はなくなる?微妙なところ。同僚の年下の渚の反応が微妙に気になる様子が周りにも伝わっているような・・?
    周りで見ていたらにやにやしちゃうのかな(笑)

    いつみても桜田さんの画は美しい。

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    2024年09月03日
  • 満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~

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    ◆きっかけ
     職場の緑化委員長の本なの


    ◆感想
     あれ? シリーズの、これは・・・
     第5弾なんだ、最後じゃんwww
     でも違和感なく楽しめたよ
     桜田さんのイラストがとっても美味しそう
     月夜のガトーショコラ食べたい
     惑星年齢域の考え方 興味深い
     自分の今の年齢域は・・・って考える
     岩手県遠野市 めがね橋 行ってみたい
     作中に既読の本や
     お気に入り作家が出てきて嬉しい
     ・夜のピクニック
     ・東野さん ・伊坂幸太郎さん


    ◆読みたくなった本 気になる本
     銀河鉄道の夜 宮沢賢治
     流星ワゴン 重松清
     百鬼夜行シリーズ 京極夏彦


     機会があれば
     シリーズ1〜4も いいか

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    2024年08月15日