桜田千尋のレビュー一覧
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スラスラ読める優しいお話で、ガッツリ読書後のクールダウンにピッタリです。
また、このシリーズは、西洋占星術の色んな解釈を、登場人物のお話に沿って説明してくれるので、占星術への興味を誘ってくれます。
なのでお気に入りのシリーズとして、とても重宝しております。
ただ、西洋占星術は奥が深すぎて、これまでのシリーズを通して出てきた解釈が多すぎ。
興味を持って西洋占星術の本を買ってみたけれど、正直もう訳わかりません。今回は、ドラゴンテールとドラゴンヘッドってのが出てきましたが、ドラゴン〜とアセンダントとかと何が違うの?
西洋占星術も(なかなか定着しない筋トレ同様)一休みが必要です…
一方、今回のテーマは「多様性」ですかね。カフェでの体験で本来の自分に気づき、取り戻す登場人物たちの物語は、やっぱり優しく良い話ですが、占いの解釈がしっくりこず、ちょっと残念でした。 -
Posted by ブクログ
ドラゴンテイル、ドラゴンヘッドという新しい概念が登場。
自分の生まれ月の星座とは関係なく、生まれた年月によって変わるらしい。
私の場合、ネット診断で調べたらところ、ドラゴンヘッドは牡羊座、ドラゴンテイルは天秤座で、アドバイスは「他人に何かを求めたり、公平さに固執せず、自分の欲求に耳を傾ける」でした。
アセンダント(生まれ持った性質)の星座は、自分で調べても良くわからなかった。
でも、物語は楽しめました。
自分と正反対な人の言動や考え方を取り入れて、柔軟に生きることが大事、ということ。
今回登場する4人の主人公たちは、それぞれがお互いに羨んだり妬んだりしている。
それは、「自分とはあまりに違いすぎるから」なんだけど、その壁を取り払ってみたら、見えてこなかった風景が見えるかも。
そんなことを考えさせられた巻でした。
今回は満月珈琲店の店員さんたちの登場シーンは少なめ。
でも、その分、主人公たち人間の生き方にフォーカスがあてられていて良かった。 -
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「満月珈琲店の星詠み」の4冊目。
今回の舞台は北海道。大きなエネルギーを持ち「変容」を司る冥王星が水瓶座入りする日を目前にして、三毛猫のマスターの呼びかけに応じた星遣いの猫たちが集まってくる。
第2巻のレビューの中で“いつも明るい良い子を演じてきた派遣社員”と記した鈴宮小雪。その彼女が、不思議なカフェの体験を経て、これからはもう少し自分を大切にして素直に生きていこうと誓ってからの後日譚。
その時も『開運の第一歩は、「自分の本当の願いごと」を見付けることです』とあったのだが、小雪は「本当の願いごとを忘れない」と書いた紙をコルクボードに貼って、いつも目に入るようにしていたようで、そこから縁が開けていく。
彼女のパートだけでなく、そこから彼女が出会った人々、「リラの館」のマダムの過去や新たな職場の上司・桐島の夫婦の物語も、それぞれ読んでいて前向きになれるお話。
薄い本なのでサラッとしてはいるが、章の間に乗っている冥王星の星座の表やそこから引かれた話は、世代の色が反映されていてなかなか興味深かった。
どんどんと偏った方向へ向かっているような世相だが(今日の選挙の結果もどうなるのだろう…)、作中『世のなかが偏った方向へ進んでいたとしても、一人一人が偏ることなく柔軟であったら、世界が著しく変わっていったとしても順応していくことができます』と書かれていたことを頼りに過ごしていきたい。 -
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仕事か結婚か、どちらかを選ばなくてはと思い悩む広告代理勤務の聡美。母親の再婚を受け入れられず、自分を責めていた派遣社員の小雪。実の父親と疎遠になってしまった専業主婦の純子。それぞれ過去に思うところがあり、その思い出は本人が気付かぬうちに歪になってしまっている。そんな彼女たちが『満月珈琲店』を訪れることで、自分の本当の願いに気づくことができる。自分のことを分かっているようでいて、実は漠然としていたり、突き詰めると本質は少し違っていたり、意外と本当の願いを見失いがちだと気付かされる。自分の心の本音と向き合い、整理することで本当に望むことが見えてくる。その結果『叶う力』によって願いが現実となるのだ。
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装画のオレンジ色の灯りを見ると、思わず訪れたくなる気持ちがわかる気がしました。
カフェ・ポラリス。
北極星という意味の名前の深夜カフェ。
店主の朱里は、訪れる客が必要とする食べ物を的確に出してくれる明るい女性。出される料理の描写が細かくて、とてもおいしそうでした。しかも彼女と話していると、いつの間にか悩みが前向きな方向に向かいます。
深夜に少しほっとしたいなと、この場所にたどり着いた人達がどんどん元気をもらっていく様子は、読んでいて心地よかったです。たった一度このカフェで食事をし、話をするうちに、悩みの解決の糸口をもらったり、励まされたり、癒されたり···と、羨ましいばかりでした。
実は北極星はちょっとずつ動いているそうです。北極星と同じように、少しぶれても悩みがあったとしても、人には明るく「大丈夫」と言えるポラリスの店主の朱里。読後、彼女のことをもっと知りたいと思いました。
〈目次〉
夜更けのぬくもり
開けない夜
妻の決断
通院患者の迷い
医師の悩み