桜田千尋のレビュー一覧
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「満月珈琲店の星詠み」の2冊目。
最初の巻を年初に読んで『ボチボチと読んでいくとする』と書いたが、ようやく続きを手に取る。
前作は京都が舞台だったが、今回はつくば市に住む人たちのお話。どこになっても満月珈琲店は開いているのだな。
本作の登場人物は、結婚と仕事の間で揺れるOL、いつも明るい良い子を演じてきた派遣社員、気難しく古い価値観を持つ父に反発し続けてきた主婦といった面々。彼女たちが自分の“本当の願いごと”に気が付いたとき…といったお話。今回も緩~くほっこり。
本の中では宝くじを例に挙げられているが、本当に自分が願っていることを改めて問われたとして、的を射た答を出せるかは確かにちょっと考える。
作者さんは、自分が願っていたことは本当の願いごとから少しズレていたことに気がついて、とりあえず、自分の願いを整理しようと思ったとのことだが、『開運の第一歩は、「自分の本当の願いごと」を見付けることです』とは言い得て妙。
最後に出て来た「流星エンジェル」のプロデューサーさんは、前作に登場したディレクターだった方かな。こうやって、シリーズ、薄くつながっていくわけね。 -
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ネタバレ「満月珈琲店の星詠み」第2弾
今回は「満月珈琲店」の三毛猫マスターだけでなく 様々なそのお仲間(星の遣い)たちが登場する
2020年 世界中で生活を一変する出来事があったのだけれども
そこは星の動きを話すにとどまって 彼らの世界はゆったりと営まれていく
登場人物たちが直面する問題に 星詠みは問う
~自分の「本当の願い」はなに?~
・相手の気持ちを人一倍敏感に察することができる 幼い娘愛由(あゆ)とその母
犬猫の譲渡会で出会った犬を飼いたいという娘 しかし母には苦い思い出が
そして 愛由と叔母の聡美は東京デートを楽しむことになる
ちょっとずつつながった人たちが織り成す 生きているからこその葛藤や迷い
自分では気づかないうちに 心が迷子になっているタイミングで
そっと満月珈琲店が「あなただけのメニュー」をだしてくれる。
占星術に絡めた内容なので 女の子は大好きなジャンルだろう。
そして 魅惑な星詠みたちも幻想的で
読んでいるだけでカフェの片隅に腰掛けている気分になる
今回の桜田千尋さんのメニューイラストもうっとり
新年度の慌ただしい時期にぴったりな落ち着ける本ですよ -
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深夜に営業している小さなカフェ「ポラリス」♩¨̮
悩みを抱えた人が訪れる(導かれる?)5つの短編集。
深夜カフェの店主は元気いっぱいな感じで、静かに食事がしたい場合は疲れそう(笑)
店主は何でもお見通しで訪れた人がどんな悩みを抱えているかピタリと当ててしまう。そしてその人にピッタリなドリンクや食事などを提供する。
ふらっと行った先で自分が求めてる物を出してもらったらびっくりだろうし嬉しいだろうなぁ。店主はやっぱり魔女なんだろうか( ᴗˬᴗ)笑
最後のお話だけ前話の人がチラッと出てきたりした。
とりあえず私はどうも馴れ馴れしい店主があまり好きになれなかった( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )それ以外は出てくるご飯がとってもおいしそうでお腹が空いてきます(笑) -
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疲れ切って、もつれた糸のほどき方が分からなくなって、暗闇に一人ぼっちで放り出された様な、心許ない、どうしようもなく追い詰められた気持ちになってしまった時、こんな風に暖かい食事と、懐に飛び込んでくる様な包み込んでくれる様な、そんなお喋りに癒されて、頑張ってみよう、と勇気をもらえる、そんなカフェに私も行ってみたい。
と、数年前の自分ならそんな感想を書いたかもしれないが。しっかりおばちゃんをやって来た自分は、んなわけあるかーい!と、どこか冷たい。
今の自分を変える気づきは、勘や察しのいい誰かに見つけてもらうものじゃなくて、毎日同じ繰り返しみたいな毎日の中にこっそり忍ばせてある様な気がするから。いや、偶然出会った誰かの方が、あっさり見つけてしまうものなのかもしれないけど。
気づく事自体が難しいかも、だし、気づいても動く勇気が出ないかも、だし、気づいた上で動かない選択をするかもしれないけど、そのどれも間違いじゃないと思うから。人生は二回出来ないから、今日の私はこれで正解、受け入れて生きていこうと思う。選んて動いた誰かをすごい、と羨んだり僻むことがあっても、今日をそれなりに生きた自分もOK。きっと。
おばちゃんのひとりごと。 -
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ネタバレ【あらすじ】
病院の近くのビルの3階にひっそりとたたずむ「ポラリス(北極星)」は、夜の10時から朝の6時まで営業しているご飯屋さん。メニューは洋食セットか和食セットの2種類だが、店主の朱里は洞察力が鋭く、お客が今必要な料理を提供し、悩みに対してのアドバイスも的確にする。
シングルマザーで5歳の子供の入院に付き添う母親には鶏団子と春雨のスープ。
父親と同じ医大を目指すが成績が落ちている二浪生にはカフェラテとバターロールサンド。
対等じゃない夫婦関係に悩む介護職の妻には鮭のホイル蒸しと舞茸ご飯。
糖尿病を患い教育入院をすすめられている金属加工会社の社長には鴨南蛮。
近くの病院の内科医で幼馴染みの友人にはけんちん汁や鯖の味噌煮の和食セット。
ポラリスでの朱里や病院関係者との出会いでそれぞれの主人公の悩みが解決していく短編集。
【感想】
読みやすいのだけれど内容と店主のキャラクターがふわっとしていて感動とかはなかった。店主が落ち着いた大人のキャラクターだったら沁みてくるのかな。