森村たまきのレビュー一覧

  • よしきた、ジーヴス

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    ジーヴス二冊目です。
    今回は一冊通して可愛い従妹の婚約を建て直し、自分に降りかかりそうなメルヘン史女との縁談を他所に落ち着けて大立ち回りをしています。
    面白かったけどジーヴスで長編はもういいや。

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    2014年08月20日
  • 比類なきジーヴス

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    バーンズが面白いと言っていたら友達に勧められた。バーンズとはあまり似た雰囲気ではないけどなかなか面白かったです。

    最初バートラム(貴族)を書いてある通りのどうしようもない馬鹿だと思って読んでいて、ついつい風采の上がらない道楽息子を思い浮かべてたんだけど、途中で間違いに気づいた。
    馬鹿ってこれ、頭の出来ではなくてばか騒ぎとかの馬鹿だよね。
    というわけで思考を切り替えて、まず顔は可愛い系のハンサムで、お洒落好きで優雅で執事には劣るものの教養と知性を身に付けた人物像にしてみたら急に面白くなった。いやはや、貴族だしね!
    ちなみに恋多きビンゴ氏もセクシー系の美青年だと想定してます。たぶんそれで正解なの

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    2014年08月20日
  • サンキュー、ジーヴス

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    バーティーとジーヴスの絆が覗き見える本書。
    辞職した後も何だかんだでバーティーを気にかけてくれるジーヴス。独身紳士の下で働くのを望むジーヴスは、現時点の雇用主が妻を娶らんと奮闘中であるのを見て、御しやすいバーティーに再び雇われるのが最善、と考えて行動したんだろうけど…バーティーを「黄金のハートの持ち主」と称するあたり、若主人に好感を持ってるには違いない。馬鹿にもしているわけだが…。

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    2012年05月02日
  • でかした、ジーヴス!

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    バーティーは何度逃亡すれば済むんだと突っ込みたくなる短編集。
    森村たまき翻訳のジーヴスシリーズではこの本が最後の短編集ということで、寂しいような気もする。

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    2012年04月30日
  • サンキュー、ジーヴス

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    そもそもの発端はバンジョレレ(バンジョーとウクレレの間の子といわれる楽器)から。
    ロンドンのタウンハウスでバーティーが掻き鳴らすバンジョレレの音色は、周辺住民だけでなくジーヴスにも不評で、ついにはジーヴスがバーティーの元を去ることに…。
    ジーヴス無しでやっていけるのか?バーティー?
    いやぁ、いいね。この後の展開が。
    バーティーの元を去りバーティーの友人チャフネル卿に仕えることになったものの、バーティーのことを常に案じているとしか思えないジーヴスの言動が。
    ある災難から逃れるために顔に靴墨を塗っちゃって、難を逃れたものの今度はそれを落とすためのバターを得ようとするのに中々入手できず、真っ黒な顔の

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    2012年04月04日
  • よしきた、ジーヴス

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     オチのジーヴスの計略がドSすぎて笑った。ご主人を夜通し走らせるってひどすぎるだろ!しかもバーティーが笑いものになることで皆丸く収まって…。ジーブスは本当に心理学者か総理大臣になったほうがいい。バーティーは結果的に困るだろうけど。

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    2012年03月09日
  • ウースター家の掟

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    銀製うし型クリーマー奪還、親友と従姉妹、二組のカップルのゴールインとの使命を帯びたバーティーは、かつて自分を裁いた判事の大邸宅に乗り込むと…。有閑貴族青年バーティー・ウースターと完全無欠執事ジーヴスの非凡な日常を描くシリーズ、長編。ウースター家の掟「友を落胆させるべからず」「女性の求愛を拒絶するなかれ」のために、伯母に親友に従姉妹に次々難題を吹っかけられると知らぬ顔できず、どっぷり胸までスープに浸ることに(笑)。その度にジーヴスの的確な助言が役立って狙った通りには事が運ぶんだけど、結局バーディーがいつも損な役回りをする…この愛すべきマンネリパターンがたまらなく好きだ!今回はジーヴスの(ご主人様

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    2012年03月05日
  • でかした、ジーヴス!

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    バーディーも結構惚れっぽいんだなぁと感じた巻。友達のキューピッド役でわたわたしてるバーディーもかわいいけど、自分の恋路をジーヴスに反対されてつんけんしてるバーディーもかわいい。訳者あとがきに紹介されているウッドハウスのエピソードもとてもすてき

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    2012年02月28日
  • ウースター家の掟

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    ダリア叔母さんが今回大活躍。さらにバーティーの苦労っぷりもすさまじかった。ただ、今までのシリーズキャラエピソードを引きずってきているので、そっちの内容を覚えているうちにこちらを読めば良かった…ちょっと時間を空けすぎて前の話を忘れちゃってるところがあって…。今度再読するときは通しで読みます。
    タンスの上に駆け上がるシーンは大好きだ!

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    2012年02月12日
  • それゆけ、ジーヴス

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    腐った目から見ると、今回のジーヴスには実にドキドキさせられた。ジーヴスに、というよりは、日本語の表現に、というべきなのかもしれないし、そもそもウッドハウスがねらって表現したのかもしれない、なんて考えるのはバイアスがかかりすぎているだろうか。100ページでバーディーの唇の上に請求権を行使しようとする(という表現)なんて、まさしくそっちか!?と思わせるに十二分だ。・・・まあ、ここは思いっきり表現の問題なのだけど。

    常々、バーディーはジーヴスを誉めちぎっているけれど、ジーヴスはバーディーをどう思っているのか気になっていた。いつも頼られ、利用?され、それを恭しく受けるのは、主従関係がなせる技なのか…

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    2012年01月05日
  • お呼びだ、ジーヴス

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    バーティが職業訓練学校に通うため、バーティの友人のところで働くことになったジーヴス。バーティ不在の外伝。

    バーティがいないジーヴスは、普段より羽目を外しているような感じ。おもしろいけれど、やっぱりバーティに仕えていてほしい!

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    2011年12月10日
  • よしきた、ジーヴス

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    友人や従兄の悩みを解決するために乗り出したウースターのてんてこまいさに笑い、最後のジーヴスの解決法に感心する。共通の敵を作るってのは少年漫画の基本!

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    2011年11月04日
  • よしきた、ジーヴス

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    バーティー&ジーヴスシリーズの長編。奮闘するものの結局は事態を混乱させるだけのバーティーにわかっていても笑ってしまう。さりげなく意趣返しするジーヴスの腹黒い解決策も見事

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    2011年05月30日
  • 比類なきジーヴス

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    主人公バーティーやその友人ビンゴが、賭け事だの想い人への告白だのでおマヌケな行動を繰り返し、執事ジーヴスが事を収める…というパターンの短編連作。

    いい意味で予定調和な作品だと思う。
    パターン化された話であるがゆえに、安心してハラハラ出来ると言うか、水戸黄門を見ている時の感覚に近い。
    正直、バーティーの流され体質とビンゴの調子の良さにイラッとすることが多く、オチまで読むと胸がすいた。
    この話の面白さは、二人の滑稽さとジーヴスの有能さのギャップにあると個人的に思う。

    ジーヴスはやたらと広い交友関係を駆使して情報を仕入れるし、密かな根回し、買収もお手の物。
    全部バーティーのためかと思いきや、ちゃ

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    2015年04月04日
  • 比類なきジーヴス

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    ギャグたっぷりで、ずっと楽しいまま読み終わった。

    どんなトラブルも天才的に解決してしまう天才執事ジーヴスは絶対に間違ったことをしない。
    雇い主のバーディーが友人から相談を受ける時も「お前にしてもらいたいのはこの話を全部ジーヴスにして、奴がどうすればいいのか聞いてくることだ」と言われるほど。

    けど、どんな要望もこなせる天才執事でも、主人の奇抜なファッションだけは許せない。
    バーディーが紫のスパッツなぞはこうもんならジーヴスの態度はどことなーく冷たくなり、バーディーがどんなトラブルに巻き込まれても知らん顔。そしてバーディーはスパッツを手放さざるをえなくなる。
    このやりとりもまた可愛い。

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    2019年01月16日
  • ジーヴスと封建精神

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    一組の恋人同士が仲違いして、ダリア叔母さんの金銭問題とかエキセントリックな客人とかが絡みに絡まって、バーティーが元彼女と望まぬ結婚をさせられそうになる、またこのパターンかいっ!って思うのに、やっぱり面白いからついつい読んじゃう。今回は伏線回収が見事!「いつわりの真珠」の章は痛快だったなあ。
    口ひげを生やしたぐらいじゃもうジーヴスはバーティーを見捨てたりしないね。一作目より、随分仲良しになったものだ。

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    2010年10月17日
  • でかした、ジーヴス!

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    お坊ちゃまバーティー・ウースターと頭脳明晰な完璧執事ジーヴスの普通でない日常を描いた短篇11作。今回もおおいに笑わせてくれる。ウッドハウスのふざけた序文も効いている。短篇タイトル『ジーヴスと迫りくる運命』『シッピーの列島コンプレックス』『ジーヴスとクリスマス気分』『ジーヴスと歌また歌』『犬のマッキントッシュの事件』『ちょっぴりの芸術』『ジーヴスとクレメンティーヌ嬢』『愛はこれを浄化す』『ビンゴ夫人の学友』『ジョージ伯父さんの小春日和』『タッピーの試練』ビンゴ夫人の学友を巡ってのドタバタが可笑しい。女の友情って…^^;Very Good,Jeeves!P.G.Wodehouse1930

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    2012年03月02日
  • よしきた、ジーヴス

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    バーティーの元に旧友が訪ねてきた。引きこもりのイモリマニア、ガッシー・フィンク=ノトル。いや、彼が訪ねた相手は正確には助言者としての名声高いジーヴスだったのだが。ともあれ友人の恋わずらいに尽力しようという極めて理想的な主従の会話に「英国では不適切な」白いメスジャケットが影を落とし、不穏な雰囲気に。ミスターイモリ氏の恋に、従姉妹の婚約解消、叔母夫婦家の混迷…問題が山積するブリンクレイ・コートで孤軍奮闘するバーティー。アイデア冴えわたる今回はジーヴスに頼らず自力でどうにかできるのか?舞台をロンドンからウースターシャーなるダリア叔母さんの私邸ブリンクレイ・コートへ移した長編。周りのこじれた人間関係に

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    2012年03月02日
  • ジーヴスと恋の季節

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    ただでさえややこしい恋愛模様に、バーティーとキャッツミートとガッシーの替え玉作戦でもうなにがなんやら。
    読んでる方が恐れている(期待してる?)事態にどんどん話が進んでいくのがもう可笑しくてしょうがない。様式美万歳!
    あとガッシーは早く結婚してあげて

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    2010年07月06日
  • がんばれ、ジーヴス

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    とりあえずジーヴスものだけ読み終わったところです。
    短編はまだ未読。

    素敵なセリフ回しをちょっとずつ楽しみながら読みました。
    ちょっとしたことでポプラになるバーディが可愛い!
    ガッシーとマデラインが仲違いしたのがつらかったのですが。
    すごく好きなカップルだったので。
    個人的に超可愛いと思うのです、マデライン。
    …奥さんにしたいかどうかは確かに別ですけど^^;

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    2010年06月23日