森村たまきのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
シリーズ第五作目。今回は短編集。
池袋乙女ロードで執事喫茶がブームらしいが、まさかジーヴスもそのブームに巻き込まれているとは、思いもしなかった。
すげえな、乙女。
けど、ジーヴスは基本的に主人より上の立場にいる執事だからなあ。
そのあたりどうなんだろう。
でも、ジーヴスの様な執事がいれば、全て世は事もなしというのは確かな事実だ。
それはさておき、やっぱり、主人のバーティが可哀想過ぎる。
この本の中に出てくる人物の中で、バートラム・ウースターなどどうなってもいいと思っていない人物は、一人もいない。
自分がやりたくないことはバーティに。
バーティの持っ -
Posted by ブクログ
ジーヴスシリーズの三作目。
ニューヨーク時代のものが中心みたいです。
あいかわらずおバカなバーティの元にやってくる、おバカな友人のおバカな相談事(ややこしい)
をジーヴスが颯爽と解決してくれます。
ダリアおばさんがアナトールを雇用したいきさつや、ビンゴとロージーの結婚生活など前作を見た人はなるほどと膝を打つつくりになってます。
ジーヴスとバーティのなれそめ(?)と、ジーヴスが一人称の話とか収録されててほんとうもう、
ありがとう、ありがとう!とだれかれ構わず握手したくなります。
今までジーヴスはバーティのこと心底小馬鹿にしてると思ってたんですが、これ見てちゃんと主人を愛すべき人物だと思ってる -
Posted by ブクログ
ちょっと、というよりかなりおマヌケな若主人・バーティーと、完璧な執事・ジーヴスの凸凹主従コンビのお話もこれで3冊目となりました。3巻で終わりの予定だったのが、なんと続刊刊行が決定したそうで大変めでたい!
前の巻の「よしきた、ジーヴス」は揉め事は複数あれども、大きな流れはひとつという長編小説でしたが、この「それゆけ、ジーヴス」は1巻と同様に短編集。1、2巻の登場人物が再登場したり、会話のなかにしか出てこなかった事件の真相がわかったりして、前巻を読んでいればより一層楽しめる内容でした。
そして、今回はジーヴス視点のお話があるのが特筆すべきところかと。実際ジーヴスがバーティーのことをどんな風に見てい -
Posted by ブクログ
明るくてクスッと笑えるこのシリーズは心が疲れてきたときに読む。
悪く言えばマンネリかもしれないけど、安定した面白さとお馴染みのメンバーをみるとなんだかそれだけでホッとする。
今回はバーティーの口ひげ問題や、ダリア叔母さんの週刊誌売却問題、フローレンス・クレイとの婚約問題など。
序盤でジーヴスが休暇から帰ってきたときのバーティーの喜び方がなんだかかわいらしい。
ジーヴスがドストエフスキーやロシア作家が好きだと知って、私もロシア文学が好きなので勝手に嬉しくなった。
ラストであれって伏線だったんだ!?と判明することもあったりしておもしろかった。 -
-