森村たまきのレビュー一覧
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これまでバーディーの語り口とジーヴスの脳みそに感嘆したことはあっても、ことストーリーに関しては、上記二つに目を奪われていたのかそれほど引き付けられていなかった。基本的には、しずかちゃんやジャイアンに無理難題押し付けられたのび太くんに泣きつかれたドラえもんが四次元ポケットにさらに泣きつく構図で、最終的には道具すごいけどのび太はあんまり救われないエンド。愛すべきパターンではあるけど、週一くらいがちょうどいい。
でも、この掟はどんどん読ませて止まらない。お馴染みのキャラクターが縦横無尽にどたばたを繰り出すのも、これでもかこれでもかと降ってくるクソいまいましい事件と災難。最後の最後まで、バーディーど -
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『ジーヴスと迫りくる運命』
アガサ伯母さんの命令で大臣と過ごすバーディ。白鳥のすむ島に孤立したバーディと大臣。アガサ伯母さんのもくろみ。
『シッピーの劣等コンプレックス』
恋するシッピー。恋人に愛も告白できず子供のころの校長先生の要請を断ることもできない。壺をめぐるジーヴスとバーディの闘い。ジーヴスの力技。
『ジーヴスとクリスマス気分』
恋したバーディ。、モンテ・カルロ行きをキャンセルして彼女の元へ。タッピー・グロソップとその叔父の登場。二人が仕掛けたいたずら。
『ジーブスと歌また歌』
恋したタッピー。タッピーの恋を阻止するためダリア伯母さんの命令で歌を歌うバーディ。
『犬のマ -
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『ジーヴス登場』
ジーブスとバーディの出会い。バーディを教育しようとする婚約者からバーディを救出するジーヴス。
『コーキーの芸術家稼業』
『ジーヴスと招かれざる客』
『ジーヴスとケチンボ侯爵』
『伯母さんとものぐさ詩人』
『旧友ビッフィーのおかしな事件』
『刑の代替えはこれを認めない』
『フレディーの仲直り大作戦』
『ビンゴ救援部隊』
ダリア叔母さんの雑誌に恥ずべき記事を載せられようとしているビンゴ。ビンゴの親戚宅のコック・アナトールを狙うダリア叔母さん。
『バーディ考えを改める』
ジーヴス目線の話。結婚を意識し始めたバーディが友人の身代りに学校に行くことに。 -
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英国ユーモア小説ではおなじみのコンビが繰り広げるお笑い話を収録した、ウッドハウス・コレクション(国書刊行会)第3弾。
これには、人はいいけど頭がまわらぬバーティのもとに、完璧な執事ジーヴスがやってきた件、最後にはジーヴス自身が語ったお話が載っているのも、楽しめる。
ジーヴスものの短篇集なので、寝る前に少しずつ読んでいたので、読み通すのに時間がかかってしまったが、いわゆる心地よく(ひと笑いして)眠りにつくナイトキャップとしても最高では…(疲れてバタンキューの晩以外は)
また、文章の面白さを味わう小説でもあるから、そのうち原書にも目を通すと面白いかもと思うようになってきた。 -