【感想・ネタバレ】ウースター家の掟のレビュー

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Posted by ブクログ

これまでバーディーの語り口とジーヴスの脳みそに感嘆したことはあっても、ことストーリーに関しては、上記二つに目を奪われていたのかそれほど引き付けられていなかった。基本的には、しずかちゃんやジャイアンに無理難題押し付けられたのび太くんに泣きつかれたドラえもんが四次元ポケットにさらに泣きつく構図で、最終的には道具すごいけどのび太はあんまり救われないエンド。愛すべきパターンではあるけど、週一くらいがちょうどいい。

でも、この掟はどんどん読ませて止まらない。お馴染みのキャラクターが縦横無尽にどたばたを繰り出すのも、これでもかこれでもかと降ってくるクソいまいましい事件と災難。最後の最後まで、バーディーどうすんの!?な展開でしたージーヴスの灰色脳細胞もいまいち不調でエウレカはかなりお預けなのもにくい演出です。
それでも今回はいつもとは違う爽快な後味。訳者あとがきにある通り、バーディーはいつも日の目を見ることのないかわいそうな善人ヒーローなのですが、今回はちょっと違います!よかったね、バーディー(ToT)

それにしても、スティッフィー。強烈な少女でした…あんな子絶対ごめんだよ…スティンカーほんとにいいのかその子で!!

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2012年01月23日

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ダリア叔母さんの命令でウシ型のクリーマー奪取に向かうバーディ。ガッシーの婚約の破たん。バゼット家の執事の秘密「ユーラリアの秘密」。ガッシーの落とした茶色の手帳と手帳を手にしたマラディン・バゼット。手帳を求めて犬に追いつめられるバーディとジーヴス。奪われた警官のヘルメット。

 2009年9月24日再

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2009年10月07日

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珍しく人助けをきっぱり断るバーディが見られます。でも結局なんだかんだで引き受けてしまうそんなバーディが好きだ。箪笥の上にあがっちゃってるところは最高に笑えた。どっぷりはまる。おもしろい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

『よしきた、ジーヴス』にてまとまったかに見えた二人の破局騒動、ダリア叔母さんとウシ型クリーマーに、理不尽美少女スティッフィーの問題が絡む大長編。この問題の前では、ジーヴスとバーティーのいつものいざこざも消し飛びます。いつも以上に錯綜するトラブルと理不尽キャラたち、ラストの怒涛の小道具の畳み掛けには笑わずにはいられません。ダリア叔母さんがちゃんとバーティーのことを好きだとわかってほっとするエピソードもあり、慌てる(ようには見えないが)ジーヴスもありの盛りだくさんな一冊。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

よしきた〜の続編にあたります。
訳者のたまきも言ってたけど、
バーティが愛されててほんとうによかった!
二組のカップルとウシ型クリーマー、ばらばらに見えた事柄が全部繋がってて、最後には大団円。
あいかわらずのウッドハウス節で嬉しくなりました。
終始にやにやしっぱなしでしたお。
ドラえもんがのび太を決して見捨てないように、ジーヴスも最後までバーティを見捨てないわけですよ。ほんとういい主従だよあんたら!

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2009年10月04日

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 ジーヴスシリーズ第四弾。長編。『よしきた』よりも怒涛の展開。最後の最後までおバカな事態が起こり続ける。今のところ、シリーズ中最高傑作。「まあ、あたしあなたのことブタだって思うわ」。名言。

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2009年10月04日

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本作は長編。ひょんな事から"銀のウシ型クリーマー"を手に入れなければならない羽目に陥ったバーティー。執事ジーヴスの支援を得て、このミッションはクリアできるのか?

相変わらずのお気楽さで、のんびりと読むには最高です。このシリーズを読んでいて今頃気付いた事がひとつ。バーティーの一人語り口調で進むこの物語、"ウィットのきいた例え"がちょくちょく出てきます。『誰か、こんな事言う奴、他にもいたような…』と思ったら、ハリポタの親友、ロンですね。それを、言わなくていいタイミングで言っちゃうからハーマイオニーに白い目で見られる…という。
イギリスの作家が『お調子者キャラ』を描くと、こういうタイプになるんですかね?好きだけど。

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2023年08月08日

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今回もどうでもよいことが大事件となり、ドタバタ喜劇に発展。終わりよければすべてよし!の物語は安心して読めて楽しい。 なんといってもダリアおばさんのバーティーへの愛情深さに驚き感動。まさかアナトールを差し出す覚悟までしていたとは! ジーヴスもバーティーのことが好きだから執事をしているわけで、どんくさいバーティーの愛され体質ってほんとスゴイ。

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2022年03月09日

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ダリア叔母さんのところのアナトールや雑誌の資金のためにウシ型クリーマーを奪い取りたい。そして二組のカップルの結婚を成立させたい。そのために今回もバーティーが騒動に巻き込まれる。
ジーヴスはどうにかしてバーティーを世界一周旅行に連れ出したいけどバーティーは行きたくないというバトル(?)もあり。

今回も次から次に展開がめまぐるしく変わるので楽しく読めた。

最後は気持ちのいい終わり方。
ちゃんとバーティー愛されてるんだね、よかった。

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2018年12月11日

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「シャーデンフロイデ」(リチャード・H.スミス)の中で紹介されていたので読んでみたくなった小説。P.G.ウッドハウスは 1900年代に活躍したイリギスのユーモア作家で、この「ウースター家の掟」は 1938年の出版、貴族青年バティ・ウースターと執事ジーブスが活躍するジーブス・シリーズの一冊。翻訳は国書刊行会からウッドハウス・コレクションとして 2005年から刊行されている。

いかにもイギリス人好みの皮肉が効いた文章と、森村たまきの時代がかった訳文が絶妙で、およそ一日のできごととは思えないほどあれやこれやが詰めこまれた傑作エンターテイメント。機会があれば、他のジーブスものも読んでみよう

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2018年06月20日

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バーティーは頑張りすぎ。バーティーが頑張れば頑張るほど、張り切れば張り切るほど、事態はひどい方向に。もちろんそれが読者の望むところだけど。
バーティーのおかげでちんぷんかんぷんになっていることが多いが、古典的な英文学作品からの引用が随所にみられるのもこのシリーズの面白いところ。

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2013年09月09日

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トラブルに巻き込まれ、有能な執事ジーヴスの助けで乗り越えてゆく、というお決まりの展開をたどる長編。ただしおもしろい。

要所要所でくすくす笑いながら、今回はやけに激しくトラブルに見舞われるバーティーがかわいそうに・・・・
でも最後、バーティーはちゃんと愛されていたんだということが分かり、なんだかほっとするやら嬉しいやら。感動の締めくくりでした。

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2013年07月21日

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ネタバレ

銀製うし型クリーマー奪還、親友と従姉妹、二組のカップルのゴールインとの使命を帯びたバーティーは、かつて自分を裁いた判事の大邸宅に乗り込むと…。有閑貴族青年バーティー・ウースターと完全無欠執事ジーヴスの非凡な日常を描くシリーズ、長編。ウースター家の掟「友を落胆させるべからず」「女性の求愛を拒絶するなかれ」のために、伯母に親友に従姉妹に次々難題を吹っかけられると知らぬ顔できず、どっぷり胸までスープに浸ることに(笑)。その度にジーヴスの的確な助言が役立って狙った通りには事が運ぶんだけど、結局バーディーがいつも損な役回りをする…この愛すべきマンネリパターンがたまらなく好きだ!今回はジーヴスの(ご主人様に対する)ドSぶりは控えめで、要所要所で比較的まともなアドバイスを与えてるのが意外。今回もバーティーは散々な目に遭ってるのになんとなく物足りない(鬼!)のはジーヴスが大人しめだからか。手ごわいスポードを精神的にとっちめる魔法の言葉をジーヴスに教えてもらったのに、いざ対決する時にど忘れしたのには、爆笑!銀製うし型クリーマーに始まり、親友が未来の義父の悪口を書いた茶色の手帖、巡査のヘルメットをめぐって、各人思い思いに行動するからどんどんややこしくなるのに、最後はスッキリ収束するところはお見事。
The Code of the Woosters/
P.G.Wodehouse(Pleham Grenville Wodehouse)/1938

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2012年03月05日

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ダリア叔母さんが今回大活躍。さらにバーティーの苦労っぷりもすさまじかった。ただ、今までのシリーズキャラエピソードを引きずってきているので、そっちの内容を覚えているうちにこちらを読めば良かった…ちょっと時間を空けすぎて前の話を忘れちゃってるところがあって…。今度再読するときは通しで読みます。
タンスの上に駆け上がるシーンは大好きだ!

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2012年02月12日

Posted by ブクログ

バーティーとダリア叔母さんが結構ナイスコンビ。バーティーが愛されていてよかったというあとがきに同感。でもトラブルにも愛されすぎだよね。終盤はハイスピードなババ抜きをやってるみたいだった。しかもババはいくつもあるという。バーティーほんとにお疲れさま!しかしこれ半日間の出来事なんだよね。濃密すぎ。

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2010年01月08日

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ブラウニングの詩に間違いが。上田敏訳そのままのようなので、誤訳ではなく誤植でしょうね。いいところなのに。気をつけていただきたいものです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ジーヴスの長編☆
読んでてすごくストレスたまるけど、最後にはスッキリ♡
さすがジーヴス

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2009年10月04日

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