金井真紀のレビュー一覧

  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    いろんな国のことわざが楽しめる本。ことわざはその土地の慣習や文化を背景に生まれていることがよく分かる。その土地ではそんな発想になるのかーと、なかなかおもしろい。原語の文字と挿絵もあって絵本感覚で読めた。

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    2024年12月08日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    世界の言語から面白い言い回しを見つける本はいくつかあるけれど、本書もなかなか面白い。
    全部初めてきいた!

    まず言っておくべきは、朝鮮語の「虎に翼」。
    元々は中国の思想書『韓非子』のフレーズらしい。
    NHKの朝ドラのタイトルじゃないか!!(残念ながら忙しくて見られていない)
    日本の諺なら、鬼に金棒、ということらしい。

    本書タイトルとなっている諺はフィンランド。
    「意外なところに道がある、解決策は一つではない」の意味。
    壁を乗り越えられないなら穴を掘るなり迂回するなり、人生にはやり方が色々あるものね。
    まあ、でも猫でテーブル拭いたら毛だらけになりそう。
    それはいいのか?

    アルメニア語の「良い

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    2024年08月21日
  • パリのすてきなおじさん

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    おもろい!金井真紀さんのイラストのタッチが好きで帯で中島京子さんが推薦していたので購読。パリの事情 おじさんの事情 悲喜こもごも。

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    2024年05月02日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    人に歴史あり。どんな経緯で日本に来たのか、ひとり一人の物語が面白い。特に想像を絶する苦労をした人は、日本で安心して暮らしてほしいなと思うけど、とはいえどこまで受け入れられるか、どのように付き合っていくか、は現在進行形の話でもあり、、
    でも、知る、ということは第一歩のはず。

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    2024年04月20日
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑

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    達人観察図鑑だけあって、日頃あまり出会わないであろう達人の滅多に聞けないお話が、金井さんのインタビューのおかげで聞くことができると同時にフムフムがいっぱいだった。添えられている絵もシュール。*「失敗したら、ひとつ戻ってやり直す」*「調子がいいときのあなただったら、こうするでしょうね」*架空の国で遊んだ人はみな機嫌がいい。*自分しか気づかないちょっぴりの進化。あぁ、結局、それなんだなあ。

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    2024年04月12日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    様々な言語のことわざを集めた本。
    その国の風土や文化に即して、独自の感覚で比喩・表現されているそれぞれの言葉についうっとりとする。
    その国ならではの、その国でしか生まれることがなかったであろうその言葉には、日本語訳をする以上に、そして訳しきれないよう違った味があるのではないかと思う。

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    2024年03月25日
  • パリのすてきなおじさん

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    パリが好きで、3回行きました。
    いろんなおじさんがいて、多国籍。
    日本のおじさんてイメージが固定されてるけど、パリはこれって型がなくて面白い。

    特に世界中で起こってる戦争の話は、今も続いている。日本にいる私たちは、知ろうとしなければわからない。

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    2024年02月29日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    そういう「ことわざ」があるんですって。
    言語にまつわるおもしろいエピソードが
    大好きという著者の集めた世界のことわざ
    と、その国のちょっとした情報。

    私が気に入ったのは
    「絨毯の寸法に合わせて足を伸ばせ」
    というペルシア語のことわざ。
    「悪いことを水に流して忘れる」日本と逆
    アルメニア語の「良いことをしたら水に流せ」は
    良いことをしても見返りを期待するな
    っていう意味なんですって。
    言い方は違うけど、そういう考え方は
    世界中にあるものなんだな〜。

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    2023年08月20日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    ことわざ絵本、というか、イデオム絵本というか。古いことわざもあれば、最近の言い回しも。世界の国々のことわざと現地表記と絵が添えられている。旅コラム的なエッセイ集。「おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った」みたいな有名なものから、もっと面白いのがあるのになんでソレ?っていうのもあって、作者のツボが感じられる面白い絵エッセイ。

     普段からことわざとか言い回しとか妙に好きなので使いがちだが、結構若い子にソレなんですん?と爆笑されたりするので、調子にのってさらに使ってると、すでにオートで口からでてくるようになって、ちょっと自分でもどうかとおもう。
     いっとき、動画サイトなどで、猫でテーブルを拭

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    2023年08月12日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    表紙には猫でテーブルを拭くおばあちゃん。これは「意外なところに道はある。解決策は一つではない」というフィンランドのことわざ。びっくり面白い世界のことわざをイラストと一緒に。

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    2023年05月11日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    ことわざだけでなく、その国の歴史的背景や言葉の特徴にも触れてあり面白かった。
    面白く感じたのはタイ語には母音が9つ、声調が5つあり音楽みたいに聞こえるということ。
    1番素敵だと思ったことわざはスペイン、バスク地方の「チャペラをかぶって、世界を歩こう」。これは「自分のルーツを大事に世界に出ていこう。マイノリティならなおさらそれが大事」という意味らしい。

    以下好きだったことわざ
    「ヒョウのしっぽを掴むな、掴んだら手放すな」エチオピア
    「「やり方はいくらでもある」とおばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った」フィンランド
    「月の明るいあいだに糸を紡げ」ミャンマー
    「鼻が邪魔だと思う象はいない」南

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    2023年05月10日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    お国柄なことわざやどこも一緒だね的なことわざ。字を見てるだけでも面白く絵がまたかわいい。ルーマニアの「面と向かって緑色のことを言う」は全く分からなかった。思っていることを素直に言うことだって。

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    2023年05月03日
  • 聞き書き 世界のサッカー民 スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし

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    ページが白すぎて目が痛かったけど、かわいいイラストと、複雑なお国事情や人物の背景が簡潔に書かれていて、気軽に読めます。
    しかし、そこには極めて深刻な事実があふれている。内戦、ギャング、宗教、階級、そんな日常でのサッカーをチームを応援する人たちが描かれている。

    例えば番外編の2つだけでも発見がある。マレーシアでピッチの芝を管理する日本人の章から知るマレーシアの王様のこと、J2でプレーする元ノルウェー代表選手の章から知る、ノーベル平和賞のデニ・ムクゥゲのこと、コンゴ内戦のひどい話し。

    サッカーを発端に、世界の文化や今が知れる素敵な一冊!

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    2023年04月26日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    世界のひと、というタイトルと表紙のイラストからカジュアルな本と思って手に取ったが、意外と重い背景だった。紛争中の国から逃げてきた人、家族を守るためにゲリラになっていた人、過酷な母国の情勢に心を砕きながらも日本で必死に暮らしている人。平和を享受している日本人に大きなインパクトを与えてくれる。なんとなく理解していたつもりの日本の難民申請の大変さも痛感した。

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    2023年04月06日
  • 日本語をもっとつかまえろ!

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    第6章作文を書く、詩を書く が1番ためになったし、面白かった!今回も読みやすい。小学校高学年から読める本。

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    2023年02月02日
  • パリのすてきなおじさん

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    ネタバレ

    おしゃれな中身の本だった。ウソかホントかピカソの絵の高額化したからくりも載っていた。
    〇大事なのは将来ではない。今ですよ。(癌の研究をしていたベトナム人)
    〇選択肢は一つ前を向いて生きていくしかない。(アラブのお菓子を売るユダヤ人)
    〇静かな心でいれば強くなれる。(出版人中国)
    〇人は変わることができる、変わらなくてはいけない。(75年前隠れていたユダヤ人)

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    2022年09月28日
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑

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    ものすごく珍しく前知識ゼロで本屋さんでぽいっと手に取って買った本。
    内容も普段読むものとは全然違くてふわふわ軽くてでも読んで知ってちょっと得した気持ちになるようなほほうがたくさんあって面白かった。
    作者さんはどういうお仕事をしている人なの。なんでこんなに多種多様な人たちと会ってみんなと友好的にお話ができているの。そう思って読み進めていたらあとがきに答え合わせがありました。なるほどなるほど。
    不思議で癒される本でした。

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    2022年08月29日
  • 虫ぎらいはなおるかな? 昆虫の達人に教えを乞う

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    ネタバレ

     働いている頃は、ほとんど昆虫に関心がなかったです。歩いてて、蟻を踏みそうになったらよけるくらいで。仕事から解放され、森や小川の岸を歩いたり、園芸で花木や野菜を育てたりしているうちに、小鳥や沢山の昆虫と顔馴染みになりました(^-^) 同時に自然の営みの畏れ多さと、人間のちっぽけさに気づかされました。金井真紀「虫ぎらいはなおるかな?」、2019.5発行。虫ぎらい歴40年余の著者が7人の昆虫の達人に教えを乞うた書です。虫は人間の大先輩。4億年前から地球に。人間は7百年前から。

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    2022年05月06日
  • 戦争とバスタオル

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    お風呂ってみんな無防備じゃないですか。言ってみれば究極の非武装。だからこそみえてくる風景もあると思ったんです。実際、今回の取材でもお風呂を切り口とすることで、人間の奥深さや戦争の罪科が見えてきました。(P371)付録対談・旅の途中で/より

    タイのジャングルの露天風呂、沖縄県唯一の銭湯、韓国の温泉そして日本。丁寧なイラスト、資料が配され、日本と戦争の関わりを考えさせられる一冊。

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    2022年03月20日
  • 日本語をもっとつかまえろ!

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    ひらがな、カタカナの呼び名の由来、同音の熟語が多いわけ、「「ミドリ」も「ムラサキ」も、草木の呼び名が色の名前に変わった」あたりは興味深い。

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    2021年12月29日