金井真紀のレビュー一覧

  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行
    2023年7冊目。
    世界各地のことわざを、カラフルなイラストで紹介しています。
    相変わらずイラストも魅力的だし、現地の文字もかわらしくデザインされていて、絵本感覚で読めちゃいます。

    世界中、その土地の風土や生活文化に根付いた言い回しがあって楽しい。言い方は違うけど、日本と同じ考え方のことわざもある...続きを読む
  • 日本に住んでる世界のひと
    ニュースで耳にする世界の実情を、何も知らない事を痛感した。しかし、自分の力で広げられる世界には限界があるので、こうした本を通して知らない世界の人の事を知れるのことは、とても嬉しいことだ。

    この本にはここまで強く、優しくなれるものかと思わずにはいられない方々が登場する。特に、東ティモール、ミャンマー...続きを読む
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑
    各話が見開き2ページとイラストで終わるとても短い話の集まったものです。いろんな人の職業のインタビューが載っています。文庫本になって新たに加わり合計100人のエピソードが載っています。特に印象に残ったのが野球の監督の話で上手な奴は褒めたらつけあがるし注意しても言うことを聞かない。だから自分がガキ大将に...続きを読む
  • パリのすてきなおじさん
    文筆家・イラストレーターの金井真紀と、フランス在住ジャーナリストの広岡裕児による、パリのおじさんたちのイラスト付きインタビュー集兼エッセイ。数十人の一般のおじさんと少しだけ女性のインタビューが、それぞれの顔のイラストや風景イラストなどと共に構成されている。普通のレストランオーナーや弁護士のおじさんの...続きを読む
  • 日本語をもっとつかまえろ!
    「よろしくってよ」。。。てよだわ言葉だったかな?の始まりが女子学生からで、初めは「けしからん!」みたいな扱われ方だった。それが徐々にお嬢様言葉になっていったというのが面白い。
  • パリのすてきなおじさん
    おばさんはエキセントリックで自分勝手だけど←(個人の感想)おじさんは味わいあるなあ。それぞれが自分の生き方に自信を持っていて堂々と
    してる。みんな自分の言葉で語ってる。ちゃんと自分の足で歩いてきたことがわかります。こんなおじさんみたいになりたいと、既におばさんになりきってる自分は憧れますね。絵がとて...続きを読む
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑
    たくさんの職業が素敵な言葉で描かれている。
    どの職業も『あー。なんだかいいな』と思う。
    『なんだか』の部分をうまく言葉にできないのが残念だけれど…
  • 戦争とバスタオル
    お風呂特有のゆるさがあって、絵もほのぼのしたタッチで和みながら読める。自動あかすり機の記述は笑った。でも、読み進めると戦争や、戦争によって人生を翻弄された人たちの感情に触れる。良書。
  • パリのすてきなおじさん
    パリのおじさんについてのライトなエッセイ、とタイトルから想像した内容は読むと全く違った。移民、難民、テロ、外交とフランスの内なる問題をおじさんを通して知ることができる。
  • パリのすてきなおじさん
    2022年14冊目。
    すてきなおじさんだらけでした。
    挿絵もかわいくて、文章も何とも親しみやすい。
    ゆるく楽しく読めるのに、内容は実に奥深い。

    パリで、道行く(?)すてきなおじさんたちとのさまざまな会話から、人生について、歴史について、人種や戦争についてなどなど、多くのことを教えられます。

    特に...続きを読む
  • パリのすてきなおじさん
    「Artは古代ギリシャ語を起源とし「芸」「技」という意味。そこから生まれた単語が芸術家Artiste、職人Artisant。芸術家と職人は根っこが一緒。」
    ー愛においても料理においても早いことはよくないー
    カビール、ベルベル人 rf『貧者の息子』ムルド・フェウラン著。
  • パリのすてきなおじさん

    文字通り、パリで出会ったおじさんのはなし。
    パリという街に理由もなく憧れていて、歴史や、美しい街や、旅気分を味わえたらと気軽な気持ちで買った。

    でも、様々なおじさんの話は、予想以上に文化から多種多様で、
    パリの美しいだけじゃない、悲しい出来事も垣間見えた。

    4種類の帯のモデルとなったおじさんの...続きを読む
  • 戦争とバスタオル
    この本について政治的に偏っていると意見する人もいるが、事実と当事者の証言を読んで、これまで知らなかったことを教えてもらって良かったと私は思った。
    あったことをなかったことにする日本政府の体質をどうしたら変えられるのか。
    今でも毒ガスの後遺症で苦しんでいる人がいると思うと、私たちはどうしたら良いのかと...続きを読む
  • パリのすてきなおじさん
    著者の金井真紀さんと案内人の広岡裕児さんが、フランスで出会ったおじさんたちを紹介したもの。
    おじさんたちはみな平凡で素朴ながらも、その人生経験からさまざまな金言やモットーが出てくる。
    金井さんの筆致、好きだなぁ。
  • パリのすてきなおじさん
    単純なおじさん集かと思いきや、歴史や各国の関係性、難民問題などなどすごく勉強になる。
    息抜きのつもりで読め始めたのに、携帯で検索しながら真剣に読んでしまった。
    世界には知らないことがたくさんあって、もっともっと知っていきたいと思った。
    マキさんの語り口調では、ところどころに「ふふふ」などが入ってきて...続きを読む
  • 戦争とバスタオル
    温泉、お風呂はてっきり日本にしかあまりないものと思っていたけど、日本占領下で他の地域にも広めていたことがわかったのが印象深い。
    目の付け所はおもしろいし内容も面白いが、真面目な場面でところどころ出てくるおちゃらけた?一言に少々辟易。。
    また、全体を通して示される著者二人の政治的傾向とそれに対する「こ...続きを読む
  • 戦争とバスタオル
    裸で入る暖かいお風呂では、リラックスし心理的にも打ち解けて話しができる と言う考えの中、アジア太平洋戦争で、とかく隠されがちな日本の加害者的側面を調べ、関係ありそうな人にお風呂でも浸かりながら聞いていくと言うもの。
    1.ジャングル風呂と旧泰緬鉄道
    有名な映画「戦場にかける橋」で、鉄道施設の最大の難関...続きを読む
  • 戦争とバスタオル
    「お風呂は究極の非武装」。温泉、銭湯を通して訪れる日本の加害の歴史。

    日本の負の歴史だろう加害の歴史。原爆など被害者としての側面に比べあまり話題にならない。本書はタブーに近いだろう加害の歴史を訪ね歩く旅。

    泰緬鉄道のタイ、沖縄、韓国と神奈川県寒川町の旧海軍工廠と毒ガスで知られる大久野島。

    ある...続きを読む
  • 日本語をもっとつかまえろ!
    毎日小学生新聞に掲載されていたという事で、とても分かりやすく言葉の違いや歴史、雑学を教えてくれる。絵も可愛い。これは読んで良かったし楽しかった。
  • パリのすてきなおじさん
    パリには様々な人種が集結している感じだ.おじさんへのインタビューは知りたいことを的確に掴んでいるようだ.途中にある"解説"や"ちょっと寄り道"も面白かった.「難民・移民」の欄で、"フランスでは、人は、民族宗教など集団の一部である前に独立した個人なのだという認識のもとに、フランス語でコミュニケーション...続きを読む