金井真紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノンフィクションライターの安田浩一氏と文筆家でイラストレーターの金井真紀氏はともにお風呂好き。二人でタイ、韓国、沖縄、大久野島などの温泉を巡り、湯けむりの先にある歴史を紐解くという歴史紀行本。
風呂で出会った客や温泉関係者との語らいにはユーモアもあり、癒されるが、タイトルにあるように、基調には戦争がある。日本軍が残した負の遺産について、生き証人になる方が語るところは重く厳粛な気持ちにならざるを得なかった。
特に深刻な気分になったのは現在はうさぎで有名な大久野島の毒ガス兵器工場の歴史に関する話だ。元教諭で大久野島のガイドをしている山内氏や工場で働いていた95歳の藤本氏の語りの中には、断じて風化さ -
Posted by ブクログ
現代史必読書というてもよい。
安田浩一さんのあとがき、おわりに、のところに
排他の空気に満ち満ちた、いまの社会に対する私たちの小さな抵抗でもあるから
と。この本の存在意義。安田浩一さんと金井真紀さんが、歩いて出会った人との貴重な記録。
こんなコンセプトで実際にたどり着き出会い聞いて答えて聞いて書き付け、私たちの血肉に、忘れてはいけないものを刻みつけ?お二人の行動力人間力よ。
そしてほのぼのと、人柄を感じる金井さんのイラスト。油断させて、ギスギスしないで、人や物の本質をつく。
排他の空気に満ちたこの国の人の必読書じゃないかな。
装丁も素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
何度か行ったことのあるパリの記憶が蘇ればいいな、そんな軽い気持ちで読み始めた。最初は確かにそんな感じだった。本の内容を無理矢理自分の記憶の中にあるパリの風景に結び付けようとしていたように思う。
ところが、読み進めるうちに、この本はそんな単に軽いものではなく骨太な重厚な内容であることがわかってくる。
植民地、LGBT、アルジェリア独立戦争、難民、フリーメーソン、PSG(サッカー)、イスラム教(パリの)、スリランカのタミル人、同時多発テロ、大統領選、ユダヤ、ホロコースト、クルド、ベトナム戦争…。キーワードを挙げればきりがない。
初めての人と何時間か話をしただけで、これだけの世界を文章表現するという -
Posted by ブクログ
ネタバレひとつひとつは小さなかけらでも、うまく全体を連想できるかもしれない、というコンセプトでパリのいろんなおじをちょっとずつ取材する本
そのコンセプトがまず素敵
そして、両親の価値観に風穴を開けてくれるのがおじさんという定義。たしかにある程度価値観の完成された叔父さんってみんな個性があるし、それぞれに素敵なところや魅力があるなあと納得。自分の周りのおじさんたちも素敵じゃない!って気持ちが明るくなった笑
→読んでみて全体を客観的に連想できてるかはさておき、一人一人のメッセージや紹介は濃度が濃くて、すごく刺さると感じた
心に残った言葉
◾️はつらつといられることが一番大切
はつらつ!快活!
この言葉、 -
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