金井真紀のレビュー一覧

  • 日本に住んでる世界のひと

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    とまれ、モルディブには膨大な数の島がある。とはどういう意味だろう?
    チャペルの結婚式ってサウンドオブミュージックからだったんだ?
    出身聞かれることに戸惑いがない人はのんきなのかもしれないが、それだけ幸せなことだし、そのどうでもいい感じにまた救われるのだろう
    最初、途中で読むのやめようとしていたけど、日本とは違う発想に触れたいと思い直して読んだら面白かったです
    北マケドニア、モルディブ、バルバドス、アルメニア、モンゴル、東ティモール、セネガル、ミャンマー、エストニア、コンゴとなかなか接する機会のない国もあり、へぇ!となることもあったし、中には凄惨な環境で、いかに日本が恵まれてるかを思い知ることも

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    2023年10月23日
  • パリのすてきなおじさん

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    表紙からパリの人のファッション・お洒落についての本かと思ったら、全く違った。
    いい感じに裏切られた。

    現在のフランスの事情(2023/07/04現在)を知るために知りたい人は手に取って欲しい本。
    移民・難民の受け入れてきた国だからこそ「パリのすてきなおじさん」に出会えたとも言えそうだ

    たまたまカフェで、居合わせた人。
    そのひとりひとり、どんな人にも深い人生の経験があると感じた。

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    2023年07月04日
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑

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    靴磨き師。結局、暇な時にどうするか。それで決まる。

    幸せはお金や成績ではない。死ぬ時に良かったと思えること。なんもなくても、何も結果出てなくてもこれでいい、楽しい、と思えたら幸せだな。

    コツコツやるタイプの人の強み…最初からできなくても焦らない。

    人生、死ぬまで暫定。

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    2023年06月24日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    インタビューする人のチョイスが素晴らしいと思った。
    出身国がさまざまで、抱える事情も日本にきた理由もさまざま。
    日本に住んでいる外国人、というと、半分くらいは日本好き(あるいはアニメ好き)で、のこり半分は日本人と結婚したから、なんだろうな、くらいに思っていたので(←この考えもいかがなものかとは自分で思うが)、そうじゃない人のケースは特に興味深かった。

    激しく心揺さぶられたのは、在日のおばあさん、コンゴから避難してきて難民申請中の方、ミャンマー人の女性。それからイエズス会。

    特に、コンゴの方のケースは、なんだか、日本という国に猛烈に腹が立って、悔し涙がにじんだ。日本に限らず、難民申請中のすべ

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    2023年05月27日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    コンゴ共和国の人が民主化運動に参加したという理由で、父、母、甥を殺されたということを淡々と語る……。この苦しみを前に自分の悩みはあまりにもちっぽけだ。悲しい話だけではない。多様で深いインタビュー集。

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    2023年05月16日
  • パリのすてきなおじさん

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    絵も雰囲気も素敵だった〜。カフェで読書してたんだけど、その場が一気にパリの雰囲気に(笑)!おりしもBGMはクレモンティーヌ。いいねぇ。
    パリにフリーメイソンの博物館があるなんて知らなかった。秘密結社の匂いがするから、こんなにオープンで明るい感じとは!

    「人生を学んでいるあいだに手遅れになる。だから大事なことを後回しにしてはいけない」そうそう!
    「細かいことにくよくよしない。今を生きるしかない」
    「人生で大切なのは、今、この時を味わうこと。大事なのは将来ではない。今、この瞬間に大事なものをちゃんと愛すること」

    ユダヤ人のロベール・フランクさんの話は重く辛く苦しさとともに忘れてはならないことだ

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    2023年05月07日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    金井真紀さんの本は『戦争とバスタオル』に続いて二作目。ことわざを紹介する文章は豆知識あり実体験あり、ユーモアや温かみがあって楽しいのだがなにより素晴らしいのは現地の人々を描いたイラストとそれぞれの言語でデザインしたことわざの表記。タイ語、アムハラ語、シンハラ語などなど‥文字そのものがすごくカワイイ!カタカナでどんな風に発音するのかも書いてあるので、思わず声に出して読んでしまった。目次や地図も楽しい。

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    2023年05月06日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    自分の無知さと、ちっぽけさを痛感する、もっと隣人の事を知らなくてはダメだ気付くことのできる本
    本に登場する世界のひとがみんな素敵で明るく希望がある、重たい過去も厳しい現実も乗り越えてほしい、寄り添える日本になるためにできることはやっぱり知ることから始まる。

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    2023年04月30日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    面白かった。今までの人生で関わったことのないような国の人達のそれぞれのバックグラウンドや思いを知ることができた。世界は広いし、自分の知らないことだらけ。ミャンマーや、コンゴ、東ティモールの話を読むと、日本は平和ボケしてるなあ、と思う。自分には関係ない、ではなく、まずは知ることが大事。

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    2023年04月09日
  • 日本に住んでる世界のひと

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     18組20人の『日本に住んでる世界のひと』たちは、しなやかに生きていると感じた。
     同じ地球に住みながら、ひとりとして同じ生き方はないのだと、当たり前のことを当たり前に実感させるお話だ。
     これをきっかけに、自分の世界が少し広がると思った。

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    2023年03月16日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    著者のほのぼの系なイラストとレポート、毎回癒されます。

    しかし、今作は難民という視点では鋭い切り口で発信しています。佐々涼子さんの「ボーダー」と合わせて読んで欲しい!

    その他にもいろいろな歴史や国の背景を抱えた人たちの物語がたくさん詰まっている良本です。

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    2023年02月26日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    色々な人が日本に来て住んでる。様々な事情があって。
    帰ったら迫害を受け殺される難民もいる。
    そんな人たちを強制送還しようとする政府は許せない。
    それでも話を聞く著者の反応は素直で温かい。

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    2023年02月24日
  • おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行

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    2023年7冊目。
    世界各地のことわざを、カラフルなイラストで紹介しています。
    相変わらずイラストも魅力的だし、現地の文字もかわらしくデザインされていて、絵本感覚で読めちゃいます。

    世界中、その土地の風土や生活文化に根付いた言い回しがあって楽しい。言い方は違うけど、日本と同じ考え方のことわざもあるし、そもそも考え方が違うのもあるし、面白いです。
    あと、文字を持たない言語もたくさんあるんだなと今更ながら思いました。
    文字ではなく、人々が語り継ぐことで根付いていることわざなんて、なんて素敵なんでしょう。

    表題のことわざは、フィンランドのもの。
    おばあちゃんにテーブル拭きにされている猫を思い浮か

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    2023年02月23日
  • 日本に住んでる世界のひと

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    ニュースで耳にする世界の実情を、何も知らない事を痛感した。しかし、自分の力で広げられる世界には限界があるので、こうした本を通して知らない世界の人の事を知れるのことは、とても嬉しいことだ。

    この本にはここまで強く、優しくなれるものかと思わずにはいられない方々が登場する。特に、東ティモール、ミャンマー、コンゴの方の話が心に残った。自分の生きている世界は、なんとちっぽけなものか。

    それにしても、日本の難民認定が進まない実態はどうしたものか。「命を救う」に勝る大義名分などあるはずもないのに。

    広く知れ渡ってほしい一冊。そして続編もぜひ出してほしい。

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    2023年02月12日
  • 虫ぎらいはなおるかな? 昆虫の達人に教えを乞う

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    虫ぎらいな著者 金井真紀さんが、昆虫の達人7名にインタビューし虫ぎらいはなおるのかを探っていくお話し。

    理論社の「世界をカエル 10代からの羅針盤」というシリーズの一冊。
    平易なことばで虫・昆虫と人間の関わりについて知ることができます。

    昆虫の達人たちがそれぞれ魅力的。
    そして、虫をきらいになるのは?人間が感じる好き嫌いという感情は?から、そもそも虫とは、害虫とは、と達人たちのそれぞれの視点で語られる人間と虫の関係について読んでいくと、人間(社会)の問題も浮かび上がってくる、結構内容は深いのである。

    一人目、発達心理学の藤崎先生の言葉「大人もこどももにんげんとだけつきあってると疲れちゃん

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    2022年12月09日
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑

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    各話が見開き2ページとイラストで終わるとても短い話の集まったものです。いろんな人の職業のインタビューが載っています。文庫本になって新たに加わり合計100人のエピソードが載っています。特に印象に残ったのが野球の監督の話で上手な奴は褒めたらつけあがるし注意しても言うことを聞かない。だから自分がガキ大将になると言う話でした。後12歳で全国優勝して目的を見失ったサッカー部の話も面白かったです。

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    2022年10月19日
  • パリのすてきなおじさん

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    文筆家・イラストレーターの金井真紀と、フランス在住ジャーナリストの広岡裕児による、パリのおじさんたちのイラスト付きインタビュー集兼エッセイ。数十人の一般のおじさんと少しだけ女性のインタビューが、それぞれの顔のイラストや風景イラストなどと共に構成されている。普通のレストランオーナーや弁護士のおじさんのほか、結構珍しい人(かつて東洋アルミニウムに対してハンガーストライキをして”勝った”国会議員や、ピカソ・ダリ・藤田嗣治などを知るモンパルナスの画家など)も出てきたり、旧植民地や紛争地域などからの移民・難民、ヴィシー政権下で迫害を受け家族と生き別れたユダヤ系の人、同時多発テロの被害を受けた飲食店の人な

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    2022年10月09日
  • 日本語をもっとつかまえろ!

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    「よろしくってよ」。。。てよだわ言葉だったかな?の始まりが女子学生からで、初めは「けしからん!」みたいな扱われ方だった。それが徐々にお嬢様言葉になっていったというのが面白い。

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    2022年10月08日
  • パリのすてきなおじさん

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    おばさんはエキセントリックで自分勝手だけど←(個人の感想)おじさんは味わいあるなあ。それぞれが自分の生き方に自信を持っていて堂々と
    してる。みんな自分の言葉で語ってる。ちゃんと自分の足で歩いてきたことがわかります。こんなおじさんみたいになりたいと、既におばさんになりきってる自分は憧れますね。絵がとても可愛いです。ただ、文に挟まれるうふふ、とかぐふふという言葉が引っかかりました。そんなの入れなくても親しみやすい文なのに。

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    2022年09月15日
  • 世界はフムフムで満ちている ──達人観察図鑑

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    たくさんの職業が素敵な言葉で描かれている。
    どの職業も『あー。なんだかいいな』と思う。
    『なんだか』の部分をうまく言葉にできないのが残念だけれど…

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    2022年09月10日