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アイスランド、南アフリカ、スペイン、バルバドス、メキシコ、中国、イタリア、ミャンマー、セネガル、モルディブ、韓国、エストニア、フィリンピン、アルメニア、東ティモール、北マケドニア、アメリカ、中国・内モンゴル自治区、コンゴ民主共和国…
来日した理由はさまざま。暮らしぶりも十人十色。 一人ひとりのストーリーを通して見えてくる普段の生活、そして難民問題、地球温暖化、ジェノサイド、民主化運動、差別の歴史など。
●北マケドニア ペレ・ヨヴァノフさん
上野公園のチェリスト
●フィリピン 長谷川ロウェナさん
労働組合のリーダーとして仲間を守る
●モルディブ ラシード・モハメドさん
海面上昇で故郷はがらりと変わった
●日本生まれ、中国籍 黄成恵さん
横浜中華街育ち、元不良の料理人
●バルバドス スプリンガー・ドーン・エイミーさん
カリブ海から来た語学の達人
●アルメニア グラント・ポゴシャンさん
ジェノサイドを経験した国の大使
●韓国 崔命蘭さん
すぐ帰るつもりが75年、川崎のハルモニ
●アイスランド アルナ・イェンソンさん
人口が少ないから、いろんな仕事を掛け持ちする
●スペイン、イタリア ドメリコ・ヴィタリさん、アントニオ・ガルシアさん、泉類治さん
長崎のキリスト者たち
●中国・内モンゴル自治区 エンゲルさん
東京で起業したひと、ルーツは草原の遊牧民
●東ティモール マイア・レオネル・ダビッドさん
12歳で山岳ゲリラへ、いまは広島弁の父ちゃん
●セネガル パパ・ダウダ・ンゴムさん
サッカーボールを追い続けた青春
●ミャンマー キンサンサンアウンさん
1988年の民主化デモの後、17歳で日本へ
●エストニア ペーテル・パウル・ハッラステさん
両親はレジスタンスの闘士だった
●メキシコ 長谷川ニナさん
スペイン内戦で亡命した一家の子孫
●コンゴ民主共和国 ポンゴ・ミンガシャンガ・ジャックさん
入管法改悪デモで出会った、難民申請中のひと
●アメリカ ルーシー・クラフトさん
戦争花嫁の娘はジャーナリストになった
●南アフリカ ジョゼフ・ンコシさん
アパルトヘイト時代を生きたジェンベ奏者
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Posted by ブクログ
“「これはアルメニア人だけがもっている文化だ、なんて威張っていても、外に出たら同じようなものはあちこちにあるわけです。日本文化だってそう。これこそが日本らしいことだ、日本オリジナルだと思っていても、海外に行けば、別に日本独自のものではないとわかることはたくさんあるでしょう」”(p.69)
“出身を聞かれて、なんの迷いもなく答えられる人は、 それがいかにのんきなことか自覚していない。世界には、自分のルーツをどう表明したらいいかの葛藤を抱えて生きる人がたくさんいるのだ。”(p.122)
“「人が異文化に出会って興味をもつ、理解する、好きになる、その一歩一歩近づいていく過程はとても神聖な領域なの。それをおもちゃにしたらいけない」”(p.194)
「さべつをやめてぷるこぎを食べよう!」(p.89)
Posted by ブクログ
これまた面白かった。あとがきを読むと、どんな人に話を聞くべきか色々迷走したことがわかるが、確かに華僑の方(中華街)、難民の方、アパルトヘイト時代を知る方、ただの人数じゃなくてテーマで探し出した人たちは面白かった。
そうそう、たしか私が金井さんの本を借りるきっかけはチキチキラジオだった(多分)!私は難民認定を求めている人たちの状況を大学の卒論テーマにしており、その状況を知りながら何もしてこなかった自分の情けなさをここ数年恥じている。その実情を知っていたのに。これは本当に共犯レベルのバイスタンダー。何かしなければなあ。何ができるだろう。金井さんの本を読んで早く行動に移したい。
Posted by ブクログ
著者の温かみや親しみのある文章を通して、異国の人たちのお話が、柔らかく心に入り込んでくる。
世界史や世界情勢に疎い私でもこの本はとても読みやすくて、色んな国の人たちの色んな事情を知ることができる良書でした。
異国にルーツがある方と接する機会のない私にとっては、どの話も新鮮で面白かったり考えさせられたりするところが沢山あり、読んでいくうちに視野が広がっていく感じがした。
読み終わる頃には、「もっと人に優しくなりたい」「自分に出来ることを見つけて行動に移したい」という気持ちになり、この一冊を通して自分が少し成長したようにも思う。読んで良かったですし、続巻が出ることがあったら、ぜひ読んでみたいです。
Posted by ブクログ
まず目次を見て、身近ではあまり聞かない国籍の人ばかりだなぁという印象。
北マケドニア、バルバドス、アルメニア、東ティモール、セネガル、エストニア、コンゴ民主共和国、などなど。在留人数の少ない国の人を中心にインタビューをし、本作を執筆されています。
日本にやって来た理由も出稼ぎ、宣教師、難民としてなどさまざま。読み終えた感想の一部として、著者の以下おわりのことばがしっくりきた。
『どの人生にも驚くべき局面があり、どの人生にもキュンとなる部分があり、にんげんのドラマはまったく果てしない』
20人の今と、ルーツをたどる話にほんの少し触れただけですが、とても深い大切な話を聞かせて頂いたことを感じた。
そのどれもに強く引き込まれました。
遠い国の風景にワクワクしたり、彼らの目線を通して意外な日本の姿に気づかされたり、彼らやその家族の生きる姿勢に背筋が伸びるような場面もあった。
そして、痛ましく悲しい歴史など無知であることも自覚しました。
彼らだからこその着眼点や感じ方があっておもしろかったし、初めて知ることもいっぱいでした。
読みやすく端的でわかりやすく、スキマ読みにもピッタリ!
金井さんのイラストも味があって好き♪
一人一人の人間ドラマが愛おしくなってきました。
もし続編がでたら読みたいです。
Posted by ブクログ
途方もない努力をしながら日本に住む外国の方々…頭が下がります。
☆海面上昇問題に直面するモルディブ。
☆横浜中華街育ち、元不良の料理人。黄成恵さん。日本で生まれてずっと税金も払ってるのに、選挙権がないのは不公平な気もするけど、どうせ今の政治家に、投票したい人なんていない。
☆チェミョンラン。すぐ帰るつもりが75年、川崎のハルモニ。差別をやめてぷるこぎを食べよう。
☆アイスランド出身アルナイェソンさん。人口が少ないからいろんな仕事を掛け持ちする。よーし、今日も世界を平和にするための仕事をするぞ!
☆エンゲルさん(中国、内モンゴル自治区)東京で起業した人、ルーツは草原の遊牧民
出身を聞かれて、何の迷いもなく、答えられる人は、それがいかに呑気なことか自覚していない。世界には、自分のルーツをどう表明したらいいかの葛藤を抱えて生きる人がたくさんいるのだ。
Posted by ブクログ
最近、お気に入りの金井真紀さんの2冊目。
日本に住む世界の人達の生活にスポットをあて取材する金井さんのルポとイラスト。ストリートアーティストや料理店の店主だったり、時には日本に駐在する大使館に紹介してもらったり大使直々取材に応じてくれたりと、積極的に飛び回る。この人の行動力とコミュニケーションスキルの高さに目まいがしそうです。
生活の他に、差別、地球温暖化、民主化運動、国の抱える深刻な問題や歴史。国から命を狙われて数奇な運命で日本にきた人だとか、いまだ難民認定されないなんて最悪。
特に、東ティモール、ミャンマー、コンゴ民主共和国の方の話には感じ入るものがありました。
ほんわかムードの読み物だと思っていたのですが日本に住んでる世界の人から問題提起してくれて意識改革しなければと思う実に深くて濃ーい内容でした。
金井さんもこの取材をきっかけに「難民・移民フェス」とかアクション起こしているそうでこれからどんな方面で活躍していくのか目が離せなくなりました。
18組20人の話だけでは足りませんので続編も是非描いてほしい。
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