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好奇心とスケッチブックを手に,ことわざを集める旅に出発! マレーシアでは旅することを風を食べると言い,フィンランドではやり方はいくらでもあると猫を布巾に.エチオピアではヒョウの尻尾をつかんでサバイバル.発想にびっくり,教訓に納得.36言語の心が喜ぶことわざ,ステキな文字を,イラストとエッセイで紹介.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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Posted by ブクログ
それぞれの国、言語にまつわるちょっとしたエッセイ?も面白いし、その言語の文字もかわいかったり味があったりでみとれてしまう♡著者の言語にまつわる愛の深さも良い。
そういえば、高野秀行の本を読んだ後、とある新しい言語やってみたいなと思った気がしたけど、あれなんだったかな…理由が文字が可愛いからだった気が…文字が可愛い言語ってこんなにあるのか。というか、見たこともない文字、知らない言語ってこんなに多いんだな…。
あとがきに「ことわざ採集の過程で、いろんなことを知りました。宗主国が植民地の言語を力ずくで排除したこと、独裁者に禁じられた言語を亡命先で守った話、すでに消滅した言語について、小さ な言語が消えないように奮闘している人のこと…。ことわざの向こうに、言語や文字をめぐるさまざまなドラマが見え隠れして、そのたびに胸を熱くしました」とあったのも印象的だった。言葉って文化であり、歴史でもあるんだよなぁ。
Posted by ブクログ
遠くからやわらかい音楽が聞こえてくる。あれは音楽ではなく、軒下でおしゃべりしている女性たちのタイ語。
あぁ、ここはタイだった。
そんな一文から始まる世界36言語のことわざをヘタウマなイラストと共に紹介。
さて、どんなことわざがあるかな?なんてページを開いた最初の一文を読んで私は過去、海外に旅行した時の独特の空気感が蘇ってきて一瞬ことわざのことなんてどっかいってしまった。
そしてその時の空気感のまま、教えられるとなんだか現地で教えてもらったようなワクワク感が残る。
著者の肩の力が抜けた紀行エピソードが添えられて語られると文化的背景もすんなり馴染める気がする。
全然違う文化で文字でなんじゃこら!?って思うものでも「まぁ、こういうのもあるんだな」って受け入れられるふしぎ。
そんな優しさとゆるさがこの本の魅力な気がしました。
中には文字がない言語のことわざもあったり。
いまも地球上に7000以上も言語があるそうです。
淘汰された言語、禁じられて無くなりかけた言葉を必死で守っていたり、今もなくなりそうな言語があったり…
ことわざの中には人々の歴史と文化とドラマが混じりあっているのだなぁとなんだか胸が熱くなってしまった。
そしてことわざの意味する本質はどこの国でも案外変わらないことを教えてくれました。
良い旅時間でした。
Posted by ブクログ
金井真紀さん!ファンになりました。世界はふむふむで満ちている!ほんまそうです。恐れ入りました。
☆やり方はいくらでもあると、おばあちゃんは猫でテーブルを吹きながら言った。フィンランド語フィンランド
意外なところに道がある、解決策は1つではないの意味。シスの精神。シスは困難な状況でも、粘り強く進む言うことを言い、フィンランド魂と訳されることも。カルサリカンニ。外出の予定がなく、自宅で1人、下着姿でお酒を飲んでいるときの気持ち。
☆あなたは、あらゆる方法で食べ物を人に分け与えられるようになった!イヌクティトゥット語、カナダ。イヌイットは極寒のなので、食料分配の生徒が大事。大人になると食料を分け与えることになるわけだ。1枚一人前になった人を祝福する際に言うフレーズ。
☆猫がヴァーラーナシーに行って、ネズミが悪さする。ネパール語、ネパール、ネズミは、神様(ガネーシャ)の乗り物で、よくエア彫刻のモチーフになる。
☆あとがきより
インドのサンスクリット語では牛を指す言葉がたくさん。2歳の牛、ひと組の永久歯が生えた2.3歳の牛、ふた組の永久歯を持つ3歳の牛
は全部別の単語!!
It’s Greek to me.
ギリシャ人は「それは私にとって中国語のようだ!」
Posted by ブクログ
タイトルの「おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った」というのはフィンランドのことわざで「解決策は意外なところにある。解決方法はひとつではない」という意味だそう。
タイトルで分かるように
世界のことわざをイラストとエッセイで綴った本
ことわざから世界の生活や風習などもわかって楽しい!
そしてイラストがまたイイ!
あと、エピソードも好き
ベルベル語を守ったベルベル人
花屋さんがないというブータン
ロマ語を捨てなかったルーマニア人
「アフリカの言語は劣っている」と言われて立ち上がったセネガルの知の巨人・ジョップ
などなど…
言語と文化は密接で奥深い
ところ変われば生活も変わる
私も「チャペラをかぶって世界を歩こう」(バスク語)
的に生きていきたい。
そして、いつか、市民が守り通したというアルメニアの「ムーシュのトナナカン」を見に行きたい。
Posted by ブクログ
ひとつひとつのことわざをじっくりひしひしと噛み締めるには丁度良い分量。
読み始める前は36コしか載ってないのか…なんて思いもしたけれど、ことわざそれぞれに寄せられたイラストとエッセイをゆったり楽しむにはこれがベストオブベスト。
各地域の気風や人柄がきちんと伝わってくるような、金井先生のことばのチョイス加減が絶妙で本当に素晴らしい一冊だと感じた。
〈風をたべる〉(p38、39)…「旅をする」という意味のマレー語のことわざ。一番好き。「ちょっと風たべてくるわ」って出掛けるのカッコいいね。話されているマレー半島周辺といえば交易の大要衝なので旅に来る人出る人が盛んだったんだろう。明日からすぐ使える素敵フレーズ。
〈鼻が邪魔だと思う象はいない〉(p18、19)…「他人から見たら大変そうでも、本人は苦にならない」という意味のズールー語のことわざ。余計なお世話、心配ご無用、みんな違ってみんないい、みたいな大らかな視点を持ちましょう。金井先生の日記のひとことがツボすぎる。
〈良いことをしたら水に流せ〉(p52、53)…「善行の見返りを求めるな」という意味のアルメニア語のことわざ。いつまでも昔の自慢や過去の手柄にしがみついてないで、さらさらと流れるように生きたいものです。『ムーシュのトナカン』という本については初めて知った。ちょっと調べてみたい。
〈卵は石とは相撲をとらない〉(p56、57)…「自分より強い者と喧嘩するな」という意味のウォロフ語のことわざ。言葉そのまんまの戒めもそうだし、自分が卵なのか石なのか、相手は石なのかダイヤなのかを見定められる的確で冷静な判断力を備えることが肝要、という至言。無茶な喧嘩をふっかけたら取り返しのつかない大怪我をするかもよ、というすごく良い心構えでは。
〈あとがき〉の’サンスクリット語で牛を表すことば’のくだりも目から鱗。
ことばって超面白いですね。
定期的にまた開きたくなるような本でした。第2弾・3弾もぜひ続いて出して欲しいです。
1刷
2023.1.20
Posted by ブクログ
世界36言語のことわざが、ほんわかとしたイラストとその言語の文字(文字をもたない言語もあるが)と発音(カタカナ書き)を併記して紹介されている。
月刊誌『世界』(岩波書店)に連載されていたものをまとめたもの。
見開きで1言語、全79頁と薄くてあっという間に読み終える分量。
けれど、その中に詰まった世界は広く、想像力を刺激してくれる。
ことわざを媒介にしながら、それぞれの言語、民族にまつわる歴史が見える。
侵略者たちは言葉を奪う。日本による沖縄への標準語の強制・方言札、台湾では日本統治下の日本語教育とその後の中国による台湾語の禁止、スペインのフランコ政権によるバスク語やカタルーニャ語の弾圧などなど。
そうした歴史にも思いを寄せながらも、著者のほんわかとしたイラストと、ことわざ自体のもつ面白さが、楽しめる愛おしい書。
おすすめです。
どのことわざも良いけれど、一番笑えて普遍的なことわざを最後に、一つだけ紹介。
カタルーニャ語/スペインのことわざ「よく食べ、しっかり糞をすれば、死は恐るるに足らず」
Posted by ブクログ
◼️読んだきっかけ
もっと自分の気持ちを言い表した言葉がないかと思って。
◼️面白かったことわざ
◼️鼻が邪魔だと思う像はいない
他人から見たら大変そうでも、本人は苦にならない
◼️きのこと名乗ったからにはカゴに入れ
言い出したこおは最後までやり遂げろ
◼️チャペラを被って世界を歩こう
自分のルーツを大事に世界に出て行こう
◼️ヴィルコラの後に飛ぶ
前任者がいい仕事をした後、後任は大変だ
◼️貝を食べたい人は、殻を開かなければならない
楽しみを得るためには、労を惜しんではならない
◼️良いことをしたら水に流せ
善行の見返りを求めるな
◼️水牛の前でビーンを奏でる
馬の耳に念仏
◼️卵は石とは相撲をとらない
強いものと喧嘩をするな
◼️鴨、米びつに落下
不運と幸運は予測不能。不運の後には幸運がある。
◼️絨毯の寸法に合わせて足を伸ばせ
身の丈にあった暮らしをしなさい
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