金井真紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
金井真紀著者は、このタイトル通り達人観察図鑑で、色々な仕事をしている人達に、インタビューするのだが最後2、昆虫学者は、動物は、寿命がみぢかぃのは、生きる力が強い事だと、心に響きました。最後の解説では、神奈川の鎌倉の本屋では、この本が売れていること、どこから読んでも、良い事読みやすいしこの本は、一瞬でふわっと明るくなるそうだ。金井真紀著者は、人の話を、聞く達人とあり、だからこの本が生まれたのであろうこのタイトル通りフムフムといいたくなる本だ。人間に関して悪いニュースがあると人間の悪い所ばかり目にいくがこの本は、人間は、良いもとだよと、言っているみたいだ、是非読んでいない人は、読んでほしいと思う。
-
Posted by ブクログ
金井真紀さん!ファンになりました。世界はふむふむで満ちている!ほんまそうです。恐れ入りました。
☆やり方はいくらでもあると、おばあちゃんは猫でテーブルを吹きながら言った。フィンランド語フィンランド
意外なところに道がある、解決策は1つではないの意味。シスの精神。シスは困難な状況でも、粘り強く進む言うことを言い、フィンランド魂と訳されることも。カルサリカンニ。外出の予定がなく、自宅で1人、下着姿でお酒を飲んでいるときの気持ち。
☆あなたは、あらゆる方法で食べ物を人に分け与えられるようになった!イヌクティトゥット語、カナダ。イヌイットは極寒のなので、食料分配の生徒が大事。大人になると食料を分け与えることになるわけだ。1枚一人前になった人を祝福する際に言うフレーズ。
☆猫がヴァーラーナシーに行って、ネズミが悪さする。ネパール語、ネパール、ネズミは、神様(ガネーシャ)の乗り物で、よくエア彫刻のモチーフになる。
☆あとがきより
インドのサンスクリット語では牛を指す言葉がたくさん。2歳の牛、ひと組の永久歯が生えた2.3歳の牛、ふた組の永久歯を持つ3歳の牛
は全部別の単語!!
It’s Greek to me.
ギリシャ人は「それは私にとって中国語のようだ!」 -
Posted by ブクログ
途方もない努力をしながら日本に住む外国の方々…頭が下がります。
☆海面上昇問題に直面するモルディブ。
☆横浜中華街育ち、元不良の料理人。黄成恵さん。日本で生まれてずっと税金も払ってるのに、選挙権がないのは不公平な気もするけど、どうせ今の政治家に、投票したい人なんていない。
☆チェミョンラン。すぐ帰るつもりが75年、川崎のハルモニ。差別をやめてぷるこぎを食べよう。
☆アイスランド出身アルナイェソンさん。人口が少ないからいろんな仕事を掛け持ちする。よーし、今日も世界を平和にするための仕事をするぞ!
☆エンゲルさん(中国、内モンゴル自治区)東京で起業した人、ルーツは草原の遊牧民
出身を聞かれて、何の迷いもなく、答えられる人は、それがいかに呑気なことか自覚していない。世界には、自分のルーツをどう表明したらいいかの葛藤を抱えて生きる人がたくさんいるのだ。
-
Posted by ブクログ
タイトルの「おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った」というのはフィンランドのことわざで「解決策は意外なところにある。解決方法はひとつではない」という意味だそう。
タイトルで分かるように
世界のことわざをイラストとエッセイで綴った本
ことわざから世界の生活や風習などもわかって楽しい!
そしてイラストがまたイイ!
あと、エピソードも好き
ベルベル語を守ったベルベル人
花屋さんがないというブータン
ロマ語を捨てなかったルーマニア人
「アフリカの言語は劣っている」と言われて立ち上がったセネガルの知の巨人・ジョップ
などなど…
言語と文化は密接で奥深い
ところ変われば生活も変わる
私も「チャペラをかぶって世界を歩こう」(バスク語)
的に生きていきたい。
そして、いつか、市民が守り通したというアルメニアの「ムーシュのトナナカン」を見に行きたい。 -
Posted by ブクログ
毎日小学生新聞の連載(2017年3月から2019年5月までの分)を元に編まれたもの。連載時のタイトルは「日本語どんぶらこ」。
著者は三省堂国語辞典の編集者でもある飯間浩明さん、そして楽しいイラストは我らが金井真紀さん。
章ごとにテーマだてされ、そのテーマに則した日本語、言葉にまつわるお話しが見開き1ページで納められています。
小学生向けに書かれたものなので、とても読みやすく、楽しく言葉の知識を得られます。
中村彝さんの彝なんていままで知りませんでした。
そんたく、という言葉も昔は良い意味だったとか。
なんで「いちごラーメン」が思いつくのか、金井真紀さんの絵に感心。
また、苦しいのに「だいじょうぶ」、についてのお話しでは、著者の優しさが感じられて心がほっこりします。
これは小学生に独占させておくのはもったいないです。 -
Posted by ブクログ
最近、お気に入りの金井真紀さんの2冊目。
日本に住む世界の人達の生活にスポットをあて取材する金井さんのルポとイラスト。ストリートアーティストや料理店の店主だったり、時には日本に駐在する大使館に紹介してもらったり大使直々取材に応じてくれたりと、積極的に飛び回る。この人の行動力とコミュニケーションスキルの高さに目まいがしそうです。
生活の他に、差別、地球温暖化、民主化運動、国の抱える深刻な問題や歴史。国から命を狙われて数奇な運命で日本にきた人だとか、いまだ難民認定されないなんて最悪。
特に、東ティモール、ミャンマー、コンゴ民主共和国の方の話には感じ入るものがありました。
ほんわかムードの読み物だと思っていたのですが日本に住んでる世界の人から問題提起してくれて意識改革しなければと思う実に深くて濃ーい内容でした。
金井さんもこの取材をきっかけに「難民・移民フェス」とかアクション起こしているそうでこれからどんな方面で活躍していくのか目が離せなくなりました。
18組20人の話だけでは足りませんので続編も是非描いてほしい。 -
Posted by ブクログ
国語は好きな教科より、嫌いな教科になりがち。
子どもの時にこんな本に出会いたかった。
響きとリズム、音で楽しみ、目で見て難しい漢字を紐解いて覚えてみたり、業界用語や日本の中でも西と東で微妙な違いがある言葉、慣用句やooさん、とつい言ってしまう言葉。
相手に届ける言葉、新しく出てくる言葉の解釈、地名と万葉集と、とても幅広く、子どもだけでなく大人が読んでも、子どもからの質問対策にもなるかと!とても良い面白い。
辞書の編纂者さん、ならではの解説が絶妙でたまらない!イラストもとても可愛く、理解を深めてくれる。ステキな一冊だ!
身近な言葉は4音、樫野有香→かしゆか
コンビニ、ファミレス、パソコンetc...
日本語に「し」がつく言葉が多い訳は、中国では漢字が違うしがたくさんあるが、音の違いを日本人は区別できなかったから。
見切れる、本当は「電柱が見切れてるよ!」舞台の袖から見えてはいけないものが見えてしまった時の言葉、から最近は、画面外になってしまった、などの時に使用
学区 ⇄ 校区
外履き、下履き ⇄ 下ぐつ
体育座り ⇄ 三角座り、体操座り(愛知、福岡、兵庫、岐阜など)
長い、の反対派は、長くない、はダメ
理由は、短い、普通、も含まれるから。
反対言葉に普通、が含まれてはいけない。
完全の反対は不完全。これはok 不完全は異常で普通ではないから。
読めない漢字、きそば→生楚者 と書いてある!
北海道の地名
ベツが付くのは、アイヌ語のペッ が川を表すから
江別、登別、芦別
ナイは、沢の意味
稚内、歌志内
ポロは、大きい
札幌
万葉集 → 令和 by 中西進先生
初春の令月にして 気淑く/きよく/風和らぎ… -
Posted by ブクログ
1974年生まれの金井真紀さん、構成作家から居酒屋のママ見習いを経て文筆家・イラストレーターとして活動されたとか。この本を読んだらもっともっと彼女の事知りたくなってしまいました。
いろんな職業の達人たちのインタビューから100人の人生観を集めて本にするなんて、偏見に満ちた私では到底できないことだし、オープンなハートを持って接しないと根の部分は答えてくれないと思うのですが・・
うん、彼女は天使に違いない。
特にコアな仕事をしている方の話はゾクゾクしました。
緊縛師ってなに、無茶無茶ヤバそうなんですけど、自分が縛られたらもろポンレスハムなんですが拘束を解かれた後の解放感が病みつきになるそうで?の世界観。
絵といってもいろいろあって、絵画修復師とか、犯人の似顔絵捜査官とか、なるほどフムフムが溢れてました。
風の音を集める音声さんにも感動しましたし、優秀な秘書の資質とか、歌人は繊細でナルシストな感じで友達にしたらめんどくさそうってとこも共感しましたww
世界は驚きと感動に満ちているって教えてくれた1冊です。また、あとがきが素晴らしい。書店の店主に書いてもらうとか、気取らない感じがフレンドリーで、コミュ症の私でも受入れてくれそうな包容力がたまらなく、好きになってしまいましたww
確率的には1000分の3でも、その3人は以外と近くにいるとか、2匹目のドジョウを狙うのも案外いけるかもって目から鱗でした。
他にも知りたい職業があるので是非、達人たちにインタビューして続編書いてください。これはライフワークとして続けてくださると嬉しい限りです。
銭湯絵師とか、ひよこ雄雌鑑定士とか、耳かき師とか気になってますww -
Posted by ブクログ
色々な道の達人たちとおしゃべりして聞き取った面白いフムフムが見開き1ページ(正味2ページ)に描かれている。その短さが本当に丁度良い読み物。
でも興味深い言葉があちこちにあっていつもはしないのに付箋を貼りながら読んでしまった。ハッとする言葉、ジーンとする言葉、人生の重みを感じる言葉、すごくたくさんの心に染み入る言葉があった。
例えば
塗装工の「失敗したらひとつ戻ってやり直す」
釣り番組ディレクターの
「イライラしないという才能」
木こりの
「自分しか気づかないほんのちょっぴりの進化」
料理人の
「血は踊る、血は騒ぐ、生きるって血だね」
起業家の「人生、死ぬまで暫定だから」
などなど付箋だらけになってしまって選べない。
作者さんが肩肘張らない感じでとてもうまくおしゃべりしているので達人たちもどんどん言葉が出てきちゃっているように思える。多分信頼関係を築いて長く長くおしゃべりした中のこれはという一部分なんだと思うけど、とても良かった。
武田百合子さんの随筆で石屋の外川さんと百合子さんが話している感じに似ていた。相手の人もすごいこと言っているつもりもなくて、百合子さんもすごいこと聞いているつもりもなくて、でも会話はすごく興味あることになってて、こっちは前のめりに読んでしまう感じ。読んで良かったと思える本。いつでもどこからでも読めて、たまに深いことが書いてあってまた何度も読み直したい。 -
Posted by ブクログ
この本を読んでいたのは毎朝の通勤電車の中でした。そうだな…一回に読むのは4人ぐらい。本書に登場する「日本に住んでる世界のひと」はだいたい20人だから、一週間の平日の朝、40分ぐらい、毎日、世界のひとの話を聞いた気分になりました。その一週間の間、その日一日がいつもより明るくポジティブな気持ちになったのです。「日本に住んでる世界のひと」効果、すごいです。読み終わるのもったいなくて、読むスピード制限したのですが、でも3月第1週はスペシャルウィークでした。20人の日本に来た経緯、日本に来るまでの事情、日本に来てからの苦労、そのどれもが語りつくせない物語であり、それをすべて受け止めて日本での暮らしを楽しんでいる姿勢に心が動いたのです。差別、弾圧、無視、難民にとって難しい国である日本を受け入れてくれてありがとうございます。「日本に住んでる世界のひと」が日本を受け入れてくれているぐらい、日本はみなさんを受け入れているのだろうか?人を知ることは、世界を知ること、世界を知ることは人生を太くすること…3月の朝の光の中でそんな気持ちになりました。自分にとっては一週間の特別な朝の時間でしたが、この一週間は著者の長年の取材によって生まれています。書いてくれた著者と出してくれた編集者に感謝します。ありがとうございます!
-
Posted by ブクログ
ひとつひとつのことわざをじっくりひしひしと噛み締めるには丁度良い分量。
読み始める前は36コしか載ってないのか…なんて思いもしたけれど、ことわざそれぞれに寄せられたイラストとエッセイをゆったり楽しむにはこれがベストオブベスト。
各地域の気風や人柄がきちんと伝わってくるような、金井先生のことばのチョイス加減が絶妙で本当に素晴らしい一冊だと感じた。
〈風をたべる〉(p38、39)…「旅をする」という意味のマレー語のことわざ。一番好き。「ちょっと風たべてくるわ」って出掛けるのカッコいいね。話されているマレー半島周辺といえば交易の大要衝なので旅に来る人出る人が盛んだったんだろう。明日からすぐ使える素敵フレーズ。
〈鼻が邪魔だと思う象はいない〉(p18、19)…「他人から見たら大変そうでも、本人は苦にならない」という意味のズールー語のことわざ。余計なお世話、心配ご無用、みんな違ってみんないい、みたいな大らかな視点を持ちましょう。金井先生の日記のひとことがツボすぎる。
〈良いことをしたら水に流せ〉(p52、53)…「善行の見返りを求めるな」という意味のアルメニア語のことわざ。いつまでも昔の自慢や過去の手柄にしがみついてないで、さらさらと流れるように生きたいものです。『ムーシュのトナカン』という本については初めて知った。ちょっと調べてみたい。
〈卵は石とは相撲をとらない〉(p56、57)…「自分より強い者と喧嘩するな」という意味のウォロフ語のことわざ。言葉そのまんまの戒めもそうだし、自分が卵なのか石なのか、相手は石なのかダイヤなのかを見定められる的確で冷静な判断力を備えることが肝要、という至言。無茶な喧嘩をふっかけたら取り返しのつかない大怪我をするかもよ、というすごく良い心構えでは。
〈あとがき〉の’サンスクリット語で牛を表すことば’のくだりも目から鱗。
ことばって超面白いですね。
定期的にまた開きたくなるような本でした。第2弾・3弾もぜひ続いて出して欲しいです。
1刷
2023.1.20 -
Posted by ブクログ
ネタバレ金井真紀さん待望の新作、やっと手にした(2023/1月)
末尾奥付ページの、著者紹介欄にある
任務は「多様性を面白がること」 が最高。
そしてこの本でもその任務を忠実にオペレーションしておられる。脱帽。
まずもって、各ページ、ことわざをその地域の文字、しかも金井真紀さんの筆による文字で書かれていてその地域のことわざや文化がわかる素敵なイラスト、特に私が好きなのはことわざ日本語文タイトルの上の小さなイラスト。すべてのことわざすべてのページが滲み出る金井真紀ワールド。多様性を多様性なんていわなくてもハミングや鼻歌やスキップで体得されたような感じ。
表紙タイトルにもなっている、フィンランドのおばあちゃんの猫ふきんページが一番衝撃的で心に刺さった。フィンランドに息づくsisu の精神とはなんぞや。困難に粘り強く立ち向かう勇敢さ、フィンランド魂。
なんか猫ふきんのページからこんな知識を得るとは!
1939年ソ連との冬戦争、白い服のスキー部隊、火炎瓶ゲリラ攻撃、軍馬ならぬ軍トナカイ、、、、やり方はいくらでもある、というのが猫ふきんイラストが表すことわざなのだが、こういう人達は発想豊か人生も国も豊かであろう。
岩波月刊誌世界のグラビアでことわざの惑星として掲載されたものが本になったとのこと。岩波やるなあ!鈴木千佳子さんという方のブックデザインも素敵な一冊。 -
Posted by ブクログ
世界36言語のことわざが、ほんわかとしたイラストとその言語の文字(文字をもたない言語もあるが)と発音(カタカナ書き)を併記して紹介されている。
月刊誌『世界』(岩波書店)に連載されていたものをまとめたもの。
見開きで1言語、全79頁と薄くてあっという間に読み終える分量。
けれど、その中に詰まった世界は広く、想像力を刺激してくれる。
ことわざを媒介にしながら、それぞれの言語、民族にまつわる歴史が見える。
侵略者たちは言葉を奪う。日本による沖縄への標準語の強制・方言札、台湾では日本統治下の日本語教育とその後の中国による台湾語の禁止、スペインのフランコ政権によるバスク語やカタルーニャ語の弾圧などなど。
そうした歴史にも思いを寄せながらも、著者のほんわかとしたイラストと、ことわざ自体のもつ面白さが、楽しめる愛おしい書。
おすすめです。
どのことわざも良いけれど、一番笑えて普遍的なことわざを最後に、一つだけ紹介。
カタルーニャ語/スペインのことわざ「よく食べ、しっかり糞をすれば、死は恐るるに足らず」 -
Posted by ブクログ
第1章 ジャングル風呂と旧泰緬鉄道(タイ)
第2章 日本最南端のユーフルヤー(沖縄)
第3章 沐浴場とアカスリ、ふたつの国を生きた人(韓国)
第4章 引揚者たちの銭湯と秘密の工場(寒川)
第5章 「ウサギの島」の毒ガス兵器(大久野島)
歴史修正主義がなんと言おうと過去は現在と繋がっていることを人の記憶や行政の記録、建造物や死者達が物語る。私達の国がどんなに酷い事をしてきたのか…直視するのはしんどいけれど、ほんわかタッチの絵と文章のおかげで情景が目に浮かぶし、おふたりが持つ「出会うべき人に出会うべきタイミングで出会うパワー」に驚かされながら最後まで一気読み。今も昔も、被害は隠され分断され広くは知られないまま忘れられるのを待っている。反対に私達にできることは
「隠さず、繋がり、忘れない」ことなのかも。たまには温泉で息抜きしつつ、語り、伝え続けたい。