田素弘のレビュー一覧
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インド編の続きとアイスランド編。
インドは、宗教も様々で紛争の種にもなっている。インド独立の父マハトマ・ガンディーを暗殺したナトラム・ゴドセを崇拝するカルト教団の存在も初めて知った。
アイスランドは金融の国というイメージを漠然と持っていた。世界一安全な国でもあり、人口は35万人、国家として独立したのは1944年とわりと最近の話。
軍隊を持たない小国である。この国で、どんな展開となるのか4巻では謎のみ提示されている。巻末に「2021年の地政学リスクとその見通し」もあって北朝鮮、中国、米国、タイ四カ国の情勢が紹介されている。
さぁ引き続き5巻へ突入だ。 -
購入済み
ウクライナ編が・・・
この本を読んだ時点でウクライナでの戦争が続いており、地政学を売りにしているからこうしたことはあり得るにしてもウクライナの立ち位置の不安定さを背景にしたウクライナ編が展開されていることに微妙な思い。。。ウクライナ編は途中で終わっているので漫画の中でどう決着がつくのかは3巻を読まなければいけないということか。
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購入済み
地政学とミステリーの融合
地政学のネタを元にしたミステリーといった感じ。若干絵が安定していない感じもするが、ぶっとんだキャラの主人公とどんでん返しを入れたオチなどそれなりに読みごたえはある。ゴルゴ13ほどヘビーではなく気軽に読める。タンザニア編がまだ完結していないのでもう少し読んでみよう。
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Posted by ブクログ
ネタバレウクライナ編完結、日本編(山中不良抗争編)、インド編前半まで。
この巻では百合の両親について少し触れる。離婚はもうしているようだけど、二人は今どこでなにをしているのだろう。
ウクライナ編の中で懸念しているとおり、実際のウクライナ侵攻でもドンバス2州の国家独立をロシアが承認したことから始まっている。予見されていたとしても、要素は地政学だけではない上に、相手が帝国の復活を夢見る暴君であったら、となると、どう止められたのかはわからない。
日本編ではレディースの対立に取りかかる。地方の方ほど地政学が影響しそうな印象を受ける。
「セキュリティダイヤモンド構想」を知る。第2次安倍内閣発足直後に安倍元総 -
Posted by ブクログ
とても面白いです。既刊8巻以下続刊。画は個人的に好みの方向にうまい、入江亜季と荒木飛呂彦と東村アキコとかを混ぜた感じ。アクションシーンや、食事シーンの抜け画がいい。特に、世界の旅情感もあり、健啖家食事のシーンが秀逸。飯テロ。酒テロ。妹や妹に似た人物に高速スリスリするドリル顔姿がとても良い。
言語と格闘と政治や地理などに優れた見目麗しいコンサルタント会社の地政学リスクコンサルエージェント八田百合が、世界のあちこちで問題を解決する。という、水戸黄門的なスタイル。色々ぶっこみすぎて、散漫になるかと思われたが、それなりに簡潔にまとまっていて、わかりやすい。
1巻 イギリスでマーマイトたっぷりトースト -
Posted by ブクログ
世界の紛争を「地政」と「知性」と「プロレス技」で解決に導く地政学リスクコンサルタント、八田百合が主人公。1巻はイギリスでの自己紹介的・概要的な内容と、ミャンマー編、タンザニア編の前半を収録。
「地政学」とは謳いつつも、漫画を楽しむのにあまり敷居は高くないと感じる。世界情勢などに思いを馳せる切っ掛けになる、いい漫画だった。
ミャンマー編。軍需産業(武器密造、密売)によって収入を得ていた民族が、民主化によって働く場所を失い、他民族の村へ仕事を求めて流れ込み、対立してトラブルになる、と。軍事政権はよくない、民主化は当然、と思っていたけど、民主化するプロセスの中で生まれた闇とも考えられる問題にちょっ