チョン・セランのレビュー一覧

  • 絶縁

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    アジアの作家の豪華ラインナップ。村田は相変わらずで、たまに読むとそのヘンさが心地よい。ハオ・ジンファンの作品は、彼女らしい寓話だがやや月並み。チョン・セランはさすが。こういう、ストレートに苦いテイストの作品も書くんだと思った。あとよいと思ったのは、ベトナムのグエン・ゴック・トゥと台湾のリエン・ミンウェイの作品。こうしてみると結局、日本と距離的に近い国々の作家に共感しやすいのかもしれない。

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    2023年03月03日
  • 地球でハナだけ

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    宇宙規模の愛の物語.タイトルそのままと言っていいが,さらに言えば宇宙でハナだけという感じ.望遠鏡で星々を覗いたり,鉱物でできた宇宙人やハナの創作のような洋服のリフォームなど面白さがいっぱい.そして宇宙人キョンミンの真っ直ぐでしたたかな愛に乾杯である.

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    2022年12月19日
  • 声をあげます

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    チョン・セラン(정세랑)のSF短編集。「ミッシング・フィンガーとジャンピング・ガールの大冒険」、「十一分の一」、「リセット」、「地球ランド革命記」、「小さな空色の錠剤」、「声をあげます」、「七時間め」、「メダリストのゾンビ時代」。

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    2022年10月08日
  • シソンから、

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    シソンの文章が所々に散りばめられ、群像劇として描かれている書き方が良かった。それぞれの人物像がリアル。ただ、なにか一つ物足りなかった。

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    2022年07月13日
  • 声をあげます

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    声をあげます、リセット、地球ランド革命記、メダリストのゾンビ時代、小さな空色の錠剤が面白かった。
    メダリストのゾンビ時代でゾンビが流行っても電気とサブスクサービスが続いていることが妙にリアルな感じがした。
    小さな空色の錠剤であらゆる記憶が完全に残るのも大変だなと思った。
    地球ランド革命記は変な世界だった。

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    2022年02月14日
  • 声をあげます

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    SFは文明批評の色彩を帯びることが少なくないが、そこで試されるのは作者の社会に対する洞察力である。どの作品についても作者は悲観的なだけでもなく楽観的なだけでもない。ただどのような状況でも、人間は人間であり続けるだろうことを、軽やかに物語っている。

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    2021年09月29日
  • GOAT

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    新しい取り組みの再生紙
    読書バリアフリー
    UDデジタル教科書体の開発には頭が下がります。

    気に入った話
    ◎山羊と七枚 野崎まど

    広告で気になった本
    ◎誘拐ジャパン 横関大

    気になった台詞、箇所
    ◎違う海にいる 麻布競馬場
    「一番風呂泥棒に遭いました」

    ◎愛はどこから アフロ
    どこからが浮気か、の質問に答えた元カノに彼の友人と同じく「……すげえ」となった。


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    2026年04月04日
  • GOAT

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    やっと読み終わった。読むのに随分時間がかかった。

    GOATはさらさのエッセイ目当てでmeetsを買った時に一緒に買って、先にmeetsを読んだんだけど、そっちもいまいち刺さらなくて、でも買ったからとりあえず最後まで目を通そうと思って最後まで読んだけどやっぱり刺さらなくて。

    何だろう、テーマが「愛」だから合わなかったのかな。
    50にして絶賛厨2病発症中なもんで「愛」というものがなんか説教臭く感じちゃって。

    とりあえず収録された中では「違う海にいる」が一番心に残った。他人の新築の家で一番風呂泥棒(そんな発想がなかった。最高にクール)をすることに、思想を持って取り組む主人公がよかった。そして給

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    2026年03月25日
  • 八重歯が見たい

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    ネタバレ

    主人公のジェファと元彼のヨンギ、それぞれの視点が交互に描かれ、ジェファの章では彼女が書いた短編と、それに因んだエピソードが語られる。それぞれの短編がちゃんと物語として成立していて面白かった。「オオカミの森に腕を忘れてきた」と、「魚王子の伝説」の話が好み。

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    2026年02月13日
  • 絶縁

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    アジアの色んな作家が同じテーマで短編〜中編を書いている。日本の作家とは違う文化の土台を持っているので、感じ方や感覚が違っていて面白い。

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    2026年02月01日
  • GOAT

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    新しい文芸誌
    表紙可愛い。
    キャラクター(表紙の子)可愛い
    毎刊テーマが決まってる(今回は愛)
    紙の本の価値について熟考されている。
    紙という素材にもこだわっている
    識字困難な人も読める対応をとっている
    ジャンル多彩
    投稿作家多彩

    等々とにかくてんこ盛りに盛りに盛った体制に携わった人たちの鼻息が聞こえそう。

    値段が510円ってのが安すぎて気になるけど、四方八方から手にとって貰えるような配慮なのかも。頑張って欲しい。

    とにかくビックリするくらい沢山の作家さんが投稿してるのに驚いた。業界のことはわからないし、小説しか読まないけど売れっ子作家さんがずいずいと並ぶ様は圧巻。一月に数冊読む位の自分

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    2025年12月26日
  • GOAT

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    GOATがまた発売になった
    まだ、一冊もよんでないのに
    というわけで
    GOAT愛を読み始める
    それぞれの愛を堪能
    どれも読み切りが嬉しい
    まったく違う世界をのぞいてみた

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    2025年12月09日
  • 地球でハナだけ

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    個人的には、大きく感情が揺さぶられるようなこともなく、読み進めるのがつらいところもあったんですが、宇宙人キョンミンとハナの心が通ってからは面白かったです。
    エピソードは宇宙人的でしたが、普通に2人が心を通わせ人生をともにする愛の話で、よかったです。よくも悪くも淡々としているので、ラブストーリーにしては湿っぽくなくて読みやすかったと思います。

    2冊連続で作中で主人公が同じ場所にハネムーンに行く描写があるとは…。少し行きたくなってきました。

    ラストが少し驚かされました。

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    2025年12月05日
  • シソンから、

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    女性キャラクターが「男性性」を、男性キャラクターが「女性性」をあからさまに担わされているところがある。
    本書のプロテストは「男性」に対するものにとどまっており、「男性性の称揚」自体は認めているように感じられてならない。

    また、作者が「女性」という性にかなり肩入れしており、シソン一族の女たち=被害者vs外部男性=加害者の構造がはっきり分かれすぎているきらいがあるが、こうした二元論的な描き方はちょっと古臭くないか。

    今のところ現代の男性ほどには意識しないでいられる自身の加害性を、女性(あるいはその他の性)もまた自覚せざるを得ない時代が来た時、はたしてこの作品はその時の人々の鑑賞に耐えることがで

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    2025年11月11日
  • 地球でハナだけ

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    ラストだけ、ちょっと自分の好みではないけれど、惚れた弱み、ロマンチックな寓話ということは、まあ分かる……
    SFの枠を借りた、自然と互いを思いやり尊重し、という理想的な愛の物語。ユリとの友情も素敵。

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    2025年10月08日
  • フィフティ・ピープル[新版]

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    50人の主人公が韓国の郊外の大病院をハブにして、それぞれの人生を繰り広げる。

    一人ずつの人生が、各10ページ前後の章にわけて展開される。登場人物たちは、他人の章にちょくちょく顔を出し、一つの病院をハブにして、たくさんの人達の人間関係の繋がりが感じられるところが面白い。

    また本の中に、韓国で起きている様々な社会問題が取り上げられているところも、現代の若手小説家っぽさを感じられて良かった。

    シンクホールなど、最近の日本でも大きく取り上げられている問題もあるが、韓国の医師の労働環境の劣悪さは衝撃的だった。

    週100時間労働は平均値で、今は制度が変わってきてはいるものの、週88時間までは合法ら

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    2025年09月21日
  • フィフティ・ピープル[新版]

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    ネタバレ

    韓国文学。
    50人の物語は登場人物を把握するだけで大変。カタカナの名前が覚え難くて、似た名前も多いから、前にでてきた人なのか新たな人なのか、気になって物語に集中できませんでした。

    50人の物語をそれぞれ考えるのは大変だろうなあと思いました。

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    2025年07月20日
  • J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力

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    タイトル通り三人の姉弟が超能力に目覚める。一番上の姉は爪が固く伸びる。真ん中の兄は危険を視覚で察知。一番下の弟はエレベーターを思い通りに操る。

    なるほど、こういう地味な能力でもって力を合わせて大きな事件を・・・と思ったけどそういうわけでもなく。それぞれがそれぞれに事件に巻き込まれそのちょっとした力で解決。危険察知は割とちゃんとした能力じゃないかとも思いますが。
    どきどきはらはらでものすごく楽しめました!というほどではないにせよ、ほのぼのと楽しんだ感じ。ボリュームも中編くらいのあっさりしたものだったのもちょうどよかったかも。

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    2025年02月05日
  • J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力

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    チョン・セランさんの作品続きということで、印象的なタイトルのこちらを。「J」というのは三姉弟の名前の頭文字で、日本的感覚だと微妙な、しかし韓国の家庭事情の典型的パターンの一つと思われる状況で、三姉弟と母親、時々父親との関係性を横糸に、姉と弟たちそれぞれになぜか備わってしまった微妙な超能力を縦糸にして物語が転がり始める。世界観は日常的ファンタジーともいうべき、作者のお得意の世界観で、厳しい現実にほのかな暖かさが灯るのは読んでいて辛くもあり、心地良くもあり、感情の様々を味わえるのが良い具合だ。

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    2025年01月20日
  • 絶縁

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    様々な縁切り。
    人と人であったり社会であったり或いは自分であったり。
    物語の背景に其々のお国柄が透けて見えるようで興味深く読めました。
    ただやっぱり翻訳モノはちょい苦手、、、

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    2024年12月16日