チョン・セランのレビュー一覧

  • 八重歯が見たい

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    素敵な八重歯を持つ主人公は会社員であり小説家で、これまでの短編で元彼をモデルにした登場人物を何回も殺している。主人公と元彼とで視点が切り替わってくんだけど、不思議現象として元彼の身体に主人公作の小説で彼にあたる人物が死ぬ文が浮かぶようになってきて…という話。

    いや、面白かった〜。
    同作家の『フィフティ・ピープル』もよかったけどあそこまで暴力的ではなく、だけど女性が生きるうえでの理不尽なリスクは描かれてて、頼もしい女友達とのシスターフッドもあって、よかった…。
    会社員として働くことの安心、結婚という幸せ、色んな普遍的な要素にまつわる台詞や地の文の言葉がめっちゃよかった。
    特にp.171の、もうすぐ結婚する友達ソニとの会話で、ソニが主人公ジェファに言った言葉がやたらよくって、読み終えた翌日とかに何度もそこだけ読み返しちゃった。

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    2026年07月28日
  • GOAT

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    ボリューム満点で良かった!
    自分でチョイスしない作家さんと出会えたり、エッセイや詩にも出会えた。
    同年代の作家さんばかりでとても読みやすかった。

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    2026年07月25日
  • GOAT

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    ネタバレ

    積読消化。次は悪!
    好きなフレーズ
    「これが私の言葉じゃないことに、他人が生んでくれた言葉であることにいまだに驚く。共感というより、自分の言葉だ、と思ってしまう文章。こんな言葉を自分以外の人が思い浮かべてくれたことに、私は、愛情、と名付けずにはいられない。」

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    2026年06月26日
  • GOAT

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    GOATのシリーズの中で、実は1番興味が無かった「愛」。
    でもやっぱり買っちゃうし読んじゃう。
    510円で素晴らしい作家の素晴らしい作品を読めるんだからやっぱり買っちゃう、文芸誌は素敵、ありがとう。
    「愛」と謳いながら結構ビターなお話が多かったのは、一筋縄ではいかない作家が多かったからなのかな?そこも良かった!

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    2026年06月21日
  • GOAT

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    数ヶ月つまみ読みをしてようやく読み終えた!
    人生で初めてちゃんと文芸誌を一冊丸々読み終えました。
    この値段で、これだけたくさんの作家さんの物語に浸れるなんて贅沢すぎます。
    愛と一口に言っても、心温かくなるものから狂気さえ感じてしまうものまで、様々で面白かった。

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    2026年06月21日
  • フィフティ・ピープル[新版]

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    短編のようで短編ではない。分厚いけど、毎日少しずつ読み進めていった。後半2回くらい泣いた。ハ・ゲボムとチョン・ダウンの話。

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    2026年06月12日
  • GOAT

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    亡くなった祖父はずっと文芸誌を読んでおり、ずっと憧れがありましたがなかなかハードルが高く、手を出せずにいました。そんなときに出会ったのがGOAT。どんな世代の人でも楽しめる、新しい文芸誌だと思います。色んな人の色んな文章が楽しめますし、編集者たちの文学に対する愛と情熱を感じることができました。そして何より安い!このご時世にこのお値段で楽しめるのは大きいです。今後も購読します。

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    2026年06月06日
  • 八重歯が見たい

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    ネタバレ

    不器用で愛想があんまりなさそうな、人から好かれることをそんなに求めてない、ただ可愛い八重歯を持っている、、そんな主人公がヨンギに心を許した最後のシーンが愛おしすぎた。ソニさんみたいな友達ほしいな。

    ・女性が多い部署だ。高くない年収が理由だろうが、その特有の雰囲気が好きだった。誰かが突然デートにでも行くことになろうものなら、香水をかけてやったり、スカーフを貸したりして、シンデレラのネズミのように嬉々として世話をした。

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    2026年05月30日
  • GOAT

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    他の本も読みながらだからなかなか終わらなかった。
    冒頭惹かれないものは3話ぐらい読まないまま。
    全てを隅々まで読むとなると相当時間がかかりそう。

    こんな充実した読み切りの文芸誌を出してくれるだけで星5つつけたいところ。
    紙の色について読み難いという声もあるみたいだけど個人的には可愛くて好き。
    星4にしたのは、愛というテーマがほぼ全て歪んだ愛だったこと。
    熟練の作家は素直な愛を書けなくなるって本当なんだな。

    個人的に好みだったのは…

    麻布競馬場 違う海にいる
    冲方丁 終末の愛
    かな。
    なんか読みやすくてわかりやすいから楽だった。

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    2026年05月30日
  • GOAT

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    話題に釣られて購入。
    文芸誌を初めて買ったがこんなに面白いだなんて。
    愛をテーマに様々な作家の読み切りがこれでもかというボリュームでとても大満足。
    誰が読んでもお気に入りの作品が見つかると思う。
    白をモチーフにした柔らかな表紙に中もカラーの紙で雰囲気もおしゃれ。
    高物価の時代にこの品質で510円というのは信じられない。
    幸い何刷も重版されているので今から気になる人は絶対手に取ることをお勧めする。

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    2026年04月06日
  • 八重歯が見たい

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    話の流れも中の小説のすじも全く展開が読めない不思議。身体に文字が浮かんでくるって耳なし芳一?って思っていたら、一番怖いのは生きてる人間だった。麻酔無しで全部の歯を引っこ抜いてやれ!

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    2026年03月26日
  • GOAT

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     愛が詰まった本だった。
     いつも本を買うときはふらっと本屋に行って、なんとなく気になったものを手にしていたから、まだ1度も作品を拝読したことのない方々を知るきっかけにもなった。これも一種のバリアフリーかもしれないし、本に熱を注ぐ人がまだこんなにもいるのだなと勝手ながら嬉しく思った。

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    2026年02月06日
  • GOAT

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    全部読み切り短編というのが、すごくいい。
    今までの文芸誌は、連載ばかりなので、なんだか蚊帳の外感があって、書い続けないと仲間に入れてあげないよーと言われてるみたいで寂しさを感じることしばしば。

    しかも豪華ラインナップに、いいの?この値段で?と問いたくなる。赤字だよね。

    ともあれ、西加奈子「デヴィアン」市川沙央「音の心中」小川哲「嘔吐」をまずは読む。

    全部面白い!
    小川哲は、朝井リョウと仲良しになって影響受けてるような笑。
    西加奈子も仲良しの村田沙耶香となんか似てるような。
    互いに影響しあって、短編だから、肩の力を抜いて自由に書いてる感あり。

    葉間中顕「五十歳,ロスジェネ、ギバー落ち」も,どこかで読んだようなテーマだけど、軽く読めた。

    既視感あるけど、作家たちが実は書いてみたかったもの、というハードルの低い短編が多いなと思う。(悪口ではない)
    一般の文芸誌はそこのところは、厳しそうだけど、それだけに全体に肩の力が入っていて小難しくてハードル高い作品がズラリ。で、なんかしんどい。
    その点、初心者向けで、読書の裾野を広げようとしてるこの雑誌なら許されるというか、むしろ積極的にキャッチーな短編を載せていこうということなのかな。

    こちらも肩の力を抜いてパラパラ読めるのでいい雑誌だ思う。読めなかったところがあっても,このお値段なら惜しくないし!

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    2026年01月31日
  • 地球でハナだけ

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    最初の方はなんだかわかりにくいのか、たるいのか、読むのをやめようかなと思ったけど、入れ替わった辺りから面白くなってきた。嫌いな地球人より感じのいい宇宙人の方が絶対いい。そこは国でも星でも種でもみんな同じ。誠意の無い男に対してはっきり拒絶するユリが好き。友達の意見は大事にしよう。

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    2025年12月03日
  • フィフティ・ピープル[新版]

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    韓国の物語だからそんなに感情移入できないと勝手に思っていたが、読み終わってからその認識がいかに甘かったか考えさせられた。
    背景に持っている国や文化が違っても、私たちが直面している問題や考えにはさほど差がないことに驚かされたとともに、力強さ、そして非力さも感じた。
    私ごとだが、最近母親になったばかりで、今まで見たことがある作品を改めて見返した際、感情移入する登場人物が子供から母親に変わったことに自分自身困惑したことがあった。この本もきっと、私とともに成長してくれるのだろう、と感じた。

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    2025年11月17日
  • 地球でハナだけ

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    なんとも甘いラブストーリーだった。ラブストーリーが苦手なおじさんにもすんなり読めるカラリとしたSFラブストーリー。設定のぶっ飛び度が甘々度を上手い具合に中和している。何作目かになるけど、気持ちの表現が上手いなぁ、この作家さんは。またしばらく経ったら別の作品を読んでみよう。

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    2025年09月30日
  • 八重歯が見たい

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    初めて読む作家さんだったけど、その時点で2作品買った。本屋の棚で物色しているときに「すっごく面白い」と思って、読み終わった今も「すっごく面白い」と思えた。
    かつての恋人、ジェファとヨンギに関する物語が交互に編まれ、大きなストーリーが紡がれる。かつ、ジェファパートではジェファの書いたバラエティーに富んだ、それでいてひたすらただ一人のことを追い求めた短編が読めると言うお得っぷり。茶目っ気と真摯さのバランスが好きな小説だった。
    なかなか読む時間が取れずに、この小説を読み終えるまでにこの他に数冊のチョン・セラン著書を積読してあるので、楽しみに読んでいきたいです。

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    2025年09月27日
  • 声をあげます

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    わりと後味悪い話もあるのにびっくり。「十一分の一」「リセット」「七時間め」が好きかも。なんかねえ、ほんとに、人類今の状態相当やばいからなあ。

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    2025年09月15日
  • J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力

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    科学とフィクションと文学の匙加減がちょうどいい。
    向き合う問題も、たどり着く結末も、期待通りの”平凡”さでそれもいい。

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    2025年07月09日
  • 地球でハナだけ

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    人から借りた本で、はじめてのSFに最初は抵抗があったけど、気づいたらこの世界にどっぷり浸かってた。ハナの寛容さには圧倒されたし、キョンミンの愛には胸を打たれた。

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    2025年05月31日