岸良裕司のレビュー一覧
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考えていることを図に表すと、自分の思考の整理にもなるし、新しい気づきが得られることも少なくない。しかも何よりもいいところは、図に表すとみんなで一緒に考えられるようになることだ。みんなで話していると、ほかの人からアドバイスがもらえるし、いいアイデアも浮かぶものだ。
ミステリー分析
1:問題は何ですか?
2:元々何が起こると期待していましたか?
3:それを引き起こすためにどんなことをしましたか?
4:実際に起きてしまったことは何ですか?
5:何が原因で思うようにいかなかった結果を引き起こしたのでしょうか?
6:この原因を解消するうまい方法はありますか?
7:この解消策を実行すると、期待していたこ -
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平易な言葉で非常にシンプルにTOCfEの実践を教えてくれます。ブランチ、クラウド、アンビシャス・ターゲットツリー、3つのフレームで、問題にどう向き合うか。とっても勉強になりました。あとはこれを実生活で使うかどうかだけです。
気になったとこ引用
⚫︎学ぶことの最大の障害は、答えを教えることではないか?
⚫︎大切なことだと「わかっている」ことと、「やれる」ことは違う。大切だと「わかっている」ならば「やれる」はずだ、という考え方もあるだろう。でもそのロジックは、どこか破綻しているような気がする。
⚫︎目に見えている現象よりも、それがなぜ起きているのか説明できる理由のほうがはるかに大きな意味を持つ。 -
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ベストセラー「ザ・ゴール」を著した故・ゴールドラット博士が提唱した業務改善手法TOCを日本で普及促進している著者が、そのTOCのエッセンスである思考ツールを紹介した一冊。
3つの道具とは、以下の3点。
・ブランチ:物事の因果関係を整理する道具
・クラウド:対立する事象を整理する道具
・アンビシャス・ターゲットツリー:障害を予想して目標をたてる道具
基本となっているのは、所謂ロジックツリーだと思うが、それぞれの道具で焦点をあてる事柄を明確に分けている点がユニークなところ。
それぞれの道具に対して、どういった観点で整理するのが簡単な事例を用いてわかりやすく解説されている。
実際には本 -
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著作『ザ・ゴール』に記したTOC(制約条件の理論)で、生産管理の分野に大きな貢献を残した、エリヤフ・ゴールドラット博士。
その後の著作でも、プロジェクト管理や問題解決等々幅広い分野に、影響を与えました。
残念ながら2011年に亡くなられてしまいました。
そのゴールドラット博士の残した著作、インタビューから、彼の考えを抽出したのが、この『何が、会社の目的を妨げるのか』です。
日本向けの編集ということで、日本社会・日本企業の特徴である「調和を大事にする」ことや、トヨタ生産方式を生み出した大野耐一氏への、ゴールドラット博士のリスペクトが、繰り返しかかれています。
リーマンショックの産業界への影響に対 -
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(S)
ゴールドラット博士のTOC理論に基づき、その思考方法と手順を解説した本。部分最適で打ち手を決めるのではなく、全体最適を狙い、問題同士のつながりを意識した問題解決手法を説明してくれる。「ワンランク上の問題解決の技術」に書かれているファンクショナルアプローチと似ている。
「対立解消術」の考え方と手法は非常にクリアで分かりやすい。組織で仕事するが故に起こる問題は、対立解消のフレームで解決出来るもの相当多いはずである。
問題解決の打ち手をとったがうまく効果が上がらない、周囲が協力してくれない、といった壁にぶち当たっている人にヒントをくれる。 -
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内容紹介
問題は、分解してはいけなかった!これまで多くの問題解決手法が、問題と言われている症状そのものを分解・分析して解決策を考察してきた。だが、結果的に全体との関連を見失いがちになり、気がつくと「木を見て森を見ず」の解決策に陥りかねない。さまざまな問題をつなぎ合わせると、ほんとうの問題の姿が見えてくる。全体最適で、問題の根本から解決する思考プロセスをわかりやすく説く。――みんなが納得する「対立解消術」――つなげて見える「現状把握術」――逆転発想でつくる「未来構想術」――中間目標に集中する「目標達成術」――先を読む力を鍛える「実行手順立案術」――全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践