【感想・ネタバレ】全体最適の問題解決入門のレビュー

あらすじ

これまで多くの問題解決手法が、問題と言われている症状だけを分析し、細分化して解決策を探っていた。その結果、全体との関連を見失い、「たこつぼ組織」がつくられていた。さまざまな問題をつなぎ合わせてこそ、ほんとうの問題が根本から解決できるのだ。「木を見て森も見る」思考プロセスをわかりやすく説く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

挑戦を繰り返すから失敗がある。じゃぁ、挑戦しなければ失敗に向き合わなくても良いのではないか?と思えばそうもいかない。これだけ方法論へのアクセスが簡単になり、かつどの先進国も成長率が頭打ちとなる中、挑戦しないことには満足な成長を続けることができなくなっているからだ。つまりこのような本を失敗から常にポジティブなメッセージを抽出して解決力のレベルを上げようと心がける習慣を支えるハンドブックとしたい。

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2023年06月08日

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全体最適のために必要なTOCのテクニックに関するわかりやすいまとめ。TOCfEの入門書である『考える力をつける3つの道具』を読んだことのある人の方がとっつきやすいだろうと思われる。

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2016年07月20日

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TOC思考プロセスの入門書。
ザ・ゴール2は面白いのだが、小説という形式上、思考プロセスに関する記述が分散していてまとまった理解ができなかったので、思考プロセスの論理ツリーの作り方などを解説した本を探してこの本を手にとった。
岸良さんの本は読みやすいのでサクサク読める。
基本の5つの論理ツリーの作り方に加えて、3クラウド法やS&Tツリーといった、新しめの手法の解説もある。

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2013年12月28日

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目先の問題をいくら解決しても次々と新たな問題が出てきて全然良くならない!
そんな人のための本。
多くの人が陥る部分最適のワナから抜け出し、全体最適への道を提示してくれる。

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2012年05月30日

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組織や問題が大きくなるほどにその全体像が見えなくて、どうしても部分的解決を段階的に…といった手法を用いることをめにするが、問題の根本的解決を行うにあたっては、部分最適ではなく、全体最適を目指さなくてはならない。このことをわかりやすく説明してある良書。

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2010年05月20日

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(S)
ゴールドラット博士のTOC理論に基づき、その思考方法と手順を解説した本。部分最適で打ち手を決めるのではなく、全体最適を狙い、問題同士のつながりを意識した問題解決手法を説明してくれる。「ワンランク上の問題解決の技術」に書かれているファンクショナルアプローチと似ている。
「対立解消術」の考え方と手法は非常にクリアで分かりやすい。組織で仕事するが故に起こる問題は、対立解消のフレームで解決出来るもの相当多いはずである。

問題解決の打ち手をとったがうまく効果が上がらない、周囲が協力してくれない、といった壁にぶち当たっている人にヒントをくれる。

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2010年04月19日

Posted by ブクログ

TOC理論を用いた課題解決方法の解説本。
とてもわかりやすく、豊富な事例があってお勧めです。

ただ、当たり前ですが、方法を理解できても、実際に課題を解決するのは自分なので、どのようにこの方法に当てはめるかいろいろ考えないといけない。

ちなみに、この本を読んでからゴール2を読み直すと随所にこの本で解説されている方法がでてきます。こっち読んでからゴール2を読んだほうが理解が進むと思いま。

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2010年04月09日

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内容紹介

問題は、分解してはいけなかった!これまで多くの問題解決手法が、問題と言われている症状そのものを分解・分析して解決策を考察してきた。だが、結果的に全体との関連を見失いがちになり、気がつくと「木を見て森を見ず」の解決策に陥りかねない。さまざまな問題をつなぎ合わせると、ほんとうの問題の姿が見えてくる。全体最適で、問題の根本から解決する思考プロセスをわかりやすく説く。――みんなが納得する「対立解消術」――つなげて見える「現状把握術」――逆転発想でつくる「未来構想術」――中間目標に集中する「目標達成術」――先を読む力を鍛える「実行手順立案術」――全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践術」望ましくない現象を逆手にとって、望ましい状況をつくり出そう。問題こそ、飛躍のチャンスだ!
目次
「カエル池」のものがたり
まえがき
第1章 部分最適のワナに陥るな!――ようこそ、全体最適の「問題解決の森」へ
第2章 モヤモヤすっきり!――みんなが納得する「対立解消術」
第3章 全体像を把握せよ!――つなげて見える「現状把握術」
第4章 望ましくない現象を逆手に取れ!――つなげて見える「現状把握術」
第5章 障害にとらわれるな!――中間目標に集中する「目標達成術」
第6章 備えあれば憂いなし!――先を読む力を鍛える「実行手順立案術」
第7章 理想は実現する!――全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践術」
あとがき

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2019年06月01日

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「ザ・ゴール」シリーズを貫いている「TOC(制約理論)」とその各種ツールをまとめた本。

部分最適ではなく、全体最適を目指す、という一貫した考え方を伝えている。

ツールとしては、ロジックツリーやマトリクスを使った方が個人的にはいいように思う。
ただ、考え方としては、吸収すべきことも多い。

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2009年10月04日

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本書はビジネス書でベストセラーとなった「ザ・ゴール」の著者エリヤフ・ゴールドラット博士が編み出したTOC(Theory of Constrains=制約理論)に基づき、全体最適の問題解決方法を解説している。

かの「ザ・ゴール」では物語ではありながら生産管理の視点から、生産工程の最適化という命題をうまく組み込み、納得のゆく話運びで纏め上げていった。
本書は目に見える問題をクラウドという5つの項目をつないだ図形を作る。
概略は以下の通り。
  A 共通目標
   → B 要望(相手側)→ D 行動(相手側)
   → C 要望(自分側)→ E 行動(自分側)
目指すべき共通目標(=A)は同じであるものの、DとCでは対立を起こしているが、この対立を解消すべく色々な機軸を導入し最終的にはクラウドを解消させる、というもの。

この様な本は兎角難しく書く傾向があるが、可愛いカエルの絵を導入し、図もふんだんに使い、分かりやすく説明している。 この手の実用書に苦手意識がある人でも取っ付き易く、またスムーズに読み進めることができる。
この手法が全てではないが、目の前にある問題点を見える化し、解決の糸口をつかむ為には有益な手法だと思う。

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2009年10月04日

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個人的には少し納得感が薄い。論理的な思考が苦手な証拠だろうか。。。

あ、「あとがき」は良かった。ここが一番熱い。

あと、カエレンジャーはかわいい♪

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2019年01月20日

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ゴールの漫画版はTOCの考え方を解説したものでしたが、
こちらは具体的なツリーの作り方例をだしており
より深い内容になっていました。

気になった考え方は「相自時妙」

目標を達成のための流れをクラウド化した時
対立意見が生まれた場合下記の「相自時妙」で解決策を考える。
会社規模でなく日常の案件でも使えそうなやり方だと思いました。

相自時妙
相手の要望尊重法 相手の本当の思いを自分の行動で解決
自分の要望尊重法 相手の行動を変えずに自分の要望を満たす
時と場合によって法 時と場合でやり方を使い分ける
妙案ひらめき法 対立している案でない第三の妙案

原因を解決するための重要なツリーとして覚えておかないといけないのは下記です。

・現状ツリー(CRT 現象が繋がりを持って現状をより深刻にしているのが理解できる構造)

本書の例のツリー図を見るとかなり詳しく枝分かれしており、
自分の想像以上に複雑で作成するのが大変なのだと感じました。
自分だけでなく、他の人と意見交換して
作成する必要がありそうです。

あと気になったツリーは
TrT Transition Tree 移行ツリー
目標に到達するため、
要望、現実、行動3点各段階設定する
行動までかくことで
確実に少しずつ実行し目標につなげるというものです。
これは身近な目標達成にも使えそうだと感じました。

あと戦略戦術の実践として
組織のツリーでトップから現場につなげる、
各階層には戦略と戦術があり
戦略を明確に戦術におとすための説明→仮定の重要性が書かれていました。

企業の成長には高い理想を持つ必要があり、達成のために安心してチャレンジできる環境、そして
組織がバラバラになることなく、トップから現場まで戦略戦術の共有は不可欠だと思いました。

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2015年08月02日

Posted by ブクログ

「変える」ことと「変えない」ことの対立をどうやって落とし込んでいくか、など。
ちょっとまた後日落ち着いて読んでみたい。

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2015年03月08日

Posted by ブクログ

とても明快。読んでいると、すぐにでも問題解決ができそうな気がしてくるが、逆に明快すぎて完全には腑に落ちないところもある。「つながり」が大事ということ、Win-Winになるように対立を解消すること、制約に集中することなどがこの本の肝だと思う。

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2012年01月19日

Posted by ブクログ

ゴールドラット博士のエッセンスが詰まっている感じ。
重要なことは色々書いてある気がするんだけど、すんなり頭に入ってこないというか、腑に落ちきれないところがある。

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2010年05月12日

Posted by ブクログ

TOCの形式的なこと、対応の順序を知るにはいいでしょう。ただ、それを説明する際の例のロジックが陳腐なため、全体的な説得力にかける。もったいねぇ。

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2010年05月03日

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