ネレ・ノイハウスのレビュー一覧

  • 母の日に死んだ

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    刑事オリヴァー&ピアのシリーズ、9作目。
    ドイツの警察小説です。

    前作でオリヴァーの子供時代からの人間関係に絡む事件が起き、疲れ果てたオリヴァーは制度にある長期休暇を取りました。
    オリヴァーは警察ではリーダーで人柄も見た目もなかなかいい男だが、やや女運が悪く振り回されがち。
    とはいえ、ここへ来て落ち着いたよう(笑)
    ピアは(何年も前になりますが)元夫と別居してこの地で農場を買い、警察の仕事に復帰、今では資格も先輩のオリヴァーと同等の主席警部に。お似合いの相手クリストフと再婚もしています。

    さて、オリヴァーが復帰しての新たな事件。
    とある邸宅の主人が亡くなっているのが見つかった。
    さらに、犬

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    2022年09月16日
  • 悪しき狼

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    このシリーズの6冊目。相変わらず面白い。事件が虐待ということで少し陰惨な感じがしたがオリバーとピアのコンビによる事件解決のテンポがいい。まだ少なくとも3冊は翻訳されているので読むぞ。

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    2022年03月05日
  • 母の日に死んだ

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    シリーズベスト級。孤児を受け入れていたラインフェラート家の年老いたテオが死んだ。調べると犬のケージからラップフィルムに包まれた遺体が3体。テオが連続殺人鬼なのか?

    すごく時間がかかった。しかしその甲斐あり。

    登場人物の多さ、被疑者の多さ。それを正当化するどんでん返しアンドどんでん返し。素晴らしい。


    ※自分用ネタバレ

    犯人は、孤児院で育ち、子供を捨てた母親を憎み、テレビで子供を捨てたことを話した母親を連続して殺した。刑事ピアの妹キムも実はレイプされた子を、親友の産婦人科医を通して、不妊のカップルにあげてしまっていた。そのため犯人に狙われた。

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    2021年12月30日
  • 母の日に死んだ

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    始めの翻訳シリーズからの大ファン。読み続けていてオリヴァーもピアも家族の様に感じるし、今回は特に年齢を重ねた二人を思うと、大切な友達と共にここに至ったと感慨深い。今回はピアがびっくりひっくり返るのが主題。

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    2021年12月20日
  • 母の日に死んだ

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    ネタバレ

    オリヴァ―とピアシリーズの第9作。

    新聞配達人が発見した老人の遺体。
    大きなお屋敷は、以前里子を多く引き取っていた。
    死にかけていた犬のゲージの中から白骨が発見され、
    母の日に起こっていた連続殺人へと広がっていく。

    もう一つのお話として、実の母親を捜している女性の話が
    重なってくるが、まさかそれがピアの妹のことだとは思わなかった。
    二人とも無事助かって良かった。

    ショックだったのは、ピアが白樺農場を売ったこと。
    あんなに楽しそうに馬の世話をしていたのに、
    馬も犬も亡くなってしまったのもショックだった。
    五十歳を目前にして、夫が住んでいた家を買い戻し、
    街に戻ってきた。
    新しい生活になじん

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    2021年12月08日
  • 母の日に死んだ

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    待ちに待ったネレ・ノイハウスの新作。
    事件の原因などの陰湿な導入は、作者らしさに磨きがかかり、綿密だった!
    冒頭と挿入のエピソードの惑わせ方が良かった。信じてる読み手を本当に惑わせてくれる。
    シリーズを読んだ人なら、本作の深い湿度の事件の発端が、映像として今までの作品以上に脳内に表れるのではないでしょうか?
    取材力というか、編集者さんの力というか、今のテクニカルな手法も絡めてつつ、問題提起を書く作者のメッセージが作者らしく力強い。これは過去No.1。導入と表現とロジックの妙が生きている。
    オリヴァーでは無く、今回の主人公はピア、そして強くならざるを得ない女性達だから、最後はあんなにハリウッド的

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    2021年11月17日
  • 森の中に埋めた

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    オリヴァー&ピアのシリーズも8作目。
    重厚な部分と、生き生きと親しみやすい部分を兼ね備えたシリーズです。
    前作「生者と死者に告ぐ」はミステリとして枠組みがユニークで、スピーディな展開と感じました。
    今作は、オリヴァーの過去に関わる、シリーズ中でも重要な作品です。
    こういう展開になることを見据えて書かれていたシリーズだったのだなあと認識を新たにしました。

    オリヴァーは、主席警部。
    長身で男前の、性格もなかなかいい方の50代。
    少し年下のピアは部下で、相方、金髪で明るい性格。恋人というわけではないのですが、夫婦よりも一緒にいる時間が長いほどでもあり、信頼し合う間柄です。
    キャンプ場でトレーラーが

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    2021年10月13日
  • 穢れた風

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    新刊「森の中に埋めた」も読んだ後で、本作を読んだ。シリーズの中でずば抜けて面白かった!
    二転三転される伏線や、途中のモノローグが結びつく気持ち良さが格段にあった。ロジックが合わさる様で、でも交錯しない見せ方が面白かった。
    完璧な悪者も完璧な聖人も居ない。
    人間ドラマに溢れたミステリー。
    スッキリ解決するミステリーを好む人には向かないかも知れない。
    オリヴァーしっかりしてなさ過ぎも面白かった。

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    2021年09月09日
  • 森の中に埋めた

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    ネレ・ノイハウスは初めて。
    マジめっちゃ面白かった!
    犯人が読み終わる間際まで分からない展開がたまらない。読み終えるのが勿体なく感じた。
    文章もキャラも、そして作者が伝えたいメッセージも濃く深くて良かった。
    良いミステリー、というよりホント良い本に出会えた読書時間だった。

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    2021年08月13日
  • 生者と死者に告ぐ

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    オリヴァー&ピアのシリーズ、第7作。
    ドイツのミステリです。

    オリヴァーは主席警部で捜査のリーダー。ピアは恋人ではなく、仕事上のパートナーです。
    散歩中の女性がライフルで遠くから射殺される事件が起きた。
    ピアは夫と休暇旅行に行くはずだったが、人手不足の時期に難事件が起きたのを案じて取りやめる。
    次々に射殺事件が起きるが、被害者は誰も恨まれるような人柄ではなかった。
    捜査は難航するが…?
    思いがけない事件の描写がシャープで、ミステリとして興味を引く内容。

    オリヴァーは離婚後、幼い末娘を可愛がって、ようやくだいぶ落ち着いた暮らしに。ただし、今の交際相手とはどうも仲が深まらないので別れを考えてい

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    2021年04月16日
  • 悪しき狼

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    「刑事オリヴァー&ピア」シリーズ第六弾。読み始めたらぐいぐいと引っ張られていく展開。事件が事件だけにつらくなるような描写もあるけれど、面白さは抜群。ひとつひとつが少しずつ繋がりだしていくその描きかたが本当にうまくて全体が見えた時の鮮やかさは素晴らしい。続刊も早めに読もう。

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    2021年03月27日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    ネタバレ

    冤罪で11年の刑期を終えたトビアスは、出所して故郷に帰って来る。
    それに合わせたかのように再び不穏な空気に襲われるアルテンハイン。
    暴力事件が起こり、再び少女が行方をくらます。

    これ、ものすごく怖い話です。
    例えばテレビの「逃走中」で自分一人が残った時に、何十人ものハンターが表情一つ変えることなく自分を追いつめてきたら。
    それも、捕まえて終わりではなく、命を取るまでゲームが終わらないとしたら。

    ところが自体はそれほど単純ではなくて、真実が少しずつ明かされるたびに二転三転と状況が変わって行く。
    トビアスは無罪。
    誰が、何のために、彼に罪をかぶせて、なおかつ今もなお暴力で支配しようとしているの

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    2021年01月06日
  • 森の中に埋めた

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    ネタバレ

    オリヴァ―とピアシリーズの第8作。

    大変良かった。
    オリヴァーのルーツとも言える事件が解決したこともそうだが、
    長年もやもや、いや、いらいらしていたオリヴァーの私生活が安定を得られそうなことが、とても良かった。

    とはいえ、登場人物が多く、かつその関係が複雑で、
    さらには過去と現在を把握していないと話について行けないので、
    かなり読み進めるのが難しかったことは否めない。

    しかも、
    知識豊富で、証言を引き出すための嘘も上手い新人が入ってきたことや、
    (彼のあだ名、アインシュタインはそういうタイプの天才ではないと思うが)
    オリヴァーが義母の遺言で屋敷を相続することになったこと、
    今の恋人に心の

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    2020年11月28日
  • 悪しき狼

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    女性刑事ピア・キルホフが主人公の作品。
    重いテーマではあるものの、展開が早く目が離せない。
    プライベートの悩みを織り交ぜながら、展開が早く、引き込まれる。
    2作目から読み始めてしまったが、ドイツのベストセラー商品だけある。
    北欧作品に比べて少し色づきもある。

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    2020年10月13日
  • 悪しき狼

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    あっちこっちに視点が飛ぶし、慣れない地名はたくさん出てくるし、で最初は置いて行かれそうだったけれど、最後にはちゃんとまとまるんだから、やっぱりすごいな、と。上級検事はわりと早い段階で「あやしくない?」と思ったんだけれど、まさかそういう風につながるとはねぇ!

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    2020年02月01日
  • 生者と死者に告ぐ

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    オリヴァー&ピアシリーズ。息もつかせぬ展開で、最初から最後までハラハラしながら一気読み。ちょうど時期的にも同じくらいのタイミングで読めてよかった。

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    2019年12月22日
  • 悪しき狼

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    ドイツのミステリ、刑事オリヴァー&ピアのシリーズ、6作目の刊行。
    主席警部のオリヴァーとピアは恋人ではなく同僚で、仕事で認めあっている関係です。

    オリヴァーは離婚後やっと落ち着き、幼い末娘に愛を注ぐ日々。
    前作「穢れた風」まではどうなることかと思わされたけど、まずはよかった、よかった。

    川で少女の変死体が発見され、不審な事実が判明。
    一方、人気女性キャスターが拉致されます。
    さらに、事件が‥
    少女虐待を暗示する描写が挿入され、誰のことなのか、過去のことなのか、救出が間に合うのか‥はらはら。
    絡み合う事件がしだいに大きな姿を見せ始めるのです。
    登場人物が多い中で、すべてを失った男がひっそりと

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    2019年10月08日
  • 悪しき狼

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    ちょっと前に民放テレビで映画「カメラを止めるな」が放送されたとき、冒頭に出演者が出てきて、予告をしていたんですが、「冒頭何分までは、よく分らないかもしれないけど、我慢してみれば、後半は必ず面白くなります。」という趣旨の発言をしていたのが気になりました。カメラではなく、視るのを止めるな、という訴え。
    確かに前半に伏線が一杯張ってあって、分かりにくかったり不自然だったりして、それが後半で回収されていくのが面白さの映画なので、後半まで視てもらわないと、な映画ではありますが、しかし作り手自ら「我慢」って、という違和感。そう、youtubeをはじめとした動画を見慣れた世代は、だらだら退屈な部分はすっ飛ば

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    2019年03月23日
  • 悪しき狼

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    ドイツミステリーの女王による、オリヴァー&ピア刑事のシリーズももう6作目。川で少女の遺体が見つかった。凄まじい暴行の跡があった。身元がなかなか分からない。肺にあったのは塩素で消毒された水なので、川で溺死したのではない・・・人気ドキュメント番組のキャスター、ハンナ・ヘルツマンは、大きなネタを掴んだ。極秘裏に取材を進めていくと、とんでもないことが分かってきた。しかし・・・ピアの友人エマは、シングルマザーとその子供のための協会「太陽の子協会」の創始者の息子と結婚し、義父、義母と共に暮らしている。しかし、夫は家庭を顧みず・・・トレーラーハウスで暮らす貧しい男は、裏で弁護士のような仕事をしている

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    2018年12月27日
  • 穢れた風

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    刑事オリヴァー&ピアのシリーズ5作目。
    オリヴァーは主席警部で、ピアは同僚です。
    これでやっと順番通りの刊行になる?
    とはいえ、4作目を読んだのがだいぶ前なので~刑事たちの人間関係を思い出すのにしばらくかかりましたよ。

    風力発電建設会社で、妙な事件が起きます。
    ドイツでは、原子力に頼らない再生可能エネルギーの開発が盛んになっているそう。
    彼らの住む州には、フランクフルトを含む都市部と風光明媚な郊外の両方があり、風力発電はまだ盛んではないとのこと。
    メルヘン街道もあるそうですから、景観破壊になっては困りますよね。

    オリヴァーの父親は伯爵で、地元の名士。
    事件に関係する老いた農場主は、古い知り

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    2018年04月05日