ネレ・ノイハウスのレビュー一覧

  • 悪女は自殺しない

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    シリーズ第1作。先に翻訳された『深い疵』『白雪姫には死んでもらう』に比べると幾分、面白味は少ないが、それでもレベルは高い。

    七年間の休職から復帰した刑事ピアは、上司のオリヴァーとともに女性の偽装自殺事件の真相に迫る。

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    2015年06月22日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    「深い疵」で知った作者の2冊目。面白く読みましたが、登場人物が多かったり、時系列がわからなくなったりなので、自分でカレンダー的にメモを取りながら読みました。
    オチは容易にわかるのですが、この小さな村の人物相関図を理解する面白さはありました。

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    2014年10月05日
  • 深い疵

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    面白かったので一気読みした!ただ、当該の人物の関係がちょっとゴチャゴチャしてしまって相関図を見ながら、読み進めた。でも、物語に散らばる伏線や真相に至るまでは引き込まれるので、海外ミステリー好きな方には、オススメの一冊!

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    2014年09月12日
  • 深い疵

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    ネタバレ

    ドイツのミステリィ。
    登場人物が多いうえに、視点が次々と切り替わるので、決して読みやすいとは言いがたい。
    しかし、その複雑さのなかに織り込まれた伏線が、きれいに解消されていく後半は、これぞ、ミステリィという出来。
    旧名家のスキャンダルモノ(というジャンルがあるのだろうか?)の典型のような物語展開。このパターンだと、被害者の数の割に、「スキャンダル」の内容そのものが小粒(いけない関係の隠し子が、とか)だったりして、「え、たったそれだけのことを隠すためにこんなに人が亡くなったの?」と後味が悪いことがあるんですが、本作のスキャンダルは、かなりショッキング。

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    2014年08月18日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    ドイツミステリーは初読でした。
    翻訳家さんのおかげか、ストーリーのおかげか、とても読みやすく、中盤からは一気読みでした。
    ドイツは土地勘、宗教観など、恥ずかしながら全く予備知識がありませんでしたが、違和感を感じることなく、面白く読み終えました。どんよりと流れる空気が、新鮮でした。田舎が舞台ですが、日本やアメリカの田舎とは違った雰囲気で、サスペンスを引き立てます。
    これから著者の他作品を読んでみます!

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    2014年03月21日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    プロット、キャラ設定ともにしっかりしてて面白かった!オリヴァー&ピアのコンビがいい。滝沢&音道コンビをちょっと思い出した。宣伝文句には「人間のおぞましさと魅力を描いた衝撃の警察小説」とあったから、もっと暗い話かと思ったけれど、カラッとしたエンターテインメント(事件は痛ましいけれど)。映像化できそう。シリーズ全部読んでみたい。

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    2014年02月08日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    身に覚えのない殺人の罪を着せられて服役した男が山間の小さな集落に帰ってきた・・・。
    最近、こういう設定のミステリを続けて読んだ(『川は静かに流れ』、『ねじれた文字、ねじれた路』)ので、ああこれもまた、と思いながら読み始めた。が、それにしてもこのドイツの田舎の閉鎖性たるや、すごい。横溝正史ワールドを思い出す。
    ということで、そこにうずまく村人たちの情念・怨念も深く・・・。
    そしてまた、オリヴァーとピアという愛すべき警官ペアの私生活描写にも手を抜いていないのがいい。
    登場人物が徹底して人間くさい。そこが読者をつかんでいるのだと思う。

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    2014年01月20日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    小さな村で起こった殺人事件。無実を訴えながらも刑に服した青年が、その村に戻ってきたことから始まる物語です。

    嫉妬、恐れ、ひがみ。
    そんな人間の負の感情が複雑に絡み合い、事件の真相はなかなか見えてきません。

    犯人みっけ!と思った時は、まだまだ物語の中盤。もちろんその後も新たな事実がでできて、全く想像だにしなかった人物が…

    ドイツ語の名前や地名に苦労しつつも、ページをめくる手が止まりませんでした。

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    2014年01月08日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    何とも刺激的なタイトルですが、タイトルどおり殺されたのは当時17歳の美少女。学校の演劇で主役の白雪姫の座を射止めたのですが、その役を演じることなく行方不明になってしまいました。さらに彼女と同時期に行方不明になった少女がもう一人いました。やがて、二人を殺したとしして元恋人の少年が逮捕されました。その少年、トビアス・ザルトリウスは、状況証拠だけで10年の刑に処することになります。彼は翌年に大学へ行くことになっており、学業だけでなく性格も良く、村の女の子たちの注目の的の存在でした。この物語は彼がその10年の刑務所暮らしから出所したところから始まります。自宅に戻った彼はその変わり様に愕然とします。父が

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    2014年01月02日
  • 深い疵

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    自分の出自がわからない苦悩は計り知れず、またその真実も想像の上をゆく。巧妙に偽っても長い時を経て過去が風化しても自分の行いのツケはくるのだと思い知らされ、負の歴史が重い影を落とす話だった。
    犯人の心の内、もう少し知りたかったな。
    先読みした『白雪姫には死んでもらう』もそうだったが、男女の思考や行動の特徴が明快で国境を越えてあるある~と頷いてしまう。

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    2022年07月30日
  • 死体は笑みを招く

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    何組かの親子関係の絡み合いが複雑だが面白かった。
    ピアやオリヴァーは事件の関係者に恋愛感情を持ちまくって大丈夫なのか?という感じがした。人としての好き嫌いで見過ぎなように思えるというか…。事件の難しさや犯人の狡猾さではない部分で苦戦するのはなんだか焦ったいと感じた。

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    2025年11月16日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    ネタバレ

    ずっと気になっていたタイトル。
    これまでの三作品を経て、ようやく辿り着いた。

    多めの登場人物にももう驚かない。
    しっかりメモメモ。
    短い章立て、目まぐるしく入れ替わる人物たち。
    今回はミステリーのヒントも多めに与えられ、
    メモ、びっしり!
    この作品の犯人わかった人がいたらすごい。

    それに加えて警察側のメンバーの私生活も盛りだくさんで…。
    もう今回で私、オリヴァーのこと嫌いになっちゃったかも。
    自分のプライベートが大変すぎて
    まともに仕事が手につかず、な割に
    相変わらず魅力的な女性に出会うと心フラフラ。
    途中からほぼピアが仕切ってるし。。
    にもかかわらず昇級ってどういうこと?

    気になる厄介

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    2025年07月15日
  • 深い疵

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    ネタバレ

    シリーズ三作目だけど、日本ではこの作品が最初に刊行されていて、これまでの二作品より少し読みやすくなった。が、相変わらず登場人物多数で相当複雑。

    犠牲者たちはみな高齢で、
    処刑のようなやり方で殺害されていた。
    これはかなりの恨みを感じる!

    おもしろいんだけど、ちょっと長い。
    警察が推理する犯人も、
    いやなんかそれ、ちょっと違うんじゃ…という感じがして。
    毎回彼らの推理はなんだか的外れな感じだし、
    容疑者に対する言動も相変わらずあり得ない、って思う。(オリヴァー、なんで1人で会いに行った?下心感じるわー。)

    今作でオリヴァーとピアの関係が一段階深まった感じがしたのは好ましかった。
    この2人、

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    2025年07月08日
  • 死体は笑みを招く

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    オリヴァー&ピア、シリーズ第二弾。
    前回同様登場人物の多さと名前に四苦八苦。
    でも今回はそれぞれのキャラクターがまあまあ描き分けられていたので、前ほどのストレスは感じず。
    オリヴァーとピア、そして同僚たちにもようやく血が通ってきた。
    ピアとソリの合わないフランクも良いスパイス。

    ここから本の内容に触れます。



    最近読み始めたドイツ発ミステリー。
    登場人物たちの恋愛事情に物申す!

    一作目のオリヴァーもそうだったけど、
    ピア、ちょっとフラフラしすぎじゃない?
    1人ならまだしも、2人いっぺんに恋愛対象として見る?
    それに結婚してるし。
    それに事件関係者だし!もしかしたら犯人かも知れな

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    2025年06月09日
  • 友情よここで終われ

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    相変わらず
    登場人物が多くて、
    しかも当然のごとくドイツ名なので
    とても覚えられない!

    事件の経過もややこしい!

    でもピアとオリヴァーたち
    レギュラーメンバーの個人的な物語が
    面白くて、

    毎回の事件とともに
    彼らのプライベートも動くから
    続きが知りたくてやめられない…

    というジレンマです。

    今回の後書きにも
    ノイハウスさんが
    私の小説は登場人物が多いですと
    開き直って?宣言してはりました。

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    2025年05月30日
  • 死体は笑みを招く

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    オリヴァー&ピア・シリーズ2作目。一作目同様にちょっとごちゃごちゃして読みにくい部分も。登場人物の名前が覚えにくい。ただ、ここまでは自費出版で次作からが出版社の出版で面白くなってくるようなので、次作に期待。

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    2025年05月17日
  • 森の中に埋めた

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    もうやめられない
    オリヴァー&ピアシリーズ。

    ドイツの地名人名が
    覚えられないのと
    登場人物が多すぎるのは
    このシリーズの特徴ですが
    それらを補ってあまりある面白さ。

    特にオリヴァーとピアの
    人間性や内面、環境が
    興味深くて目が離せません。

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    2025年05月08日
  • 悪女は自殺しない

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    以前から読んでみたかった、オリヴァー&ピアシリーズ1作目。これは自費出版されたとのことで、確かにくどい部分や必要性を感じない部分などもあったが、まずまず面白かった。シリーズ作品を読み進めていってみたいと思える作品であった。

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    2025年04月25日
  • 穢れた風

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    誰の意向か
    ③⇨④⇨①⇨②
    の順で読まされたオリヴァー&ピアシリーズ、
    やっと通常の順番で読めることに。

    だがしかし! 
    登場人物は悪者嘘つきばかりだし
    少年の闇も深いし
    家族愛がなさ過ぎだし
    あんまり…だったかな

    何よりオリヴァーさん、
    女性に弱過ぎ!笑


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    2025年04月03日
  • 死体は笑みを招く

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    3冊め、4冊めを先に出して
    シリーズ1冊め2冊めを
    後から出版するというこの手法、
    どうなんですか?

    翻訳者の意向だそうですが
    辛抱強く付き合ったものの
    不満タラタラです笑

    でもこれでやっと順番通り読める!

    シリーズもので
    主役ふたりの家族や恋愛事情もあり、
    粛々と最初から読みたかったです


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    2025年03月09日