ネレ・ノイハウスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ三作目だけど、日本ではこの作品が最初に刊行されていて、これまでの二作品より少し読みやすくなった。が、相変わらず登場人物多数で相当複雑。
犠牲者たちはみな高齢で、
処刑のようなやり方で殺害されていた。
これはかなりの恨みを感じる!
おもしろいんだけど、ちょっと長い。
警察が推理する犯人も、
いやなんかそれ、ちょっと違うんじゃ…という感じがして。
毎回彼らの推理はなんだか的外れな感じだし、
容疑者に対する言動も相変わらずあり得ない、って思う。(オリヴァー、なんで1人で会いに行った?下心感じるわー。)
今作でオリヴァーとピアの関係が一段階深まった感じがしたのは好ましかった。
この2人、お互いに最愛のパートナーがいるため
わたしが嫌いな社内恋愛に発展することがなさそうなところも安心。
毎回気になるピアの同僚フランクは、今回謎の行動。
理由が最後にはわかると思って楽しみにしてたのに、
そこはなおざりか〜〜い。 -
Posted by ブクログ
オリヴァー&ピア、シリーズ第二弾。
前回同様登場人物の多さと名前に四苦八苦。
でも今回はそれぞれのキャラクターがまあまあ描き分けられていたので、前ほどのストレスは感じず。
オリヴァーとピア、そして同僚たちにもようやく血が通ってきた。
ピアとソリの合わないフランクも良いスパイス。
ここから本の内容に触れます。
最近読み始めたドイツ発ミステリー。
登場人物たちの恋愛事情に物申す!
一作目のオリヴァーもそうだったけど、
ピア、ちょっとフラフラしすぎじゃない?
1人ならまだしも、2人いっぺんに恋愛対象として見る?
それに結婚してるし。
それに事件関係者だし!もしかしたら犯人かも知れないのに。
これはドイツ国民のお国柄から来るものなのか、たまたまそんな小説に出会ってしまったのか、気になる。
気になりすぎる。
わたしは恋愛要素入ってくるのが苦手なので
今回そこがちょっと過剰に描かれていて
(ちょっとうんざり)。←心の声
あと、ピアの過去が明らかになる場面で。
ピアにつきまとっていた男性の名前が
現在一緒に働いてる同僚と同じって、
ちょっといやだなぁ。
自分に傷を負わせた男と同じ名前の同僚と働くの、
つらい。。
特に意図がないのなら他の名前でよかったのでは、と思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレ
巻末の解説の中に「王子は死体愛好家」とあったので、ビックリして他で調べてみたら、伝承民話であるため、話のバージョンはいろいろあるが死体愛好家とハッキリと示唆する話はないようである。ただ、初対面で既に死んでいるものを強引に譲り受け、それを自室に運びこんで眺め、しまいには常に側に置いて眺めていないとごはんも喉を通らなくなり、外出時にまで必ず家来に持ち運ばせたり、と言った件がある話から、そのような解釈がなされることもあるらしい。もっとビックリした事には、ペドフィリアの話だ、という説もあるらしい。最後に姫を助けにいくのは王子ではなく父親で、父娘で幸せに暮らしました、で完結する伝承民話があるそうで、それが父と娘として幸せにか、父と娘二人きりでラブラブにという意味か、どちらにも解釈できるため、そのようにも言われているらしい。さらにもっとビックリしたのは、小人一人一人と白雪姫が毎夜、ベッドを共にしたからこそ七人の小人であったらしく、亡くなった白雪姫の身体にはその証拠に、、、あっ、このくらいで辞めておきます。話が脱線し過ぎて、『白雪姫』のレビューだか、『白雪姫には死んでもらう』のレビューだか、わからなくなってしまいました(^^;;すみません
ドイツの童話である「白雪姫」がタイトルに付くドイツのミステリー。白雪姫のような「肌は雪のように白く、髪は黒檀のように黒く、唇は血のように赤い」美少女の死にまつわるお話。閉鎖的な集落の人々が、それぞれの都合で真実に目を瞑り、嘘を突き通す。たとえそれが、無実の青年に濡れ衣を被せ、彼の人生を狂わせ、その家族を破滅に追い込もうとも、村人達は嘘に嘘を重ねていく。嘘を突き通す人々とそれに同調していく人々。
刑事オリヴァーとピアの活躍で、最後に真実が暴かれ、青年と色白の繊細な顔立ち、ふくよかな唇、なんでもお見通しのような黒い瞳の持ち主である死なずにすんだもう一人の白雪姫、死んでしまった白雪姫を守っていた自閉症のティースは新しい人生をやり直す。
ドロドロした人間関係のドイツミステリーも割に好きな私です。 -
Posted by ブクログ
ドイツの警察小説・オリヴァー&ピアシリーズ第八作。
一年間の長期休暇(サバティカルというらしい)を年明けに取ることにしたオリヴァー。今回は休暇前の最後の事件となる。しかし事件の被害者や関係者はオリヴァーの知人ばかり。更にはオリヴァーにとってはとても苦い、少年時代に起きた不幸な事件を甦らせることにもなる。
これまで様々な国内国外様々な警察小説を読んできたが、警察官のキャラクターも様々。悪徳警官もいれば正義感の塊のような警官もいる。どんな悪意や憎悪も跳ね返す強いメンタルの持ち主もいれば、いつまでも引き摺ってしまう警官もいる。
オリヴァー自身は事件と上手く距離を取って来た、などと評価しているが、これまでシリーズを読んできた人間からは引き摺られまくりのごく普通な人間だ。そして今回、彼の少年時代が明らかになったことでその印象は更に強まった。
貴族階級の生まれでスマートで優しくて、でもどこか気弱で鬱屈を抱えている。少年時代の彼は正にそのままだった。いわゆるリーダー格の不良少年たちに逆らえず、何とか距離を保って付き合っていた図が目に浮かぶ。
改めて、舞台のルッペルツハインという地域もコミュニティも狭くて、人間関係が濃いなと思う。オリヴァー自身、町の人たちは子どもの頃からの付き合いが多いし、あるいは親の代、さらにその上の代からの付き合いもある。
なのにオリヴァーは友人や知人同士が結婚したり別れたりしたことを知らなかったりもするのだが。
それにしてもこういう場所で警察官の仕事をするのはやりにくくないだろうかと改めて思う。特に今回はピアが心配して捜査から外れるように助言するほど事件はオリヴァーの周囲で起こる。
相変わらずのページ数と長い人名と登場人物の多さでなかなか読み進まなかったが、結末としては謎が解けてスッキリした部分とあまりの身勝手さ残酷さに腹立たしい気持ちとが織り混ざる、シリーズお約束の読後感だった。
そして思うこと。オリヴァーは女性を見る目がない!元妻といい、元彼女といい。今回の彼女カロリーネはどうだろうか。上手くいくと良いのだが。
そして娘のゾフィアはこれまた元妻に似て厄介な感じ。これからも苦労しそうだ。
一方のピア。オリヴァーに代わり今回の事件の指揮を取っているがすっかり慣れたもの。たまにヒステリックになることはあっても上手くチームを率いている。そしてオリヴァー休暇中は後任として課長になることが決まった。
既に次作は本国で発売されているようだが、オリヴァーは不在で物語が進むのか、ピアはどんな活躍をするのか。訳者さんの予告によるとピアの家族にまつわる秘密が明かされるらしい。
※シリーズ作品一覧
本国での出版順なので日本語翻訳版の出版順とは違います。
(★はレビュー登録あり)
①「悪女は自殺しない」
②「死体は笑みを招く」
③「深い疵」★
④「白雪姫には死んでもらう」
⑤「穢れた風」★
⑥「悪しき狼」★
⑦「生者と死者に告ぐ」★
⑧ 本作 ★