水上勉のレビュー一覧
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ネタバレ越後つついし親不知
親不知、歌川、歌合
市振から糸魚川へ
親不知石灰採掘場
越後つついし
糸魚川警察署
お日はちりちり山端にかかる
わしの仕事は小川ほど
お日が暮れたら、あかりをつけて、親の名づけの妻を待つ
親の名づけの妻さえあれば、わしもこの様に身は捨てぬ
何もこの世に身は捨てなよと、後にことばをのこされた
仕舞うて帰にゃるか有馬の駕籠衆、おだて河原をたよたよと
おだて河原をたよたよ越えて、あいの小川の数知れぬ
松となりたや、有馬の松に、藤にまかれて、寝とござる
桑の子
若狭の大飯郡 岡田部落
「釈迦釈迦」の行事
有明物語
奥信濃北アルプス山麓 有明村
大糸線 穂高駅から五里
棺
敦 -
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1963(昭和38)年刊、昭和のミステリの名作ということなので、読んでみた。作者の水上勉はミステリ作家というより普通小説の作家のイメージで、以前読んだものにはあまり魅力を感じなかったので興味を抱けない作家だった。
本作は全体としてミステリの大枠を持つ。殺人等の犯人は最初から分かっているが、具体的な行為や背景の真実を求める形のミステリである。
しかし、下北半島出身の娼婦杉戸八重の境遇の変化が上巻の後半で延々と語られ、人間の生き様や運命をヒューマニスティックに描く普通小説としての側面が強い。単純にミステリを読みたいと思ったこんにちの読者なら、本作を長すぎて退屈なものと感じる可能性があるだろう -
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若いころから、禅の世界に魅かれています。禅のもつシンプルだけど力強い雰囲気が好きで、座禅を組みにお寺に通ったこともあります。
しかし実際に学ぼうとすると、書いてあることが壮大な虚構に感じられたり、難解な公案で理解不能に陥ったりと、近づくことの難しさを実感してきました。
本書は、始祖の達磨から始まり中国での発達を経て日本に移入、展開されてきた歴史を、数々の禅僧の生き方の中に見ようというもの。
筆者自身、若年のころ禅寺に預けられ、その後に離れた経験をお持ちで、禅の実践者として、また客観的な観察者として、記述を進められます。
禅は不立文字の世界。言葉ではなく全人格的な経験を重んじます。組織化、教 -
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1950(昭和25)年7月2日の未明に起きた金閣寺放火事件。犯人は同寺徒弟の林養賢という21歳の男。これだけでじゅうぶん衝撃的な事件なのに、駆けつけた母親は息子に面会を拒否され、帰宅途中の汽車から身を投じて死亡。放火の動機にさまざまな憶測が飛び交うなか、20年もの歳月をかけて調査を重ねた水上勉渾身のノンフィクションです。
自身も僧を目指したことのあった著者の水上は、貧寺に生まれた養賢にかつての自分のことを重ね合わせたのか、養賢の郷里へも足を運んでつぶさに聞き取りをおこなっています。それによって浮かび上がる、養賢の過酷な運命、事件の全貌。
文庫本の字が小さいのと(老眼が来ている身にはツライ(