雁の寺・越前竹人形

雁の寺・越前竹人形

作者名 :
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作品内容

“軍艦頭”と罵倒され、乞食女の捨て子として惨めな日々を送ってきた少年僧・慈念の、殺人にいたる鬱積した孤独な怨念の凝集を見詰める、直木賞受賞作『雁の寺』。竹の精のように美しい妻・玉枝と、彼女の上に亡き母の面影を見出し、母親としての愛情を求める竹細工師・喜助との、余りにもはかない愛の姿を、越前の竹林を背景に描く『越前竹人形』。水上文学の代表的名作2編。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2014年10月31日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

    Posted by ブクログ 2014年07月14日

    北陸と京都、著者の生きた土地に根ざした物語。「雁の寺」は、「金閣寺炎上」の修行僧を彷彿させる。醜い容姿、貧困、母性への思いが、ある事をきっかけに彼を破滅へと向かわせる。ミステリーの要素もある作品。「越前竹人形」でもコンプレックス、母性がキーワード。しかしこの作品の主人公は強い信念とたぐいまれな竹細工...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月18日

    作者自身の体験を元にしたとされる禅寺の生活描写はリアリティがあった。
    物語としては細かい時間設定や、伏線、登場人物たちの心理描写が読んでいて飽きなかった

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    Posted by ブクログ 2018年11月13日

    『雁の寺』がミステリで『越前竹人形』が夫婦もの
    それぞれある事件における心境小説のおもむき
    時代背景は大正から昭和初期で描写もそういう味わい
    この作品が書かれた「現代」でも成り立つけれど
    ふいんきとしてやや昔のほうが興ありげ
    そういう景色を通して心境を表現するのは
    もちろん良く出来ているけれど
    登場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月18日

    やむにやまれずおかれた状況で翻弄される女性。そこにそこはかとない艶っぽさのようなものが漂う。そういう二編だった。若尾文子主演で映画化されているのでそれも併せて見るといいと思う。小説は醸しだす独特の雰囲気があっていい。

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    Posted by ブクログ 2014年10月04日

    【本の内容】
    乞食女の捨て子として惨めな日々を送ってきた少年僧の、殺人に至る鬱積した孤独な怨念の凝集を見詰める、直木賞受賞作「雁の寺」。

    美しい妻に母の面影を見出し、母親としての愛情を求める竹細工の愛情「越前竹人形」。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    直木賞受賞作「雁の寺」を含む中篇2編が収め...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「雁の寺」のモデルとなっている京都の相国寺に行く機会があったので、どうせならば読んでおこうと思って読んだ小説。
    異相の少年僧と、少年僧の師匠の愛妾の物語。といってもロマンスには遠く、少年僧の心中に鬱積していく殺意を、硬質な描写であらわした物語でしょうか。
    雁の母が子に嘴から餌を与えている絵を、じっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    内容は平凡。けど水上勉作品全てに共通する官能美がここにも存在する。水上氏のあやつる京言葉は怪しく艶かしく美しい。京言葉で綴られる女達の妄念執念などが白眉。

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    Posted by ブクログ 2016年05月10日

    「雁の寺」直木賞作品。私小説の部分もあるのだろうか?師匠殺しの動機が わかりにくいが、エディプスコンプレックスの一種なのだろうか

    南獄から慈海に 渡った 雁の絵と里子は同一の存在と考えていいのか。

    鳶のエサ蓄積所は 他に 意味はあるのか。慈念が銃の訓練を嫌がった理由は何か。慈念は 里子を母親と同...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月17日

    表題作。推理小説として読めばたいしたことはない(もちろんこんなのを「書け」と言われても到底書くことなんてできないけれど)。
    小説としてみれば奥が深い。

    まだ何作かしか読んだことはないけれど、水上勉という人はかなりコンプレックスがあったのかな。見かけに。背が低いとか、頭がでかいとか。なぜかそんな主人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    やはり名作と呼ばれる物は面白いのだなと改めて思わせてくれた本。
    2編とも、物語自体には、激しい起伏は無いのに、どちらも妖艶であり、その景色が目に見えるように美しい。特に雁の寺、雁の襖絵が色鮮やかに、眼前に広がりました。

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