水上勉のレビュー一覧

  • ブンナよ、木からおりてこい

    Posted by ブクログ

    弱肉強食の世界を、偽りなく伝えてくれていると思う。
    生きることを当たり前に思わせない、小学生にも読んでもらいたいなって思う。

    0
    2009年10月04日
  • 雁の寺・越前竹人形

    Posted by ブクログ

    内容は平凡。けど水上勉作品全てに共通する官能美がここにも存在する。水上氏のあやつる京言葉は怪しく艶かしく美しい。京言葉で綴られる女達の妄念執念などが白眉。

    0
    2009年10月04日
  • 雁の寺・越前竹人形

    Posted by ブクログ

    再読、★3.5のおまけなし。
    何だか昭和50年代辺りの日本映画(これ、あまり良い意味ではないです。。。)を観ているような感覚で読めました。それだけ映像感を喚起するものではあるかと。
    両作とも異形の登場人物を配しておりますが、そこに作家はどういう意味を含ませたかったのか?
    現在とは随分と違う時代を背景にしているだけにその辺りの肌感を知りたい、逆に言えば、結構な違和感を覚える設定なり物語の組み立てではあります。

    0
    2026年01月22日
  • 飢餓海峡(下)

    Posted by ブクログ

    凄く面白かった。一気読み。

    だけどどうしても疑問。葛城時子を訪問した親戚を名乗る男は結局誰なのよー。そこに触れられず終わるのはミスなんですかね。なので星3つです。

    0
    2025年12月14日
  • 飢餓海峡(下)

    Posted by ブクログ

    たしか、facebookで紹介されていて、手に取ってみたがこれは面白かった!
    私にゆかりのある、北海道、下北、そして舞鶴と出てきたのも嬉しい設定。この夏の思い出となる2冊。

    0
    2025年08月19日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    旬の食材を使って料理を作りたくなりました。
    丁寧な暮らしってこういうことなんでしょうね。
    我が家の家庭菜園のミニトマトや枝豆の収穫がより楽しみになりました。

    0
    2025年06月22日
  • 飢餓海峡(上)

    Posted by ブクログ

    戦前から戦後にかけて、この本に書かれたように日本は貧しかったのだろう。貧しさから罪を犯す、貧しさから身を売る。生きるために必死だった時代を思い、やり切れなさを感じる。

    0
    2025年05月17日
  • P+D BOOKS 五番町夕霧楼

    Posted by ブクログ

    金閣寺炎上事件に関心があったので読んでみました。
    古い本なので難しいかなと思いましたが、読みやすくて最後まで苦なく読めました。
    愛とか性とか差別とか劣等感とか、そんなのばかりで楽しくなるような作品ではありません。
    夕子さんが現実にいたならどんな人か気になります!

    0
    2025年03月11日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    9歳から禅宗寺院の庫裡(くり)で暮らし、精進料理を覚えた村上勉さん。16歳から18歳までは、等持院で尾関本孝老師の隠侍(身の回りのお世話係)をこなしていた。老師の食事も作り、精進料理を学んだ。貧乏寺でなにもない台所から絞り出すのが精進で、それは土を喰らうものだと思ったのは、畑と相談しながら料理を作っていたからだそうだ。そんな村上さんが12ヶ月間、山荘の台所で土を喰らう生活をしたときのレシピとエッセイ。

    土を喰らう生活という表現でもわかるように、畑から取ってきたり、掘り出したりしたものを、ただ焼いたりするだけの料理なのに、とてもおいしそうに思えた。取れ立てで、皮を薄く剥いて、素材の味を楽しむ料理は、今の時代ではとても貴重なもののように思えた。レンジで簡単にすぐできるもの、たくさんの調味料を使って作ったものを普段いただいているから、余計にそう思えたのかもしれない。この本は昭和53年に出版されたものだが、その当時でも、売られている野菜はもう本来の味ではなかったようだ。今も大根が辛かったりしたら、買ったのを失敗した気がしてしまう。本当の野菜の味を私は知らないんだなと思った。

    この本を読むと、竹の子を掘ったり、きのこを採ったり、野菜を育てて食べることに憧れる。本当に生易しい生活ではなかったと思うけれど、自然の中で生活したことのない私は、そんなことを思った。生きるために何を食べるのかということについても考えさせられた。

    ちなみに映画もとてもよかった。季節に合わせて撮られた映像や自然の音に、心が落ち着いた。

    0
    2024年06月25日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    水上氏が軽井沢の自宅で自ら作る料理について月ごとのエッセイで綴る。昭和の作品だが色褪せた感じはしない。むしろ、ホッとする感じだった。

    0
    2024年06月03日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    以前はお寺の小僧やっていて今は軽井沢に住む著者が、昔教わった精進料理をベースに身近で取れる野菜果物、四季の食を書く。

    私も春はふきや蕗の薹を楽しみにしており、より自然に近い暮らしをしている筆者を羨ましくも思う。また、野生の食材を美味しくいただく為の手間も結構なものなのだと。この手間を楽しめるようになると良いのだが。

    父に送りたい一冊と思った。

    0
    2024年05月10日
  • 禅とは何か それは達磨から始まった

    Posted by ブクログ

    禅の歴史を幅広に見る本。
    個人的には幅が広すぎて話がまとまらない印象を受けた。
    内容も網羅的ではない気がしており、私には難しかった。
    でも禅とは何か(歴史や美術、政治ではなく、純粋な行為である)というメッセージは、歴史的政治的側面に興味が湧きがちな私にはハッとさせられるものがあった。
    そして大徳寺は昔から腐敗している時期があったらしい(いつでもそんなもんかと思った

    0
    2024年04月14日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    昔住んでいた付近のお話が沢山出てきて懐かしい気持ちになった。
    お料理もこんな風に毎日用意出来たらなと思う。
    そして自分が料理するときに、食材をどれだけ無駄にしているんだろうと振り返るきっかけになった。

    あまりお寺の事には興味がないので、そういう人には馴染みのない言葉が結構出てくるので大変かもしれない。

    0
    2024年01月23日
  • 櫻守

    Posted by ブクログ

    桜を愛し守り続ける人々の心意気を描く。実在の人物をモデルにしたというから驚きだ。このように桜を愛する人がいたというだけでうれしくなってくる。桜は染井吉野だけではなく、様々な種類があることにも驚かされた。まさしく、日本は桜の国だ。

    0
    2023年08月05日
  • P+D BOOKS 五番町夕霧楼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木樵の娘から京都で遊女になった夕子と、幼なじみでどもりの若い修行僧の悲恋を描く。なぜ僧は国宝の鳳閣に放火したのか、なぜ夕子は僧の後を追って自殺したのか、謎は明かされないが、それがかえって理不尽で哀しい。

    0
    2023年07月26日
  • 飢餓海峡(下)

    Posted by ブクログ

    上巻に引き続き分厚い
    超大作だった
    慣れない時代背景に中々頭が追いつかなかった上巻だったが、下巻は慣れて来たのと先が気になるのとで割とすんなり読み進めた
    ・
    京一郎を真っ直ぐに慕う八重が哀しい
    ただ、戦後の貧困の中で必死にもがいていた京一郎の境遇を知るにつれ、哀しみが増した
    ・
    ミステリー小説に分類されるのだろうが、登場人物一人一人を緻密に描いており、つい感情移入してしまう

    0
    2023年07月04日
  • 「般若心経」を読む

    Posted by ブクログ

    引用が多いなぁ、と感じていたら、最後の方に「正眼国師」と「一休和尚」の心経解説を主にして、般若心経をいかに読むべきかを解く、本だと書いてあった。今まで読んだ本は、古典の引用の後にその内容を現代語訳してあるものが多かったので、今回は一つ一つの引用をじっくりと味わって読むことはせずに済ませてしまった。もう一度じっくり時間をかけて読んでみたいと思う。

    頭では心経の言っていることはわかるけど、自分の人生にそれを当てはめたときには納得し切れない、といった単にお坊さんの書いた解説書ではなく、凡夫の悩みが垣間見れる。

    もう一度作者が何を目指してこの本を書いているのかをしっかりと理解できるような読み方をしてみた。

    0
    2023年05月25日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    映画『土を喰らう十二ヵ月』に感動したので、原作の料理エッセイも読んでみた。しかし物語部分はほぼ映画のオリジナル。このようなエッセイを土台にして、よくあのような物語を作り上げたものだと感心する。
    しかしそこに流れる仏教的なテーマは、確かにこの原作から受け継いだものだ。水上勉は少年時代に禅寺へ修行に出されていた。このエッセイは、その頃に覚えた精進料理を、還俗した今、どのような形で食卓に取り入れているかを語ったものだ。精進料理と、その底流にある思想を語ることは、禅の教えを語ることに通じる。その極めて本質的な部分をすくい上げることで、あの映画が出来たことを思うと、あらためて感動してしまう。

    ただし都会人の悲しさよ。読んでも分からない部分が多すぎる。豆腐や梅干しは分かるが、地梨子とか水芹とか言われても、どんな植物かよく分からない。たらの芽とかクワイとか、名前は知っていても味が分からない。松茸は、高すぎて食べられない。ましてや竹による筍の味の違いなど分かろうはずもない。そもそも普段「筍」として食べているのは何の竹なんだという具合。そんなわけで、さすがに距離を感じてしまう部分が多かったのが残念。

    0
    2022年11月30日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    土を喰う日々。タイトル通りのエッセイで、精進料理を作り方を教わった水上さんが、かつての師匠たちの言葉を思い出しながらこさえる料理だったり、自らの経験を積み重ねて工夫した一品だったり。肩肘はらずに、季節の野菜や山菜や果実でこしらえる料理の数々に、ああ料理というのはただ腹を満たせばよいのではないんだ。と、当たり前なことを思う。

    0
    2022年11月15日
  • 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―

    Posted by ブクログ

    渋皮が少し残った栗、人より長生きする梅干し、山でどんどん採れていた松茸、軽井沢の畑で育った細くて辛い大根。
    作者が小さな頃に禅寺で身に付けた精進料理は、文字にしても、どこか土の香りが口の中に広がる。
    少し気難しいおじいちゃんに、昔話をしてもらいながら、ご飯を食べているかのよう。

    0
    2022年08月06日